しょうもない雰囲気映画。終わって出てくる言葉は、だから何?救いは59分で終わる事。
異質な才能を持つ者への社会の不寛容さと、監督自身の暖かい眼差しが交差する、心のささくれが優しく剥がされ続ける120分。
想像していたよりもエキセントリックでなく、ちゃんと映画の体を成している印象を受けたがヒューマンさの面は少し浅い気も。空の青さに胡散臭いほど真っ赤な血、崩れる建物、砂漠に映える子供の裸、黄色いドレス、フ>>続きを読む
そもそも攻撃力の高い主役四人の能力を200%に引き上げる演出がすごい。同じスターの旦那芸でも木村拓也みたいにならずに済む福山の稀有な調和力は日本の宝だと思う。
ただ自分らしく生きても何も生産されず、その能力を持って公共に服す者のみが真の成功者たり得るといった実にアメリカ的なメッセージが美しい歌に乗って届けられる、襟元を正されると同時に社会の厳しさをそっと教え>>続きを読む
初見。ケイトハドソンの蛇遣い座的な目とバンドリーダーの妙に甘ったるい顔が記憶に残る。