まさがきさんの映画レビュー・感想・評価

まさがき

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名探偵コナン ベイカー街の亡霊(2002年製作の映画)

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先日観に行ったミュージカルで切り裂きジャックとはご縁があったので軽い気持ちで見始めたら...仮想現実で子供たちが生死をかけた戦いをする。想像よりも残酷で深い話だった。
特に生き残ったキッズ同士の言葉の
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恐怖分子(1986年製作の映画)

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ヤン先生、関係なさそうな人達が交わるまで中だるみしがち
相変わらず台湾の雰囲気は最高でそれを醸し出す才能もすごい

解説を読むと、夫婦両者の身勝手さや「普通」の日常に囚われている人ほど枠から外れた時の
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

心に残るセリフ選び(余白の演技含めて)と風景描写の洗練さが優等生すぎる。
水面の画から歩いてる人間に移行するカットが特に良かったなあ

所々とてつもない既視感や共感(言語の壁とか介入出来ない過去の思い
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

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物語を書くことの真理をついた気がする。
良い話だったなあ

アニメ世界への扉(2019年製作の映画)

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ドキュメンタリー作ってる側が本気でアニメを愛してないのがわかる

星明かりを見上げれば(2022年製作の映画)

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チュー・イーロンが三島由紀夫にしか見えなかった。中華の風情が詰まった映像で旅の最後に相応しい映画でした。
やはりこれも死に対するお話で、中華圏でいかに死生観が身近にあるか分かってきた気がする。

僕と幽霊が家族になった件(2023年製作の映画)

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何故か台湾映画を見ると大体ゴーストと生活を始めている笑

ハロー!?ゴースト(2023年製作の映画)

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ツェンジンホア好きすぎるて…君の心に刻んだ名前であんな魔性ドギョンスみたいな雰囲気だったのに無気力ニートもできるの…
無事めちゃくちゃ泣きました

夏至物語(1992年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

面白かった!
この狭い部屋でこれだけのドラマ性を作る女優さんのナレーションが素晴らしい。
この時の上田晋也が今の自分より年下なの頭バグる

キッドナップ・ブルース(1982年製作の映画)

5.0

ロードムービーで圧倒的に1番好き。
RM系が基本的に苦手な理由として意味不明な意味深感を出す点と眠くなる点があったんだけど、本作は自然体すぎるタモリと女の子とゴリラの人形の作為ないやりとりにただただ癒
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犬王(2021年製作の映画)

4.0

面白かった!湯浅監督ならではのポップでグルグル回るカット、突然来る長尺のパフォーマンス。琵琶法師のやっていたことってミュージカルだったのかも?
そしてこれはボヘミアン・ラプソディのパロディ???という
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DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン(1983年製作の映画)

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庵野監督レベルになると同人時代の作品もサブスクで見れるのか。
この時23歳らしい、ほぼ同い年恐ろしい!セットや怪獣のクオリティが高すぎる。いちばんのハテナポイントは庵野さんがマスクをつけないで登場する
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ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

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よかった!95年の時点でこんなに没入感のある怪獣を作れることに感動する。若い伊原剛、かっこいいんやなあ。
CGじゃない部分の美術が美術っぽいんだけど、そのコミカルさやミニチュア感が楽しくてワクワクする

ROMERO エルサルバドルの殉教者(1989年製作の映画)

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ずっと題名わからなくて探してた。女子校時代に突然授業で見せられてカオスだったよね
今後出回ることが出来なさそうな絶望的でセンシティブな内容、見せてもらえたことに今は感謝している

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

5.0

IMAX。めちゃくちゃ良かった。めちゃくちゃ良かったというのは、めちゃくちゃゴジラが迫力あって怖かったし戦後の悲惨さや底力に泣いてしまったし全体としてのめり込んでしまった

と、すごい小並感な文章を連
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正欲(2023年製作の映画)

4.0

なんとも言えない救いがあった。
人を愛する気持ちはあるけれどそれがいつも他の誰かの想定する関係性とは限らない(これは自分の話)。不特定多数の知らない人に「幸せな人」かどうかをジャッジされるよりも大切な
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そばかす(2022年製作の映画)

