ハワイと東京さんの映画レビュー・感想・評価

ハワイと東京

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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

3.5

冒頭の乾杯シーンで、劇場のお客さんも乾杯していた。ご機嫌な映画体験。映画ではジョン・シナのチャームを楽しむ。魅力的な叔父さんとして。

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

4.0

監督の半自伝にも関わらず良かったね感が薄いため、ノスタルジアが希薄。苦味が強いとても好みの作品。子供からしても世界はままならない。ホプキンスの(字幕に表示されない)呟きに惹かれる。

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.8

オープニングでやられた。昨今で最もタイトル文字が小さいのでは?構図も凄いが、どういうカメラの動きなんだと唖然と。ケイト・ブランシェットの所作の優雅さと美しさ。不意のLil' Darlin。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.0

とうとう終わり。意外なほどあっさり。フェイズ4以降のMCU映画では一番楽しかった。

ニューヨークの中国女(1968年製作の映画)

3.5

特典映像のようなドキュメンタリー。ゴダールは相変わらず煙に巻きまくっている。邦題が凄い。原題は「TWO AMERICAN AUDIENCES」。中国女は再見したくなったが。

1PM-ワン・アメリカン・ムービー(1971年製作の映画)

4.0

ゴダール作品、というよりゴダール出演のドキュメンタリー。演出をするゴダール。ウォール街を闊歩するゴダール。猫と戯れるゴダール。ブラックパンサー党と英語で対話しているゴダール。1968年のゴダールの知名>>続きを読む

午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

3.9

映画館で久しぶりにフランス映画を見た感慨。登場人物達が大変ながら自由に生きている。良い味わい。良い部屋。それにしても想像よりも高い所から落ちていて吃驚。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

以前親しんでいた世界が映画になっている…。ノスタルジアを刺激。ゲーム画面を微妙に踏襲する構図。92分の作品。満席の映画館で楽しんだ。

日本侠客伝 関東篇(1965年製作の映画)

3.8

目黒シネマにてthe sign podcast上映会で鑑賞。シーン毎に沢山の人達が動き回っている様子をスクリーンで見れる喜び。お金があった日本映画。プレ高倉健も好ましいが、鶴田浩二の所作を堪能。最後の>>続きを読む

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

4.1

調理場という戦場。様々な種類のトラブルがあったが、支配人と厨房スタッフとの認識のズレ。あれ、絶対まずいと思ってました。95分でワンカットなのに(?)主演以外の登場人物も印象に残る。衛生管理管の振る舞い>>続きを読む

花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

4.1

シネコンでウォン・カーウァイ。相変わらずオープニングタイトルが格好いい。どういうセンスで実現するのか。兎も角、好きな部分(美術、衣装、役者、撮影)と苦手な部分(コマ落とし)が混在。

Zolaゾラ(2021年製作の映画)

3.7

嫌な兆候は早いタイミングで訪れるが、軽さも発生して面白い。SNSの音が鳴り続ける演出というか、語り方のせいなのか、自分には「新しい映画」という印象。朝焼けが綺麗。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

IMAXで鑑賞。スペクタクルを目撃するために自分は映画館に通っているのだと再認識させられた。ジョーダン・ピールの未知との遭遇。

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.1

前作の結末、映画の予告(ドライブインシアターの)から自分が想像していた内容とは大分異なる毛色の作品。恐竜の描写は楽しかったが、登場人物が多すぎる。イナゴには失笑。間抜けな展開。

グレイマン(2022年製作の映画)

3.9

Netflix映画を初めて映画館で見た。人的リソースが注ぎ込まれる中盤アクションの凄まじさに笑ってしまう。無茶苦茶か。ライアン・ゴズリングの無表情とアナ・デ・アルマスの動きをひたすら楽しむ。ミニシアタ>>続きを読む

オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

4.1

馴染みの無い役者が演じる登場人物達(一部除く)を徐々に理解・把握出来る楽しみ。これが演出の力なのかしら。
音楽は終盤までほぼ流れていなかった記憶。冒頭の長回しから堰を切ったような屈辱の…など印象的なシ
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冬薔薇(2022年製作の映画)

3.8

演出には大いに心が動かされたが、いかんせん題材が合わなかった。反社描写のバリエーション。拉致シーンにおける車内の攻守逆転はちょっと笑ってしまった。
兎も角、真木蔵人が怖すぎる。予告でも使われていたあの
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ザ・ビートルズ:Get Back(2021年製作の映画)

5.0

メンバーの表情がカサヴェテスのフェイシズ並みに変わっていく緊張感。世の中には凄いプロジェクトがあったものだと呆れてしまう。劇中、素晴らしいシーンは数多あるのだけど、ルーフトップ・コンサートにおける字幕>>続きを読む

