あおさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

願いと揺らぎ(2017年製作の映画)

3.6

記録
高知県立県民文化ホールグリーンホールにて

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.9

「ひょっとしたらひょっとする」
当時を再現した浅草の街の俯瞰から、演芸ホールやフランス座へとアップするカット!!また行きたくなった。セットとVFXとNetflixの合わせ技すごいなー

婚約者の友人(2016年製作の映画)

3.6

モノクロとカラーの使い分けが面白かった。初めは現実–幻想で使い分けてるのかなと思ったけれど、ご一緒した方が「情動を境に使い分けてるのでは」と話されていてなるほどと。
途中には「おんなのこきらい」を思い
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記憶の戦争(2018年製作の映画)

3.8

出町座にて。
ベトナム戦争下において民間ベトナム人に対して韓国軍がおこなったという「フォンニィ・フォンニャットの虐殺」の生存当事者を撮った作品。
『きらめく拍手の音』同様にイギル・ボラが撮る、被写体が
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偶然と想像(2021年製作の映画)

3.9

京都みなみ会館にて。
不思議な鑑賞体験。大体の映画は大体何らかの琴線から感想が言えるけれど、この映画を観終わったあとの今はそういう単純な只中でなくて、「うまく言葉にできない」という半分、返信メールを諦
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ひらいて(2021年製作の映画)

3.8

アップリンク京都にて。
たしかに、恋がしたい。
この綿谷りさらしすぎる物語の映画化、そのエンディングに「恋がしたい恋がしたい恋がしたい」という歌い出しをキメるこれぞ俺たちの大森靖子。青い恋したさを噛み
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.2

出町座にて。
2021年最も引き込まれた作品の一つになった。
ポスターやキャッチコピーから受けるジャーナリズム映画のような印象からは、いい意味で裏切られる多層的な人間らしさ。
カメラに何を撮るか、関わ
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ある夏の記録(1961年製作の映画)

3.9

雨雲近づく四条は、京都シネマにて。
「連続講座現代アートハウス入門 ネオクラシックをめぐる七夜 Vol.2」の第6夜。

上映後の60分トークによって上がる解像度たるや。映画本体は開始5分で「観に来て
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

4.0

出町座にて。誰もが誰かの交点。
ラストシーンからエンドロールにかけて、わけもなくぽろぽろ泣いた。咀嚼する以前に飛び込んでくる青い情動。
忘れ得ぬ誰かとの出会い/別れにある断片性が、全編を通して表現され
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レイディオ(2020年製作の映画)

4.3

「真夜中の暗いなかでも、リスナーと出演者がふたり繋がって、光ってるにぎやかな空間が好きだった」

これは俺たち私たちのことを描いているんだと真っ直ぐに思える映画は、同じような錯覚を起こさせてくれる音楽
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砂の女(1964年製作の映画)

3.6

慣性の恐ろしさと、収奪・見世物の対象としての性。色々あったけど冒頭で皿を砂で洗うシーンが最も性的だった気がする。
山戸結希「溺れるナイフ」の一幕は本作の終中盤がインスピレーションソースなのかなー。

待つには遠すぎた初恋(2018年製作の映画)

3.8

言語ごとにある機微の表現が丁寧だった。
ラスト一言からエンドロールへのリズムは短編ならではの魅力だなぁと。

Red(2020年製作の映画)

3.7

「でもさあ、人間、どれだけ惚れて死んでいけるかじゃないの」

柄本佑No.1…………
島本理生原作を再読したくなった。
鞍田がアメスピのゴールドを吸っているのはすごくいい。
製作は日活だしエンドロール
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猫、かえる Cat’s Home(2019年製作の映画)

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よかった要素
・ねこがかわいい
・中央線の走行音
総論:ねこに罪はない

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

TRUE COLORS FILM FESTIVAL 2021 特別上映にて。
他者にとっては取るに足らないものであっても、当人にとってはかけがえのない一つ。
ボブ・ウェルズ演じるボブが一瞬、斎藤幸平に
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The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

3.5

vimeoにて。
2011年から描きたいことの根幹が変わっていないその執着が最も凄まじくて怖い。字幕なしで観たのでアリ・アスター作品解説読本ありでもう一度観てみたいなーと思う。

2024/02/18
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フィーリング スルー(2019年製作の映画)

4.3

TRUE COLORS FILM FESTIVAL 2021にて。
ニューヨークは路線バスが24時間運行だと初めて知った。いいな。YOULL BE OK、ILL BE OKの精神でいたいと思えるいい作
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Beau(原題)(2011年製作の映画)

3.6

ひたすらに「しんどそう……」という感想の連続。大笑いしながら観た。