ひさんの映画レビュー・感想・評価

ひ

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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

3.7

ダスティン・ホフマンめっちゃ良い。
パパクレイマーのダメなところが映らないぶん良さが引き立つ。
そこまでジョアンナを追い込んだのか。

しかしジョアンナが出て行ってからの子煩悩さやビリーへの愛を見れば
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

観た後の感情が複雑で、表現することがとても難しいな。

トリニティ実験の衝撃が凄く、一瞬で心臓が掴まれた。
閃光の中で青く透き通った瞳が脳裏から離れない。
感じるはずのない揺れと騒音と光に侵食されてい
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エリザベート 1878(2022年製作の映画)

3.3

女は幾つになっても好きな格好して好きな髪型して好きなもん食って自由に生きてたら良いんだよっていう映画。
活き活きしている女が一番美しい。
40歳だろうが60歳だろうが、自由を謳歌して美しく生きような。
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

3.8

しんど。
子供に教えられない事をしているという自覚と、教えなければいけない現実を見る目が足りない。

臭い物に蓋をすると結末がどうなるのか。
我が身で学習するには犠牲が大きいな。
でもお前らがしてるこ
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

2.6

全然意味わからんし終始ラリってる。
保守的なアメリカはバイオレンスすぎて嫌い。
すぐ殺せばええと思ってんのか?

ジャック・ニコルソンはマジで脇役。

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.8

最高のロードムービー!大好き!

今の時代こそ、女が見るべき。
自分の身は自分で守って、人を見極める力が必要。
そして自分を大切にしてくれる親友を何より大切に。
このクソッタレな世界だけど強く生きよう
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.4

爺がSISUすぎる…
これはフィンランドのジョン・ウィック
80年代風のタイトルロゴで「第6章 皆殺し」は渋いて。

犬は死にません。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

疑念の中に〈落ちて〉いく…
キャッチコピーのまんま、まじで疑念だらけ。
何が真実なのか語られることはないまま「真実は心で決めるしかない」緊迫感が堪らん。

信じるフリをするのと、心に決めるのと。
似て
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.7

ポスターに騙された!
サム・ロックウェルそこかよ!!最高!!!

と、ノリ良くて普通に楽しめる娯楽映画。
1番盛り上がるアクションシーンで、変な踊りと変なラブが無かったらもっと面白かったなーと思う。
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エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

3.2

シャーロック役のヘンリー・カヴィルを観るためだけに。
もはや主役じゃん。

カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.0

題材が良いしシブいな〜とは思うが、めちゃ中途半端だった。

カードカウンターである必要性あったか?
カウントするの1回だけだし、あとはずっとポーカー。
視聴者にギャンブルのワクワクさを感じさせずに淡々
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私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

3.3

白黒でセリフが少なすぎるが故に異様な空気感に存在する私、オルガ・ヘプナロヴァー。

セリフぎゅっと短縮したら10分もないのでは?というくらい。
無言で「オルガ」がどんな子なのかを訴えてくる105分。
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.8

前作は夢のような…御伽噺のように甘くて自由だったのに対して、今作は現実を突きつけたリアリティのある大人の世界。

フレッシュだった2人は大人になって、世界を知って、妥協して今を生きている。
恋心や淡い
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.3

なんちゅう可愛い映画よ。
イーサン・ホーク演じるジェシーに惚れる!!と思えば、セリーヌのキュートさが異常でビックリ。
2人ともキャラが良くて知的で、とにかく魅力的。

あんな言葉で説得させられたらそり
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伯爵(2023年製作の映画)

3.2

風刺がキレッキレな独特の世界観を持つ白黒映画。

途中まで吸血鬼の設定がわからんし睡魔に襲われたけど、マーガレットが出てきてから面白くなってきた!

吸血鬼×人間の子供は吸血鬼ではないんか?
設定どう
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インセプション(2010年製作の映画)

4.0

最後のどっちやねん!!!って終わり方が大好き。

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.9

やっと見れたヴァチクソ!
スクーターに乗ってウイスキー煽る神父めっちゃ良い。

トマース絶対クソキャラと思ったのに芯ありすぎて…いい奴じゃん。

世界観といいヴァチカンといい、ダークでありながらも美し
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アウトフィット(2022年製作の映画)

3.5

仕立て屋の室内だけで繰り広げられる会話劇。
二転三転する内容に真実が見えない。

イギリス人の裁断師という名前しかない爺が曲者である。
そして淡々とした静かなスリリングさに惹きつけられる。
なんか…わ
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.8

ネジぶっ飛んでて破天荒すぎる。
この人生で得たものも多いが無くしたものも多いだろう。
こういうのは映画で知る世界で充分だな。

この世界に身を投じたいクレイジーは、とことんウルフまでぶっ飛べ。

疑惑の影(1942年製作の映画)

