なかむらさんの映画レビュー・感想・評価

なかむら

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すべての夜を思いだす(2022年製作の映画)

4.2

0.1ポイントは東京で生まれて育って今も暮らしてる自分の感傷に依るかもしれない

絶滅間近と思われる写真屋という職業がヴェンダースのPerfect Daysと本作に出てくるけど質感は別物。あちらは「時
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

暫定マイベスト三宅唱

いちばん好きな台詞は「自分の発作はどうにもならないけど、他人のことは助けられる」というもの。落ち着くまで16年間パニック障害と付き合った自分の実感にフィットする

プラネタリウ
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三代の盃(1962年製作の映画)

4.0

暫定マイベスト森一生
磨き込まれた任侠の型を観た

サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

3.6

70年代のウディ・アレン作品みたいだった
自己模倣が過ぎるけど、それはいつものこと

近所の飲み屋でいつも同じ話をしてる常連の会話を聞いてるような気分

晩年のウディ・アレン作品の美点は撮影だと思う

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.6

テアトル新宿のレイトショーで掛かってそうな作品。柴田元幸さんが出てた(台詞あり)

若干のオリエンタリズムとイージーな懐古趣味という感じがしないでもない

黄金の馬車(1953年製作の映画)

2.9

「西洋の時代劇」「色恋沙汰に振り回される人々」という個人的な苦手要素多めでしんどい

夢二 4Kデジタル完全修復版(1991年製作の映画)

4.6

カフヱ宵待草で踊るシーン、大林宣彦の晩年の作品に似たシーンがあった記憶

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

2.5

最近のアニメは古い時代の人物を描くと会話の語尾が不自然。老人が話す方言を研究するといいよ。濃密なアウラが蘇る

これが鬼太郎である必然性を感じない。別企画で新作を作ればいいのでは?

マーケティングの
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唄う六人の女(2023年製作の映画)

1.7

妄言、自己陶酔、劣化コピー

女優陣に割り当てられたキャラクターは全部が滑ってると思う

竹野内豊は良い
1.7点すべてが主演の演技

GIFT(2023年製作の映画)

4.0

石橋英子+映画作家(濱口竜介に限らない)というフォーマットに思える

『悪は存在しない』は未見だけど、映画ってここまで言葉を削ぎ落とせるんだと感心しながら観た

よくある「古典サイレント映画+ピアノ伴
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ふまじめ通信(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

教師が「星を見る会」を解散させる動機が分からない。そんな権限は無いと思う

教員や市役所職員に過剰な期待をする社会なんなの

太陽光パネルの乱設置反対!

キリエのうた(2023年製作の映画)

2.0

音楽に寄せてる時の岩井俊二はハズレ
出演ミュージシャンのファンだけ観ればいい

福田村事件(2023年製作の映画)

3.3

アジビラ
森達也の声が前に出過ぎてる

画的に良いと思ったのは地震前、柄本明が自宅で臥せってるシーンと、田中麗奈が浴衣で寝てるシーンで生地が脚に纏わりついてる。どちらも死相が現れそうなくらい体の薄さが
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夏至物語(1992年製作の映画)

3.7

2023年リメイク版

クレジットの出演者名の横に三文判が押されてれるの勅使河原宏『砂の器』と同じだ

スターダスト・メモリー(1980年製作の映画)

3.1

吹き替えだった。すごい違和感。配信で吹き替えなんてあるんだ

ウディ・アレン作品なら『カメレオンマン』を吹替版で配信してほしい

桃の花の咲く下で(1951年製作の映画)

4.0

シングルマザーの酒場の女が水商売から足を洗い子育てする話

温泉地+盲目の按摩は『簪』以来?
清水宏は温泉宿が好きなのかな

タンポポ(1985年製作の映画)

3.7

ラーメンがシンプルすぎて隔世の感

卵の黄身の口渡しや、スーパーに並ぶ食品を指で潰すシーンの謎フェチズム。藤野一友+大林宣彦『喰べた人』を思い出す

線路沿いのアパートから見るロマンスカー

撃たれて
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トスカの接吻(1984年製作の映画)

3.6

オペラが嫌いでも楽しめる。1980年代の時点で「声楽は衰退してきてる」というコメントあり。サラ・スクデーリかわいらしい

河口(1961年製作の映画)

3.8

冷めた恋愛観
山村聰の台詞がいちいち良い
ティーカップ?でウィスキー

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