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人を好きになる、ならないも自由であるという主題にはめちゃめちゃ共感するんだけど、展開や登場人物の台詞がどれも作り込まれてないように見えてしまった。前田敦子の怒り方とかシンデレラとか見合いとか……あえて>>続きを読む

王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987年製作の映画)

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鮮やかで見事な作りだった。
‘’男のロマン‘’が詰まってるねえ
情熱でここまでできるのカッケェや

鉄筋コンクリート思い出した

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

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フレンチディスパッチからその特質が色濃くなってきたけど、ウェス・アンダーソンは映画たる映画よりもクラシック小説が好きなんだな。観るぞ!って気持ちで見ると眠くなるけど、短編集を読むぞって気持ちで見ると楽>>続きを読む

サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス(1974年製作の映画)

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トンチキ映画かと思ったらしっかり政治的だった。
でも、え?ファラオは黒人じゃないやろ?!
と思ったらヌビア人が支配した歴史があるんですね

「我々は(黒人差別を受けて)間違った生き方をして間違った死に
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

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蒼井優が唯一無二の可愛さで全てを超越する映画。
ただ個人的に、手紙の下りで各シーンの状況、心境説明しちゃうのが残念だった。言葉に頼らないでも空気感で伝えられる作品だと思うので……
ロードムービーのあり
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男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(1983年製作の映画)

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寅さんオタクの友達が一押しのシリーズで、初寅さん鑑賞。「両さん」とか「銀さん」のプロトタイプが彼であることは自明な面白さ、コミュ力の高さ。古い作品だと身構えてたけど普通に楽しく見た!
下町の明るさいい
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きみはいい子(2014年製作の映画)

4.0

子供時代特有の悪質さとか、尾野真千子の演じる母親が実母に似すぎてて胸が痛くなる感じとか、小学校の先生の立場の辛さとか全部見ててしんどいけどそれだけリアルで、全員が誰かに優しくしてもらいたいだけなんだな>>続きを読む

先に愛した人(2018年製作の映画)

4.0

主役二人?(奥さんと恋人)の役者さんが役に憑依していた。素晴らしかった。
逝ってしまった男の罪は海よりも深い。残された人間たちの愛憎混じえた生き様が、上手く言葉に出来ないけどそれでいいんだ、という生々
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カラーパープル(1985年製作の映画)

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小学生の時親に見せられた。耐え難いシーンが多く目をふせながらも、あの時見てよかったと感謝してる。はっきり覚えていないけどブルースの叫びを人生で初めて感じた気がする

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

5.0

革命になった。自分の中では
随分前に作られているのに気づかなかっただけだけど

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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脚が長い!!!!!!
こんなに安定感があってオリキャラまで和山先生っぽさがある実写化はなかなかないと思います。良かった!俳優綾野剛、やっぱり好きです!!

ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

4.0

これ、それぞれの歌手のファンになっちゃうな。どこまでも謙虚で優しい声のマイケル、クラスの誰にでも優しい文化祭実行委員みたいなムードメーカーのライオネル・リッチー、個性が際立つシンディーローパーやボブ・>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

CG、衣装、音楽、カメラ、ロゴや特殊メイクなどスタッフ人の力に圧倒されたとんでもないエネルギーの作品だった。
エログロであることにあまり驚かず、視覚的な可愛さやセンスに心躍る。ベラの成長していく姿は人
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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パーフェクトデイズ二度漬け(二日連続鑑賞)を終えて。
綺麗好きで不器用なところ、だけど意外と怒る時は怒るし悲しい時は不摂生もする。非常に愛らしくてリアルな質感のおじさんが上手すぎる。言語化できないほど
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

5.0

安藤サクラがスタイリストさんに「グッドウィルハンティングのマット・デイモンヘアにして欲しい」と頼んだ話を聞いて、無性に観たくなった笑

同じ人間なんていないから「分かる〜」なんて言ったらそれこそ失礼だ
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陽炎座(1981年製作の映画)

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まじでとんでもないものを見た。徹頭徹尾度肝を抜かすアートであり、全員が愛ではなく執念のようなものを感じる…
あとカット割やばすぎんのにギリついていけるのもすごい

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