monologueさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

3.2

岩井俊二だからこそ見せられた世界観の作品であって、アニメーション化させてもチグハグさが目立つ。唯一、主題歌がこの作品の質をだいぶ助けてくれたと思います。

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

4.2

深夜アニメの知名度を上げた代表作の映画作品。序盤のそれぞれが夢見た幻想の世界からの犯人探し、そしてまさかの結末。
ほむらが何よりも最優先した最恐で最高な不器用な愛情。
また、劇場版ならではの迫力感満載
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7月7日、晴れ(1996年製作の映画)

3.6

七夕の天の川をキーワードに、細かい設定や内容とかは度外視して、雰囲気と音楽をDREAMS COME TRUEにすることにより良い感じにまとめましたみたいな作品かなと。
ただ初々しい観月ありさはすごく可
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.3

最初の感想は「よくわかりません」
限られた時間で理解出来ない難易度でした。ただし、今迄の宮崎駿色より色濃く出ており彼が直球に伝えたかった人生観や思想を表現出来たのなら良かったのかなあと。いわば今作は最
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ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

3.9

アマゾンプライムにて。
正直言って物凄い軽い気持ちでふわっと見ていたのですが、予想を超えてとても面白かったです。ピッコロが全編を通してここまで主役になるとは。いつもやられ役なのに。更に、作中の中でも一
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怪物(2023年製作の映画)

4.3

是枝裕和×坂元裕二×坂本龍一という夢の組み合わせの作品で非常に楽しみだった作品。今年を代表する傑作になるのでは。

是枝監督の近年の社会問題を物語の中へ絶妙に拾い集めていく形と坂元裕二の人の繊細な部分
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劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(2023年製作の映画)

4.0

第二期と第三期の間を繋ぐ物語。
当時、三期を見ていた時に感じていた新キャラや設定に対する違和感や細かい伏線を回収してくれて見応えがあった。そして何よりこの作品はやはり朱と絞噛が出てきてこそ盛り上がるの
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.3

能を取り入れた事で、神秘さと少しの怖さが入ったが、物語的には特に大きな驚きもなく淡々と進んでいき、ストーリー構成が単調だった。
ただ、田舎の閉鎖的な雰囲気や体質は感じれた。現代にも存在すると思うとゾッ
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.7

登場人物が少なく、社運を懸けたビッグビジネスに向けて真っ直ぐに進む姿がアメリカチックに描きながらも熱く描いている。
あれだけ力強く巨額をベットできるのはお国柄なのか。
エアジョーダンというワードは知っ
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グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

4.1

正直、想像以上のクオリティの高さで良い意味で驚いた。
マルチバースというトレンドワードをうまく利用して、2作品のキャラクターを巧みに活用していた。
途中、これは、エヴァ?まどマギ?ウルトラマン?みたい
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

庵野秀明ファンだけれど、仮面ライダーは全く無知の中鑑賞。演出やキャラの感じはもうシンシリーズからの王道な流れ。
浜辺美波は、個人的に今までの作品で一番ハマっていたのでは。良かった。
ただ、肝心なバトル
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横浜F・マリノス クラブ創設30周年記念ドキュメンタリー Beyond Together(2023年製作の映画)

4.5

クラブ30周年になる2022シーズン。数々のドラマを経て優勝にたどり着いた激闘の一年。そんなシーズンをクラブスタッフの目線などを中心に振り返るドキュメンタリー。
まず、純粋にイチマリノスのファンとして
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.9

佐々木みたいな奴は学校生活のどこかにいるのだけれど。
そんな彼をふと振り返ることはあることはあっても、そこを深掘るのは非常に面白かったし、切なかった。
アイツはどうだったんだろとか考えてしまった。
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

3.5

キラキラした青春でもスポ根でもない。ありふれた女子高生たちの卒業式にスポットを向けた内容。学校生活という場所を中心に、様々な性格を持った生徒からの目線で捉えていてとても興味深かった。
卒業に関しては、
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.7

原作のファンなので、個人のハードルは勝手に高めでしたが、軽々とその予想の何倍も超えてきた。原作同様の熱量と圧巻のライブシーン。一音一音の重厚さや閃光の様な煌めきがその場所にいるようにさえ感じてしまう。>>続きを読む

仕掛人・藤枝梅安(2023年製作の映画)

3.8

凄く安定感のあるドッシリとした時代劇を見た。長身の豊川悦司が醸し出す寡黙ながらも殺気のあるオーラ。
他の出演陣も流石の演技力。光や影の使い方が面白いなと思ったのと、食事風景がどれも絶妙に美味しそう。な
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.8

まず、清水尋也のアフレコがスゴく上手い。俳優がアニメ作品に出ると、違和感を感じることがあるが全く感じなかった。
後は、ラストシーンのセリフではないが、90分の上映時間とコンパクトの中に、映画クリエイタ
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RRR(2022年製作の映画)

