メルコさんの映画レビュー・感想・評価

メルコ

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長い灰色の線(1954年製作の映画)

3.2

陸軍士官学校の教官マーティ・マーの半生をつづったドラマ。好人生を追っていく話で面白味がいまひとつだが、ジョン・フォード調は健在である。

お早よう ニューデジタルリマスター(1959年製作の映画)

4.0

東京郊外の住宅地を舞台に、おなら遊びやテレビに夢中になる子どもに、お金にしばられる大人の世界を描いたコメディードラマ。久々に見直してみたが、その描かれる昭和30年代当時の世相が垣間見れて、また子ども達>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.6

ヘルシンキを舞台に中年の男女のすれ違い、恋愛模様を描くアキ・カウリスマキの最新作。職場が長続きしない女性の様子、アル中でツキに見放されたかのような男の様が哀しくも可笑しくもある。カラオケバーの場面の乾>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎の告白(1991年製作の映画)

3.3

後藤久美子扮する泉が東京で就職しようとしたり、鳥取に家出したりで、満男たちを振り回す44作目。満男の奮闘ぶりが目立つ。

いちご白書(1970年製作の映画)

3.2

アメリカの大学での学生運動に参加していく若者を描いたもの。ノンポリの若者が運動に関わる女学生に惹かれて運動に巻き込まれていく。当時の学生運動の雰囲気がわかって興味深い。

死の棘(1990年製作の映画)

3.9

夫に不倫されたことから妻の様子が狂いはじめる。島尾敏雄の同名小説を小栗康平が映画化したもの。モノクロではないかと思わせるほど落ち着いた色調、戦後10数年の様子を再現したセットに思わず引き込まれる。原作>>続きを読む

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

3.3

NYからハリウッドへ伯父のプロデューサーを頼ってやってきた青年。伯父のアシスタントの女性と知り合い仲良くなるが…。ウディ・アレンによる1930年代後半を舞台にした恋愛劇。軽いタッチのコメディだと思えば>>続きを読む

天使と悪魔(2009年製作の映画)

3.4

法王の死去したバチカンで4人の枢機卿が誘拐され、反物質爆弾が盗まれる。主人公のラングドン教授をトム・ハンクスが続投し、事件の解決に向け疾走する。ストーリーがわかりやすいせいか「ダヴィンチコード」よりも>>続きを読む

探偵マーロウ(2022年製作の映画)

3.2

1930年代後半、LAの私立探偵フィリップ・マーロウの元に姿を消した愛人を探してほしいと女がやってくる。L・ニーソンが探偵役。レイモンド・チャンドラーが作り出した世界観を少し現代的な味付けにしてみせた>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎の休日(1990年製作の映画)

3.4

大学に入学した満男だが、実家暮らしに飽きて一人暮らしに憧れている。そこに高校時代に後輩だった泉が現れて…。寅さんは人生の指南役となる43作目。

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

3.3

現代の日本で暮らす女子高生が、戦争末期の日本にタイムスリップし、特攻隊の隊員と知り合う。ありがちな展開ながら、ツボを抑えた演出に次第に引き込まれる。

男はつらいよ ぼくの伯父さん(1989年製作の映画)

3.6

満男の恋の鞘当てが話の核になるシリーズ42作目。浪人中の満男が高校で学年下だった後藤久美子に焦がれて、バイクで名古屋、佐賀を目指す。そして寅さんが指南役となる。この人間関係の構図が見事にはまっていて、>>続きを読む

スーパーティーチャー 熱血格闘(2018年製作の映画)

3.1

ドニー・イェン扮する元軍人がダメ高校に赴任し生徒の面倒をみていく話。もしドニー・イェンが教師だったら、という発想で作られた映画なので、そこを楽しめるかが鍵になる。ウェルメイドな作りで万人に楽しめる内容>>続きを読む

シャロウ・グレイブ(1994年製作の映画)

3.4

ルームシェアしている男2人女1人のところにやってくる入居希望者たち。その1人が大金を残して死んだことから…。90年代のUK初スリラー。ダニー・ボイルの初監督作でところどころ才気を感じさせる。予算はさほ>>続きを読む

ノスタルジア(1983年製作の映画)

3.8

タルコフスキーによる映像叙事詩。もしかしたら寝てしまうかなと危惧したが、そんな退屈さからはかけ離れていた。画面における緊迫感が半端なく目が離せられない。他のタルコフスキー作品も見返しておきたい。

処女の泉(1960年製作の映画)

3.7

森のなかに住む一家。娘の身に起きた事件とその復讐の物語。ベルイマンはさほど観ていないが、この作品では神の沈黙をテーマとしている。妊娠している下女の存在が何か不吉なものを感じさせる。事件を知ることになる>>続きを読む

イグジステンズ(1999年製作の映画)

3.3

新作ゲームの発表会における事件から事が始まる物語。内蔵を思わせるゲーム機のデザイン、ゲーム内のディテールのグロテスクさに、クローネンバーグの刻印が見られる。幾層にも重なったようなゲームの世界は、後のノ>>続きを読む

悪魔のシスター(1973年製作の映画)

3.4

デ・バルマによる初期のスリラー。モデルをしている女の家で起こる殺人事件とそれを目撃する女が話の発端。そしてシャム双生児の姉妹の関係性が物語の核となる。事件が解決していないことを匂わせるラストも印象深い>>続きを読む

アメリカ、家族のいる風景(2005年製作の映画)

3.9

逃避するカウボーイ俳優と追う人と出逢う人達の物語。ヴェンダースとサム・シェパードのコンビで否が応でも「パリ、テキサス」を想起させるが、この作品もなかなか味わい深い。ひろびろとした西部の風景、ホッパーの>>続きを読む

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

3.8

20数年振りに再見。七と二分の一階の存在、マルコヴィッチの脳に通じる穴などアイデアが俊逸。バカバカしさも徹底して描くと、嘘が真になるかのよう。細かな設定の面白さがイチイチ可笑しい。

私をスキーに連れてって(1987年製作の映画)

3.5

スキーブームを巻き起こした一編。東京で会社勤めをしている面々が、休日には長野や新潟のスキー場にやってくる。
コミカルな描写とユーミンの楽曲にのせたスキーの場面が楽しげでいい。軽いノリで観ていられ、多少
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

2.8

いままで手が伸びなかった一作であるが、実際観てみると確かにあまり興味の沸かない内容だった。キリスト教の歴史を巡る秘密を暴いていくストーリーなので、馴染みも薄いし明かされる謎もいまいちピンとこない。

ことの次第(1981年製作の映画)

3.6

ヴェンダースによる映画制作舞台裏の話。撮影現場であるリスボン郊外を舞台にした前半と、資金繰りを巡るLAを舞台にした後半では若干趣きが違ってくる。アンニュイな雰囲気の前半に浸っていると、突然LAでのB級>>続きを読む

エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

2.8

これまでのアクションスター総出演の趣きが薄れ、B級感が漂う。ラストの登場の仕方も、ありふれた手である。
描写の残酷さが少し目についた。

ヤング・マスター/師弟出馬(1980年製作の映画)

3.1

久しぶりにジャッキー・チェンの初期作品を観る。
見所はなんといってもアクションのキレの良さである。コミカルな場面とシリアスな場面のバランスも良く、観ていて小気味よい。ラストの対決シーンも中だるみせず、
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Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!(2007年製作の映画)

2.8

Mr.ビーンが抽選で南仏行きが当たり、電車で目指す。途中父親とはぐれた少年と同行することになり…。
テレビシリーズの「Mr.ビーン」が好きで観ることにしたが、テレビ版に入るガヤの笑い声がなかったりして
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