みささぎさんの映画レビュー・感想・評価

みささぎ

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メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

3.8

それこそTVで何度も観てきたSF映画の金字塔的作品、と自分では思っている。
黒いスーツにサングラス、近未来的な銃や装置、造形の凝った宇宙人、そして軽快に飛び交うアメリカンなジョーク。
当時は全てが予想
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メイズ・ランナー:最期の迷宮(2018年製作の映画)

3.4

1と2は別物のような映画だったが、こちらは2の続きという感じ。
相変わらず主人公たちの作戦は大雑把だし人間は愚かだし、なんだそりゃ〜という部分も大いにあるのだけど、なんだかんだキャラクターたちに対する
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メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮(2015年製作の映画)

3.6

前作に引き続き、王道ながらも緊張感のある展開が満載で見応えがある。
自由を取るか、大多数の利益を取るか。主人公が不気味なほど一徹で、そこにも何か理由があるのだろうか?もう少し仲間内でも話し合えば防げる
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メイズ・ランナー(2013年製作の映画)

3.4

ほとんどは謎のままだが、三部作ということでシリーズを通して見ないと点数が付けづらい。
ただスリルのある展開が続くしギミックも良かったので、アトラクションとしてよく出来ている。

展開は割と王道だが、ギ
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

2.6

示唆的ではあるが、結果的に本筋や意図が不明瞭になっている。
多くの人が「よく分からない」としか形容できていないのを見るに、それを解釈の自由としてありがたがるのは浅慮かなと。
ホラーは画の意図の回収をし
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.4

良く言えば考察の余地があるが、悪く言えば物語の粗が目立つ。風呂敷を広げすぎたことで、齟齬が生じたり回収できなかった印象。
ラストシーンも、あえて濁すことで不可解さを残したんでしょうが、蛇足に感じた。
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パラノーマル・アクティビティ5(2015年製作の映画)

3.0

当シリーズといえばカメラに映る怪奇現象からそこに明確に「何か」がいる緊張感、一方的に襲われる緊迫感のイメージがありましたが、今作ではVS怪異!というパッケージというか、ありきたりな映画に落ち着いてしま>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.6

前回に続き魔法生物の活躍、魔法の見どころも盛りだくさんで、魔法の世界とのお別れを寂しく思いながら視聴。やはり夢があるのはいい。
特に今回はマグルであるジェイコブの活躍もあり、どこかコミカルな印象を受け
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.6

話も良く出来ていて面白かった、引き続き登場人物たちの活躍が見れて嬉しい。
個人的には今作のグリンデルバルドが一番不気味で格好良かった。
ドタバタ感からシリアスな展開まであり、ハリーポッターたちの冒険も
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スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

3.4

アマプラでは評価が低いが、面白かった。予想とは違い人間怖いモノ。

オチには賛否両論あると思うが、これに関しては無いほうが好みだった。
ストーリーも伏線回収も綺麗だっただけに、不幸の区切りとして綺麗に
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.8

ここまで観客側に信頼を置いた映画もめずらしい。
一つ一つの画やセリフから世界観が気持ちよく紐解かれていく。

SF的な現実との違和感を美しく描けるのは、丁寧な作りがあってこそだろう。

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

4.6

面白かった〜…
コミカルとシリアスのバランスもよく、緊張感のある展開と恐竜に和む時間、ずっと愛おしかった。
伏線の回収も丁寧。

シリーズの主人公たちが揃い踏み、恐竜たちを次々と退ける姿は強すぎて、格
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.2

最悪だ。良い映画だった。
要所で語りたいポイントはあるが、大切なものは議論ではなく、それが踏み込めない場所にある。
それは頭でも、心でもない。それの前では、言葉すら何の意味も為さない。

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

1.4

間延びしたシーンにテンポの悪さ、画角や撮り方、登場人物、構成、全てにおいていまいち面白くない。
過去編の青年露伴もギャグにしか見えない、ラブロマンス?女性の演技も完全に様子がおかしい。
(付け加えるな
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マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.6

