黛雅俊さんの映画レビュー・感想・評価

黛雅俊

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来る(2018年製作の映画)

3.5

原作はホラーだけど、映画はエンターテイメント寄り。
OPのKingKruleなど中島監督らしい選曲が最高だったし、漫画『双方亭壊すべし』のような霊能者大集合シーンは心踊りました。怖いのが苦手な人でも観
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

4.0

いまアメリカで社会現象を巻き起こしている海外ドラマ「ストレンジャーシングス」が日本でも注目されている。その作品に影響を与えたひとつである、1990年に公開され数多くの人をピエロ恐怖症に陥れた「IT/イ>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.4

"ダンケルクの奇跡"と語られる「ダイナモ作戦」の映画化、しかも監督がクリストファーノーランと聞いて期待せざるを得ない作品。
淡々と進みながらも、終始息をつかせぬ展開はノーラン監督の「メメント」を彷彿と
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あさひなぐ(2017年製作の映画)

3.4

原作未読で鑑賞しましたが、予想以上に楽しめました。鑑賞後に原作も全て読みましたが、正直どちらも良いなと思います。こういった漫画実写化作品を原作未読で観るのは初めてでしたが、この作品に関しては見てなくて>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.7

都内に住んでいて、人の性格がよく見えるのは電車の中だと思う。通勤でほぼ毎日使っているし、多くの利用しているからこそ、人の本質がマナーに出ている気がする。
そんな電車(新幹線だけど)を舞台にしたのが、こ
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.5

とんでもない映画が出てきた。前半のカーチェイスと後半の怒涛の展開。そして、古き良き音楽が映画をより盛り上げる。爽快な逃走劇の先にあるラストも清々しくて心から「良い映画が観れた」と思えた。まさしく今年イ>>続きを読む

HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY(2017年製作の映画)

3.6

いつの時代も男は不良喧嘩モノが好き。LDH系だから一歩引いてる人もいるかも知れないけれど、予算の掛け方やアクションなど邦画の中ではトップクラス。臭い台詞やツッコミどころのある内容も、作品の熱量でかき消>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.9

ホラーなのかサスペンスなのか…、ストーリーが進むにつれてこの作品の思うツボにはまってしまう。反日とキリスト教が深く関わっていて、きっと一度見ただけでは意味不明な人も多いはず。その後に調べれば調べるほど>>続きを読む

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

2.2

アーティスティックな映像が美しく引き込まれた。ただ、ストーリーが個人的にはイマイチ。同じ系統の作品なら「ブラックスワン」のほうが一つ上手。

お嬢さん(2016年製作の映画)

3.2

韓国の18禁アナ雪こと「お嬢さん(アガシ)」。一転二転するストーリー展開はパク・チャヌクならでは。ただ、ほとんどのレビューで言われている日本語が気になって映画に集中できない場面もあった。

銀魂(2017年製作の映画)

2.7

空知先生と福田監督が合わされば、実写でも面白くないはずがない。予想通り、ギリギリのパロディネタで館内が爆笑の渦でした。
原作にはないパロディネタばかりだったので、深夜帯のドラマ枠でまたやってほしい。

ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

2.6

シュワちゃんが満を持して復活を果たし、リブートされた「ターミネーター」。映画館で観れなかっただけに、DVDレンタルをすごく楽しみにしていました。
ターミネーターの1と2を観てきた人にはわかるオマージュ
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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

3.2

つまらなくはなかったけど、DCコミックの作品は観てるのにマーベル作品をあまり観てなかったせいで、特に感想が出てこない。「アイアンマン」や「キャプテンアメリカ」などきちんと観てから観るべきだったと後悔し>>続きを読む

リアル鬼ごっこ(2015年製作の映画)

2.8

園子温フィルムの中では一般的に「愛のむきだし」や「ヒミズ」が評価されていますが、個人的には園監督の真骨頂はエログロとバイオレンス、そしてブラックジョークだと思う。そんな要素が詰められているのがこの作品>>続きを読む

女優霊(1995年製作の映画)

2.4

ジャパンホラーの原点であるだけに、重苦しく不気味さが強調された作品。
同じ監督なだけに、よく「リング」と比較されますが、個人的にはこちらのほうが不気味さと理不尽さが際立っていて好きです。

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

2.6

展開が逸脱。前半と後半で主人公に対する考えが必ず変わります。最後も後味が悪く、人間の恐ろしさを再確認させてくれる作品。
ちなみに、この映画には実際にあった事件が元になっていて、その事件も後味が悪いです
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劇場版 MOZU(2015年製作の映画)

2.3

とにかく登場人物がタフすぎるし、後半の展開が早すぎて呆気をとられてしまった。腑に落ちない点も多かったけど、やはり役者の演技、ハードボイルドな雰囲気が最高。素直にカッコ良かったです。

グラスホッパー(2015年製作の映画)

2.5

僕にとって伊坂幸太郎と言ったらこの作品。実写化は絶対にされると思っていただけに、映画化&公開日をすごく楽しみにしていました。
正直言うと、原作を読んでいたとしても、「なんでこんなバレバレな展開にしたん
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寄生獣 完結編(2015年製作の映画)

2.4

原作と実写映画を比べるのも良くないと思うけれど、原作が好きなだけに、やはり詰め込みすぎて魅力が半減していた印象です。台詞など原作とは違うオリジナル要素も良い部分があれば悪い部分もあった。

新宿スワン(2015年製作の映画)

2.3

原作ファンなので期待せずに観たからか、思ったほどつまらなくは感じませんでした。ただ、おもしろいかと聞かれたら何とも言えません。
一番の不安要素であった綾野剛の龍彦ですが、自然と馴染んでいたし、すごく龍
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メイズ・ランナー(2013年製作の映画)

2.2

巨大迷路からの脱出という胸踊るキャッチコピーに惹かれて見ましたが、序盤から展開が読めてしまうのと、個人的にはあんなに大きな迷路ならもっと仕掛けだらけであってほしいと思ってしまいました。

ドラゴンボールZ 復活の「F」(2015年製作の映画)

2.5

青春時代にドラゴンボールを観ていた人たちへの同窓会的な映画。
漫画で初めてフリーザーが出てきた時の恐ろしさは凄まじかった記憶があります。ただ、この映画だといくらフリーザーが訓練を積んだからと言っても、
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龍三と七人の子分たち(2015年製作の映画)

2.6

北野武監督のヤクザ映画といえば「アウトレイジ」が有名。僕もそのバイオレンスな内容と役者のカッコよさに引き込まれました。一方、こちらの作品は、アウトレイジとは反対でコメディ色が強い作品。北野武さんらしい>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

キックアスで有名なマシュー・ヴォーン監督×スパイ映画。そして、予告編を観て度肝を抜かれたキレキレのアクションシーン。そこに、コリン・ファースが主演となれば、面白くないわけがない!
そんな期待をしすぎて
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映画「立候補」(2013年製作の映画)

3.8

おそらく多くの人が共感できないし、理解できない映画だと思う。
だけれど、何故だか心打たれる。
これは「選挙」の映画ではなく、「戦い」の映画。