3.3

同じ名前「チャーリー」の叔父に恋をしたかのように目を輝かせ、貴方のことは何でも伝わると言い、双子のような存在と表現した。
そんな普通の女の子が突如豹変して穢らわしいモノを見る目で叔父を睨みつける。
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月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.5

サム・ロックウェル最高だな。
ほぼ1人演出で演技力が爆発してる。

非人道的な最低最悪のクソ喰らえだけど、近未来でしかなくてこの世の終了を実感する。
あと半世紀かからないんじゃないかな。
嫌な世の中に
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.6

この界隈でいうところの男になれなかったヘンリー。
ヤクに堕ちる奴は何してもアカン。

仲間を売るな。
決して口を割るな。

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.1

結局マーティンは何をしたのさ!?
という後味悪い消化不良。

登場人物みんな腹の底が見えなくて、本当にそれでいいんか?と問いかけたい。

スパゲティの食い方がキモいと評定のあるバリー・コーガンがどうし
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.7

金持ちはケチだとよく聞くが、ゲティ王は「類まれなケチ」

世界一の金持ちがルームサービスが勿体無いと言って自分で洗濯したり、家に客用の公衆電話を置いたり。
最終的には孫の身代金で税金対策…。

マジも
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.6

前半モノクロパートのカメラアングルが最高。
超広角レンズで動く世界の不気味さと謎の躍動感。
そして観客が“御伽話“を覗いているかのような感覚に陥る視覚的アプローチに没頭させられた。

正直…ベラのキャ
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.4

宮殿や衣装が煌びやかで目が離せない。

女同士の“意地の悪さ“が全開でいつの時代も変わらないんだなぁと。
でも悪が足らん。ヌルい。
癇癪持ちの女王は最高だった。

ウサギは踏んじゃいかんだろ。
そして
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.4

初アラン・ドロンは眩しかった。

フィリップを殺すところまでは良いが、殺した後も未練がましく街に残り、全てを手に入れようとする強欲さ故に身を滅ぼトム。
スクリューの呪いは怖いんだぜ。

原作では同性愛
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お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

4.0

ビリー・ワイルダーのコメディの中でトップ争いするくらい大好き。

ダフネ最高!
子供のように声出してケラケラ笑ってしまった。
表情や仕草、間の取り方まで完璧。

禁酒法の時代にウイスキーを珈琲と偽って
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黒蘭の女(1938年製作の映画)

3.7

ジュリーの衣装の華やかさと、それを着こなすベティ・ディビスが美しすぎる…。
白いレースのドレスが最高に素敵。

そんな白いドレスがきっかけで話は展開していく。
「風と共に去りぬ」と比較されることが多い
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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

3.3

実在したボニーとクライドの出会いから死までのストーリーで、当時は珍しかった「人間が撃ち殺される姿」が衝撃的で人気になった作品。

珍しく邦題が神がかってるほどに良い。
そしてウォーレン・ベイティの甘い
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.6

戦争スピーチという、センシティブなものへの英国王としての努力が素晴らしい。

幼少期のトラウマやプレッシャーは一般人とは比べ物にならないくらい大きくて。
それでも国民は「王」を求めている。
そんなとき
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.3

ミニシアター映画な。
ストーリーは摩訶不思議。
編集が独特で印象的である。

ビリーの自分勝手で暴言ばっかり吐いて情緒不安定なくせにすぐ謝る感じが「勝手にしやがれ」のミシェルに被って見えた。
ミシェル
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グラディエーター(2000年製作の映画)

4.1

贅沢で壮大な映画。
リドスコに一生着いて行きたい。

無駄な時間が1秒も無いんよ。
ローマの1試合目なんて目が離せない。
コロッセオならではの剣闘車の戦いはマスト。

役者陣でいうと、ラッセル・クロウ
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

4.1

マエストロの伝記というよりも、私生活や妻との協和音なのか不協和音なのか定かにできない、人間味のあるストーリーだった。
個人的に大好きな映画である。

前半はモノクロで夫婦が若い頃の話。
モノクロならで
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サーカス(2022年製作の映画)

3.8

題材がアンジャッシュ過ぎてメチャメチャ良い。

2人の役を1人で演じるからこそ、ランヴィール・シンの演技力が際立つ。
七変化とユーモアが笑えて面白かった!
流石なスーパースターは何かが違うと実感。
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小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)

3.0

子供の純な思想や感情を「可愛い」って思える力量では無かった…。
良い映画ではあるんだろうが…。

なぜ駄目なの?
純粋な気持ちは大切ではあると思うが、度が行き過ぎると笑えない。

最後の授業抜け出すの
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