エンタメとして良作。
サスペンスとしては丁寧すぎてもどかしい部分もあるが、一作目と同様軽快な進行で楽しめた。
続けて見てしまったからか、もう少し一作目との構成の違いがあれば、と思わなくもない。

ハルフウェイ(2008年製作の映画)

3.0

異常なほどに自然で豊かで特別な日常。当たり前のような空気感で描けるのはすごい。
北乃きいも本当に嫌な女性を演じられていて驚いた。これからも上手くいくといいね。みんなまだ、道半ば。

花とアリス(2004年製作の映画)

3.4

岩井俊二監督作品の無料公開で視聴。ありがたいですね。
光の描写が巧い。それだけで登場人物の心情がありありと伺える。何より綺麗だし。
退廃的な青春、友情、全部ぎりぎりでうまく回っていく。「花とアリス」以
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.6

誠実で純真で、いかにも食い物にされそうな主人公がやっぱり騙されながらも懸命に生きていく話。
そんな人柄だからこその救いもあり、成長も垣間見られて一安心。

この作品には教訓も何もなくて、純粋に良い演技
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ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

3.6

「2より面白い」、これに尽きる。

1が原点にして王道であるなら、今作はしっかりとその系譜を継ぎながら進化した恐竜たちの映像を見せてくれる。
子供をメインキャラクターに据えたり、報われる展開も多く、安
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.4

「きさらぎ駅」自体の設定はおそまつなんだけど、探索ホラーアドベンチャーみたいな撮り方や後半にかけての回収も面白く、映画を楽しむという点においては高評価。
無理やり感を貫いたからこそ、あのオチも活きる。

海街diary(2015年製作の映画)

3.6

美しい街、美しい人々、美しい関係性、美しい日常。「作品」として非常に良く出来ている。
何気ないセリフや何でもないカットもよく考えられていて、その完璧すぎる世界観に引き込まれる。
広瀬すずを今までなんと
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犬王(2021年製作の映画)

2.4

映像、音楽は良い。作品としては薄い。
要らないシーンや設定が多く、不完全燃焼。変に現代音楽に寄せすぎて浮いている気がして、好みではなかった。

観てもよいが、観なくてもよい。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.4

美しい邂逅。

前半はにじり寄る恐怖が上手く演出されている。「生物」や「未知」への人間の驕りが見えて、否応なく緊張感が高まっていく。
後半は一転してモンスター映画。
ただそちらも作りがよく、前半で丹念
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そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

3.0

「エモ」として消費するにはちょうどいい田舎の閉塞感とか、思春期の衝動性とか恋愛とか、薄ら気付いてる安っぽい友情とか。
作品としてはエゴで見づらくていまいちと言うほかないんだけど、結局そういう「形にでき
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.2

メタフィクションの代表的な作品。
でありながらも、現在主流のメタフィクション作品と異なり驚いたのが「これは番組である」という事実が冒頭で明かされること。
メタ作品の多くは登場人物が現実世界に言及すると
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

3.6

今作では執拗なまでに陰惨な魔法界が描かれる。
はっきりと描かれはしないまま当然のように盟友は死に、ハリー達は細く脆い希望の糸に縋ることしか出来ない。絶望から逃れながら。

美しい自然も印象的だった。
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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

4.0

起承転結の「転」の部分に差し掛かったのではないでしょうか。
前作まで一方的に例のあの人に命を狙われていたポッターが、親の仇であるシリウスブラックに対し、明確な殺意を抱く場面があります。
これは自信と力
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ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

3.6

鬼門と言われる二作目、堂々と面白い。
ただストーリー的に話が進むわけではなく、一作目と展開的に被る部分もあるのだが、視聴者を飽きさせないのはさすが。
魔法なんて見ているだけで面白いのだ。

それにして
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.0

売れるべくして売れた大作。
丁寧な伏線や構成が見本のような作品。今なお色褪せない映像を見ても、当時の力の入れようがよく分かる。
ホームアローンを彷彿とさせるが同じ監督らしい。知りませんでした。

完結
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