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.4

ノルウェー映画界が凄いのが、監督のヨアキム・トリアーが凄いのか。兎も角、驚いた。想像していたよりも変わった映画。章立ての構成も嫌味なく。大胆と実感(あるある?)のバランス。

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.8

劇中の登場人物自体。特に主演のふたり。総じて褒められたものじゃないけど嫌いになれない。むしろ好きに。ノーモーションで破壊行為をするブラッドリー・クーパーも。
移動、反復、フレアの美しさ。 ブルー・サン
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.2

冒頭のエルヴィスが音楽に触れるシーケンスに高揚。ブルースとゴスペル。バズ・ラーマンの演出も相まってえらいことに。総じて劇中のライブシーンが魅力的。キッチュなイメージだったけど、かっこいい。

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.9

はじめからラブコメと思って鑑賞したので終始楽しく鑑賞。ブラッド・ピットには笑う。主演2人のやり取りにもマジックが。とは言え、最も感情が揺さぶられた場面は全く関係無いシーンだった。天使の発見とその返し。

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.6

山本耕史と斎藤工が非常に魅力的。「団地」「美しい星」「散歩する侵略者」に続く宇宙人描写。画面の粗さからIMAXで観なくても良かったかもしれないが。

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.9

トイ・ストーリー過去作の記憶が薄れている状況で鑑賞(吹き替え版)。とまれ、ソックスが好き過ぎる。声を演じた、かまいたち山内の低温の魅力も相まって。いずれDisny+で配信するにしろ、映像と音の魅力によ>>続きを読む

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.6

クリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソン、それにナタリー・ポートマンを見ているだけで楽しい。が、何か盛り上がりに欠ける印象。それでいいのかなと思う展開。劇中の音楽もメアリー・J. ブライジぐらしかピン>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.9

またしても遊園地を印象的な場所として扱ったロードムービー。自身の手で相手の目を隠す描写の美しさと優しい会話。
途中から旅に加わる男の子がいい。国に関係無く子供を演出できる監督の作家性を再確認。おとりの
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.3

伊藤沙莉と安斉かれんのやり取りで、自分とは趣味が合わない作品だと早々に。池松と伊藤の生々しいやり取りは見入ったけど。それは兎も角、屋敷。なんなんだ。滅茶苦茶良かった。あの場面だけ何度も見たい。

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.0

開始早々、タイトルが画面いっぱいに映し出される。そこでもう痺れてしまう。内容もノワールに振って、雰囲気は自分好み。高揚させるシーンも所々あるが(カーチェイス!)それにしても自分には長過ぎた。

ドリームプラン(2021年製作の映画)

3.7

面白かった。予告で受けたスポ根の印象と大分異なる。ウィル・スミスが体現する山師の魅力と危うさは、ある種の狂人にも見える。コンプトンの描写はやるせない気持ちに。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.9

色んな人が言及しているあのシーンで自分もえらく感動して泣く。リメイク元のエール!と比較すると、こちらの方が洗練されている(誰の視点なのか明確)。

真夜中乙女戦争(2021年製作の映画)

3.3

永瀬、柄本、池田は終始魅力的。ファイトクラブな場面から興味が薄れる。自分は主要なターゲットでは無いのだろうが、楽しく見たつもりだが。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.3

ウェス・アンダーソンによる「ニューヨーカー誌の世界」。画面の情報量が凄すぎて痺れた。パンフが売り切れていて悲しい。

ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

2.5

デリカシーのなさ過ぎる人達が終始登場。空っぽな地獄。話と演出と撮影が好きになれない。中盤の田中と藤井のラフなやり取りは好ましかったが、直後に台詞で全部説明。FODのドラマ。原作の漫画の方がもっと繊細な>>続きを読む

三重スパイ(2003年製作の映画)

3.9

黒沢清の新作を見る前に鑑賞。主人公の夫の語り口と所作を見ている内に混乱を極める(その到達点がホテルでの主人公とのやり取り)。周囲の人々の言動に主人公が振り回される内容と捉えていたが、夫の造形が奇っ怪で>>続きを読む

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

4.2

素晴らしいタイトル。冒頭に流れるマイケル・ナイマンの音楽が横移動も相まって印象的。主人公2人のやり取りをもっと見ていたい。重いテーマを魅力的なキャラクターと街の魅力で軽やかに描いていて、新しいと感じて>>続きを読む

トロールズ ミュージック★パワー(2020年製作の映画)

3.3

極彩色のミュージカル。ポップで目まぐるしくドラッギー。話は現代的。それは兎も角、劇場の設備で音楽を聴くのは楽しい。ただ、スタッフロールに流れるミュージシャンたちの名前を見て後悔。字幕版は少なくともキャ>>続きを読む

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