bocさんの映画レビュー・感想・評価

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

アメリカと世界にこれだけのメッセージを提示してくれたことへの感謝 日本人にダイレクトに突き刺さる瞬間は多々あったにせよ、どう誤読しても原爆を賛美する内容ではないね

トリニティ実験シークエンスが満場一
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.0

アガるとこはアガったけど基本的にはまじで普通 対象年齢がちゃんと低い

映画館で観なくて全然よかったけど映画館ならまたなにか違ったのかなあ

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.3

やっぱ尋常じゃないな上がりきったハードルを飛び越えていった

撮影/編集/映画の魔力と罪を、その道の頂点から語る凄み 説得力しかない

あっジャンル変わった、って2回ぐらいなるから飽きないし、そこに映
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.1

阿部サダオがすごすぎてその他のすごくなさが目立ってた

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

相当おもしろかった 長かったけど必要な長さだと思える

視点を固定させてくれないのがよかった サンドラを批判することも擁護することもできず、傍聴席に居座る野次馬よろしく好奇心と共に成り行きを見守るしか
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The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

3.2

最悪

拙さこそあれ作家性はこれっぽっちも変わってなくて、なんなら一番残酷で悪趣味で切実

映像で語るのがやっぱ巧い 一画面の情報量の多さ 短編の尺がちょうどいいまであるな??

(不快描写は物足りな
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神回(2023年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

題材は超良いのにな〜〜トンマナがバグっとる

序盤、というか学校パートは良かった ループものとしてちゃんと楽しめたし、見たことなさもあった
どうせ元に戻ることからくるリビドー的葛藤もありそうであんまり
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

まずめちゃくちゃ好きなタイプの映画だった! 179分あって一瞬も退屈しないくらいちゃんと面白かった

特に誕生から車に轢かれるまでの第一幕(?)は超良くて、ボーと一緒に混乱して翻弄されてクラクラハラハ
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.5

とても良かった‼️

2人の関係性に名前をつけず、劇的にもしないという強い意志が随所に滲んでいた 床に寝転んでパソコンをいじる山添と、お菓子をザーッと口に流し込む藤沢

メンタルヘルスという繊細なテー
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インランド・エンパイア(2006年製作の映画)

4.0

あと10回ぐらい観れば理解の手がかりの欠片くらいは見つけられるかも

主人公を幸せにしたい組織とそうでない組織が影で対立しながら、主人公自身は混沌(今回は"時間")に飲み込まれながらハッピーエンドを目
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イディオッツ(1998年製作の映画)

4.1

自分のそれが偽善であることを理解するための「イディオッツ」 障がい者に対する慈愛や憐憫や配慮や理解はたしかに、いや文字に起こすのはやめておこう

少なくとも大人がみな愚かさをひた隠しにして正常なふりを
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.6

無限の想像、繰り返す、無責任な、答えのない

確かな記録、断片的な、一面的な、記憶のような

最後の夏の記憶、最期の、最高の、確かな

父から見た娘、娘から見た父、見えなかった父

フラッシュバック
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

ベラの曇りなき眼(脳)を通して"普通"を眺め直し、世界/社会/大人/男性が必死に守ってきたそれの歪みに出会う旅

ランティモスにしか撮れない裏拍な冷笑感は健在で、でも過去一娯楽的で見やすいしなぜか爽や
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劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100(2023年製作の映画)

3.7

小中理論てやつを存分に浴びた〜コワすぎのほうが好みだけどこのリアリズムもよい

Pearl パール(2022年製作の映画)

4.2

ミアゴス‼️

ミアゴス‼️‼️

ミアゴス‼️‼️‼️

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.6

戦争シーンのスペクタクルはビシビシ伝わってきたしナポレオンの小物感にもニヤニヤして長さも感じなかった けどストーリー的にはだいぶ起伏がなくてレジェンド&バタフライとかキラーズオブザフラワームーンを思い>>続きを読む

スーパー!(2010年製作の映画)

4.2

・ヒーロー映画/コミックその他フィクションが逃れ得ない嘘に対する自覚と、故の露悪
・「それで泣かす??」っていう他では味わえない心の動かし方
・てかやっぱオープニングのセンス

作家性だ、そりゃガーデ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.9

あと一歩乗り切れないドラマパートを補って余りあるゴジラの迫力!コワすぎ!もっとゴジラの大暴れ見たかった!

正欲(2023年製作の映画)

4.1

原作を読み終えた時と似た気持ちにさせられた上に映画ならではのダイナミズムもたしかに焼き付いていたと思うから、あの作品の映像化としてはとても正解だと思う

夏月が中指を立てるのは寺井ではなく「ダイバーシ
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キングダム エクソダス〈脱出〉(2022年製作の映画)

4.4

メタすぎる入りから病院に回帰、同時にセピアを帯びるオープニング、完全に掴まれたカッコいい!

馴染みの顔に会えない寂しさはありつつ、セルフパロディというか運命的というか(どちらもか)、見たことある画や
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キングダム II 第3章/第4章(1997年製作の映画)

4.4

キャラに感情が乗ってる分1より見やすい

ヘルマーがかわいくてほんとに無理、こんな感情想像もしてなかった‼️

いまさらだけど毎度したり顔で現れるトリアーやめて

リアタイ勢こっから25年待たされたっ
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キングダム(1994年製作の映画)

4.3

訳わかんないまま気づいたらこの世界と住人への愛着が凄まじいことになってる

細かいフリとオチを積み重ねながら大きなフリをじっくり描いてラストで大オチ!爆発!壮大なコント!

ドラマとして細切れに観たか
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.5

やっぱりゆとりはいい!!

映画としてはまじで詰め込みすぎでとっ散らかりまくりで興味が持続したのはゆとりパワーでしかないけど、それでいい!

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.8

良かった けどやっぱ長かった

6合目ぐらいまでほんとに面白かった見入った

ヤツが来てからの1時間ぐらいはだいぶ長く感じたかなあ 実話もの故の誠実さの裏返しっちゃそう

でも最後の嘘からの急展開ラス
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シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.5

今(ちょうど今)ネット上で起きている事態とリンクしてしまって現実味しかなかった

行き過ぎた承認欲求、カメラという銃口、プライベートを売るビジネスの限界

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