むみさんの映画レビュー・感想・評価

むみ

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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.5

人生における転換点と呼べるような出来事は、イエスという言葉によって招かれる。イエスと何もかもを受け入れる。言うならば言いなりで受動的象徴と呼べるようなそれは、実は何よりも能動性を秘めている。
なぜなら
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Viva!公務員/公務員はどこへ行く?/オレはどこへ行く?(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

行政改革の一環として人員削減が行われ対象となった主人公。だが、頑なににそれを拒み続け、どんな僻地に飛ばされても辞職のサインを書かない。この映画はそのやり取りの中で起こる出来事を描いている。市民的なノル>>続きを読む

世界侵略:ロサンゼルス決戦(2011年製作の映画)

4.1

戦場で兵士を失った指揮官が、地球外生命体の襲撃を受け再び戦地に赴く。最初、他の兵士から信頼されていなかったが、活躍と共に信頼を得ていく。だが、何よりの信頼を得たのは、兵士一人ひとりをしっかりと認識して>>続きを読む

ハンコック(2008年製作の映画)

3.6

力を持っているものが善良とは限らない。序盤を見る限りはそんなことを思ったが、実際は人を助けても正当な評価を得られない。また、同じように力を持っている人がいないことからの孤独感。それらを、直視しなくても>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.5

引きから見た町並みがセットぽいなーと思っていたら、本当に全部セットで驚いた。彼の周りに本物は存在していなくて、彼だけが本物。全て仕組まれた演出だとしても、彼の反応だけは嘘ではないので、皆それに魅了され>>続きを読む

ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)

3.7

当初、ミーマにはほどんど人が来なかったが時間の経過とともに客も増えていく。このことが、皆が精神的にまいってきていること教えてくれた。最初は、宇宙船の中でどう話が展開していくのか気になっていた。生還の道>>続きを読む

ジオストーム(2017年製作の映画)

4.3

地球が未曾有の災害に襲われるようになり、それらから人類を守るために作られた宇宙ステーション。災害が起こらなくなったのではなく、それらが起こる前に事前に防止できるようになった。つまり、打ち消すために少な>>続きを読む

エリジウム(2013年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

汚染された地球。そこに住む人と、地球を離れ安全で暮らしやすい環境で暮らす富裕層。身分の差が環境の違いによって、より顕著に現れている。自分の命が脅かされ、必死に生きようと足掻いた結果手に入れたのがエリジ>>続きを読む

リトル・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.9

序盤のデイブは常識がなくて、甥っ子に対する言動、行動がとても大人と呼べるものではなかった。まあ、それが面白かったのだが。ゾンビが出てくるが、その研究などについては言及されていない。ゾンビも比較的ゆっく>>続きを読む

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ(2021年製作の映画)

4.1

町人がウイルスにどんどん侵食されていって、苦しみながら理性を失っていくのがエグかった。警察官はウイルスを抑えるために薬や注射を受けていると言っていたが、その措置の一つがクリスの家にあったアンブレラ社の>>続きを読む

不死身(2015年製作の映画)

3.8

最後のシーンから、おそらく最初に殺人を犯した罪から呪われて死ねない体になったのだと思われる。彼は、人肉を求めるがそれを拒み普通に暮らそうとしていた。だが、その欲求が抑えきれなくなったときはビンゴの枚数>>続きを読む

マルナシドス -ゾンビの谷-(2020年製作の映画)

3.8

今まで見たゾンビものは突如として、日常が惨劇に変わる感じだったが、この作品は戦争という非日常を舞台にしている。そのため、皆武器を持ってるし、また敵対勢力同士が手を組み、徐々に信頼を深めていく様子が面白>>続きを読む

セブン・サイコパス(2012年製作の映画)

3.7

サイコパスが登場する話に苦戦するマーティのために、広告でイカれたやつを募集してくれる友人。でも、そんな友人もサイコパスで、彼の行動からさらにサイコパスを呼び寄せる。サイコパスと言っても、単にイカれてい>>続きを読む