4.0

IMAXで鑑賞。
ド級のエンタメ。細かい設定とか状況を軽く凌駕してくるエネルギー感が凄い。
アクションとかCG、音楽もそうなのだけれど、その他にもエンタメ映画の要素がパラダイス状態。
上映時間は長いが
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青い春(2001年製作の映画)

4.1

どこか閉鎖的な薄汚れた学校生活の中で、カリスマの不良になっている男とそれに憧れる友人。
青春の輝きというより、闇の中で暗くとも力強くギラギラしあっている。
若き松田龍平の出すミステリアスなオーラと新井
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.2

奈緒が演じるメンヘラ役は良い感じにハマっていたが、対する主演の永野芽郁が普段見せる清純な印象とは違い、煙草を吸ったり言葉遣いが荒いなど新境地を見せていたが、どうしてもちょっと無理感が強く入ってこなかっ>>続きを読む

ハルフウェイ(2008年製作の映画)

3.7

キラッキラな青春映画みたいのはテイストがどこか違って、この作品は基本台詞がアドリブで交わしていて、とてもリアル感がある。
また、岩井俊二が関わっている為、やはり映像がとても綺麗。PVを見ているみたいだ
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.7

日本社会の様々な問題をシングルマザーという視点にあてて捉えている。
中々、救われないような展開なのだが、そんな中でも力強く生きる主人公には勇気をもらう。
主演の尾野真知子の熱演は勿論だけれど、片山友希
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Mr.Children 「GIFT for you」(2022年製作の映画)

3.3

モンスターバンドの30周年Liveのドキュメンタリー。開始早々の終わりなき旅は、すごく奮い立たされるものがありました。
ただ、様々なファンの気持ちもわかるけれど、あそこまでいらない。正直。
一曲毎に止
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.8

いわゆる覇権作品を作る為に、切磋琢磨していく物語。
夕方放送で覇権というのも、若干疑問はあったけれどひとつの作品が出来るまで様々な人間が色々な心情で働いているのがわかる。
劇中で出てくるアニメ作品が、
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隠し剣 鬼の爪(2004年製作の映画)

3.7

藤沢周平世界が存分に観れた。
松たか子が演じる儚げな感じがとてもうまく表現されていて素敵。
幸せな結末で終われたので、物語としては満足です。

かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.5

後半の伏線回収で見方が変わってくる。
ただ、クライマックスになるにつれて感動の押しつけが多すぎた気がした。

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

5.0

劇場で鑑賞した後に、観客が余韻に浸りすぎてしばらく動けずに、すすり泣きだけが聞こえてとんでもない作品を見たという感想を覚えている。
出演陣の圧倒的な演技力は勿論の事だが、草彅剛のもはや武器である憑依力
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黄泉がえり(2002年製作の映画)

3.5

当時、劇場で鑑賞した時はそれなりに感動したような記憶があり再度見直し。
今見ると、ちょっと物語の細部に粗が目立つなあという印象。
後、出演者が豪華。デビューまもない長澤まさみのオーラがちょっと異質。

ひらいて(2021年製作の映画)

3.8

山田杏奈の放つ雰囲気が、宮崎あおいのような神秘さと若干の暗さをあわせ持つ空気が出てて圧倒された。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

壮大な音楽が無かろうとも、ここまで素晴らしい作品は作れるのだなと。
ボクシングジムで鳴るミット音や、サンドバッグを叩く音。生活している中での何気ない雑踏の風景や光の効果が抜群に効いていた。

表情だけ
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きょうのできごと a day on the planet(2003年製作の映画)

3.9

若者のささやかな一夜を切り取った作品なのだけれど、登場人物含めて空気感が抜群に心地が良い。
矢井田瞳の主題歌がまたピッタリ。
この時の妻夫木聡が演じる若者はドラマから映画まで色んな色が見えて、とても好
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

2.5

この令和のいわばシン・スラムダンクを表現するのならば、Netflixなどで配信でより深掘ってやった方が個人的には良かった。

見終えた後に、これでも良いけれど、私達が待っていたのは、最新の映像技術でた
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ピンポン(2002年製作の映画)

4.5

登場人物それぞれに違ったカッコ良さがある映画。
そして、物語をより盛り上げるスーパーカーの音楽。
抜群の組み合わせ。

いつまでも色褪せない一本。

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.3

主題歌と物語が細部まで本当にマッチする。
夜に観ると、色々な感情が思い出してしまう。
もう一本、似たような作品があるが、個人的にはこちらの方が好き。
主人公の部屋の雰囲気が、なんとも言えない。
伊藤沙
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

3.4

この作品のリアルタイムで観ていた時から、一話毎の感動の積み重ねが凄く、驚いていた。
だからこそ、劇場版でギルベルトが生存していたとなるとなると、皆が幸せにはなるが、今までのストーリーは何だったのか。
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母性(2022年製作の映画)

3.3

予告で想像していた内容とは違っていた。
家族の関係性について、改めて考えさせられる。
時代設定がいまいち掴めない中、同級生の男の子だけが今時のヘアスタイルだったり、キーポイントとなった火事のシーンなど
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