mozuさんの映画レビュー・感想・評価

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コラテラル(2004年製作の映画)

3.6

トム主演ということで派手なアクション映画という先入観で鑑賞しましたが、蓋を開けてみれば重めのクライムサスペンスといった感じでした。
夜のロスの冷めた印象を受ける町並みと、気怠くしっとりとした音楽、その
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.5

マインドファック映画といえばこれ!というくらいに有名な作品のひとつ。

まるで炙り出しのように、エンディングに進むにしたがってうっすらと真相が浮かび上がっていき、そしてその全貌が明かされたときの衝撃は
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28週後...(2007年製作の映画)

4.5

前作は数年前に見て、記憶も曖昧なので今作のみの感想で。

オープニングがとても入りやすいです。
冒涜から起承転結をつけたショートフィルムのような展開で、直ぐにこの映画の雰囲気を掴めるように出来ているな
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LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標(2014年製作の映画)

5.0

長年のルパン三世ファンですが、この作品は全てが渋くて格好よくて大好きです!
ここ最近のルパン作品の定番となっていた楽観さ、コミカルさを極力抑え、台詞回し、演出、音楽、色彩全てにおいて渋め
かといってス
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ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

3.8

とてもユーモラスなストップモーションアニメーション
ブラックジョークと、突飛な発想、そして独特のテンポは如何にもウェス・アンダーソンらしくてニヤニヤしちゃいますw
小生意気さを織り混ぜたキャラクターた
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

3.8

妻が亡くなり実はゲイであることをカミングアウトして残りの人生を奔放に生きた父と、対照的に奥手で冴えないアラフォー息子とその彼女
なかなか人生ってうまく行かないな……と悩みながらも手を取って泣いて笑って
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ザ・セル(2000年製作の映画)

4.0

映像がとても綺麗で耽美、タナトス、ダークファンタジー、シュールレアリズムが混沌と漂っている…反面ストーリーはとても静かで、とても悲しい
ヴィンセント・ドノフリオの怪演は凄い……

クルードさんちのはじめての冒険(2013年製作の映画)

4.5

世界観、色彩、背景美術が色鮮やかでそれだけで胸がいっぱいになるほど感動する!
冒険もの家族ものとしてスピード感と感動するツボも押さえていてとても楽しい
不器用だけど家族思いのお父さんに泣かされます…

哀しみのベラドンナ(1973年製作の映画)

4.0

虫プロの大人向けエロティックアニメ(ただ手塚治虫は直接関わってない模様)
男や魔物に蹂躙され尽くすベラドンナの、耽美と表現するには残酷過ぎて目を背けたい程の悲惨劇
芸術的表現を優先したような作画は目ま
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.0

クズしか居ないので心の拠り所皆無で感情移入はできないし、爽快感もないし、胸糞だけど不思議と魅入ってしまう、そしてまた観たくなる中毒性w
血塗れの悲惨劇なのに溢れ出るコミカル感はやっぱタランティーノだな
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スルース(2007年製作の映画)

4.0

一人の女を賭けた男二人の騙し合い。ですが途中から女の事はポイッと脇にやられて、殺伐とした意地の張り合いになっています(笑)
舞台を意識した台詞回しや立ち回りも面白い。シンプルなストーリーですが、二人の
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トライアングル(2009年製作の映画)

4.5

どんでん返しもの、いわゆるマインドファック映画の良作だと思います。
ループもの&考察モノでもありますが、あまり難解では無く、ある程度答えが示されているので、考察サイトを巡りながら2回目を見るのも楽しい
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西遊記 孫悟空 VS 白骨夫人(2016年製作の映画)

4.0

これぞ大道の西遊記!っと言う感じでとても楽しかった!
ラストはちょっと以外……かもだけど続編への布石(?)として期待してます。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

5.0

何処を切り取ってもお洒落!
平面の絵本の中でドタバタと喜劇が繰り広げられているような可愛らしさと、独創性に富んだストーリー。
ラストの余韻は切ないながらも、じんわりと胸に広がります。
イメージカラーが
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ミックマック(2009年製作の映画)

4.5

父親を地雷で亡くし、自らも事件に巻き込まれ脳の中に弾丸を埋め込まれた主人公が武器会社に復讐するって一見辛気臭いストーリーなんですが、何処を切り取ってもお洒落で明るい!
仲間の浮浪者達が軒並チートで次々
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おみおくりの作法(2013年製作の映画)

4.5

静かで長閑とした物語に溶け込む、エディー・マーサンの儚げでありながら、際立つ存在感。そして、結末の衝撃は大きく、エンドロールの長い余韻の中でも、涙は溢れ続けた。とてもいい映画でした。