キャッシュトラック(2021年製作の映画)

4.1

最初の現金輸送車襲撃のシーン。
ヒルがその会社に就職する際、この仕事がいかに危険か教えるとき、この前も一人死んだと言っていた。それを映像として見せているだけだと思ったが、彼がこの仕事につく理由、そして
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グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

4.1

彗星の破片が次々と、地球に落下して人々に死を実感させる。そんな中、政府によって選ばれた人達はシェルターに避難できることに。そうなれば当然選ばれなかった人々は反発するし、暴徒化する。秩序を失った街の様子>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.7

すごかった。
アイデアを植え付けると、そこからウイルスのように広がっていく。それは、人から人への感染ではなく、現実であろうと夢であろうと関係ない。どの世界にも影響があるということ。それが、コブが抱いて
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ミッドナイト・スカイ(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

大気が汚染され、人が住めなくなった地球。そのことを宇宙船に伝えるために、観測所に赴く博士。地球でも通信するために過酷な環境を移動しなければならないなど大変なのだが、向こうでも通信手段のアンテナが故障し>>続きを読む

テッド(2012年製作の映画)

4.1

少年の願いが奇跡を起こし、喋るクマが誕生する。このような設定なら、少年の初めてのお友達のクマとの日常、あるいは冒険を少年の頃の思い出として描くことが多いと思うが、この映画は彼らが大人になった頃をメイン>>続きを読む

トランスフォーマー(2007年製作の映画)

4.2

車が変身するものだと思っていたが、もとは無機物がキューブによって生命を与えられ、地球に着いてから車などに擬態していることがわかった。なので、必ず車ではなく戦闘機なども変身していて、バリュエーションあっ>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.1

最悪の結末には至らず、事が起こっても笑えるようになっていると思った。ヒッピーの拠点で、トラブルを起こしたクリフへの復讐が目的で殺しに来たのかと思ったら、殺害に至る動機が中々に狂っている。拠点での異様な>>続きを読む

LIFE!(2013年製作の映画)

4.5

ウォルターは、いつも空想ばかり。なので現実では、一歩も動けない冴えない男。だったのだが、空想に導いてもらってヘリに乗り込んだあたりから、自ら行動に起こせるように。しかも、その体験のどれもが一度は疑って>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

多くのものを失ったジョン・ウィックが、なぜこれほどに生に執着するのかと疑問だったのだが、彼女との日々を忘れないためという理由に凄く納得した。

生きるために改めて忠誠を誓ったのはいいものの、ウィンスト
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

4.1

前作から言われてた、鉛筆で人を殺したという逸話。
どうやって殺すんだと思っていたが、それが今作では見れた。結論から言うと、思ったよりエグかった。
ジョン・ウィックは、妻を失い、愛犬を失い、そして、家も
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.2

殺し屋を引退して、愛する人と幸せな日々を送るはずが、その人を失い。あろうことか、最後の贈り物であった犬を殺される。
殺し屋として復帰し、復讐するのには十分すぎる理由。
そこからの執念を持った復讐の過程
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ミラクル・ワールド/ブッシュマン(1981年製作の映画)

3.7

何も欲せず、自然に順応して生きるサン族の暮らしのあとに現代人の生活を見ると、今の暮らしがどれだけ異質なものなのか理解できる。そして、サン族の暮らしに少しでも人工物が混じってしまうと、悲しみを生んでしま>>続きを読む

ジャンパー(2008年製作の映画)

3.7

デヴィッドは、若さゆえに銀行強盗を正当化しようとしていたが、大人になってもテレビで洪水の被害を目の当たりにしても、自分の予定を通すあたり何も成長していなかったのだと思った。だが、彼女が囚われたときには>>続きを読む

ゲーム(1997年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

作りての手のひらで踊るに踊らされた。ニコラス同様、何を誰を信用していいのか分からなくなり、クリスティーンに薬を盛られたシーンを見たときは、何も信じられなくなった。その流れで、これがサプライズと言われて>>続きを読む

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