ねこ豆腐さんの映画レビュー・感想・評価

ねこ豆腐

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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.2

こんなに訳わからなくても面白い映画は初めて見た。
映像や音楽から伝わる劇中の雰囲気があまりにも洗練されていてまさに観ているだけで惹き込まれる。主人公が人間味あふれる人物だということに気づくのが遅かった
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メイズ・ランナー(2013年製作の映画)

3.0

思ったより楽しめた。集団サバイバルゲームみたいな感じで少年達がわちゃわちゃしてる感じがよかった。ただし続編を見ようという気は…

陰陽師0(2024年製作の映画)

3.0

思ったより楽しめた。呪術が完全なサイエンスフィクションではなく、人の無意識に作用するある種の催眠術として扱われていて以外と現実的な設定だった。白組のVFXもクオリティが高いし舞台となる建物や風景も非常>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.3

クリストファー・ノーラン作品はストーリー構成が難解なうえ時系列もしっちゃかめっちゃかに行き来するので頭を悩ませながら見る羽目になるのだが、本作は場面が夢の段階ごとにはっきりしていて、時系列も最初と最後>>続きを読む

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.2

この作品の感想よりむしろこの作品をあまり面白いと思えなかった自分の感受性について考察したい。すごいわかりやすい物語だしキャラも個性的だしハラハラ・ドキドキ、アクションシーン盛りだくさんなんだが、期待し>>続きを読む

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.6

青空晴れ渡る土曜日の昼下がりに昼飯を食べながら見る映画ではなかった。若干メンタルが落ち気味だったこともあり、セックス、グロ、暴力、狂気が心に刺さって極めて鬱屈とした気持ちにさせられた。
とはいえただの
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

2.9

某掲示板でやたら持ち上げられていたので見たが、思ってた展開と違って残念。部屋を真っ白にしちゃう奇行をするくらいの暗い過去をもつ主人公を見てどれだけ渋い男なんだと思ってたらなんかよくわからんキッズの面倒>>続きを読む

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.4

アクションシーンは想像の3倍くらい凄かった.ただ前半の重々しい雰囲気から重厚なストーリーを期待してしまったので逆にアクションのド派手さと打ち消し合って作品の総評としては期待を下回ってしまったのが残念.>>続きを読む

呪詛(2022年製作の映画)

4.1

大黒仏母のような禍々しい呪いの象徴が仰々しく扱われていているような作品が大好き.伝統的な民間伝承に基づくカルトには基本ハズレがない….
そんな自分が唯一気になってしまったのはモキュメンタリーによる構成
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

学術,政治,恋愛といった様々な面でオッペンハイマーという人物が描かれたが,それにも関わらず自分はオッペンハイマーへの共感を得ることはできなかった.キリアン・マーフィーの演技力や実存した人物像の綿密な深>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.4

湿地に孤独に暮らしているだけでも美しい女性なら男は寄ってくるんだなと…ある意味自然的かつ動物的.孤独でありながらも愛を知り,別離による苦しみに苛まれ,やがて平穏を得る…と見せかけて平穏の中には常に消え>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.2

女王陛下の演技力が生々しすぎて情事のシーンなどは結構不快だった.
エマ・ストーンはヨルゴス・ランティモス作品との相性が抜群にいいと思う.強かで狡猾な女性でありながらときには性差や権力に圧倒される宮女と
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市子(2023年製作の映画)

2.7

長谷川くんかわいそう.正直話の流れの細部がよく分からなかったが,ミステリの核となる戸籍関連の問題に現実味がなく,また市子自身や身の回りの不幸な出来事に共感がもてず面白いと思えなかった.演技は子役ともに>>続きを読む

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

4.0

二度と手に入らない夢を追いかけ続ける純粋なるギャツビーの物語.輝きの中にいてもなお心の中にある過去の輝きには及ばず,虚飾に満ちた彼の人生は比類なき悲しみとともにあった.
「夢が過去のものだと気づかずに
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

アリ・アスター作「ボーはおそれている」と同時期に上映されており,”恐れ”と”哀れ”というネガティブな感情や奇怪ながら美しい世界観など共通するものを感じた.
エマ・ストーンおよび劇中の風景,建物,小物の
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.8

プラダを着た悪魔とは逆にアン・ハサウェイがボス側となるお仕事もの.
ベンの人間性に惹かれ,終始楽しく観れた.

ノウイング(2009年製作の映画)

2.4

結末に進むほどひたすらチープに尻すぼみする映画.逆に言うと冒頭暗号の解読のくだりや量子力学に関する考察までは期待が持てた.
シナリオのアイデアはいいのにそれを映像的に表現する手法がド派手なCGと直接的
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.1

ホラー描写としては祈祷シーンが最高.度の行き過ぎた感じとシリアスな感じのバランスは「来る」に通ずるものがあった.
作品全体を通じてそれぞれの人物の”不信感”が色濃く表現されており,視聴者もまたなにが正
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ある男(2022年製作の映画)

3.3

正体が明かされていく展開がテンポよく面白かった.オチもよかった.

女神の継承(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに怖すぎてトイレにいけなくなるホラーを見れた。

タイの祈祷師が信仰する神や精霊といった存在は極めて原始的な生活に根ざしており、そこから派生する恐怖もまた原始的で本能に訴える恐ろしさをもってい
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フェルメール The Greatest Exhibition-アート・オン・スクリーン特別編-(2023年製作の映画)

2.4

たまた近所の劇場でやってたので。
普通に爆睡してしまって真珠の耳飾りの少女を取り上げてる所で慌てて起きた。

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.6

アメリカ社会の洗練されたバリキャリウーマンたちのお仕事もの.
なによりキャラが立っていて,それぞれのインシデントにおける主人公の決断と成長のシーンはどれも飽きることなく楽しんで見ることができた.
悪魔
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

視聴前には,船の船頭で抱き合いながら静かに二人とも沈んでいくものだと思っていた…(思ったよりドタバタしてあっけない結末だった).

改めて観て,信じられないほど壮大な舞台とストーリーのもとに緻密に登場
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.1

一つ一つの所作にしっかりと重量を感じる.めちゃくちゃなアクションをやりつつも,少なくとも対人戦闘はかなりリアルで丁寧.アクションに重きを置くという点では近年だとトップガンマーヴェリックなどと似た系統だ>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

バカウケすぎて期待していなかったが,最高のSFだった.
エイリアンの未知であったり謎に包まれた感じが,しっかりとぼやかされて表現されていてチープでなかったのが何よりもよかった.そして彼らの言語は映像と
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.1

サイコ殺人によって創られたおぞましい美しさが本作を価値あるホラー映画に仕立て上げていると思う.レクター博士はかつての精神科医であり,クラリスは犯罪心理学の学徒であり,いずれも”サイコ”と密接な関係をも>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.4

太い軸のメッセージ性のある映画.All is wellといいながらも身の回りの絶望からは逃れることのできない思い通りにいかない人生.それでも生きていくことについて,ただのメッセージではなく登場人物たち>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.2

エンドが悲しすぎる.大人の悲しみ…
ミュージカル部分はめちゃくちゃよかった.

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