mtmtさんの映画レビュー・感想・評価

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映像と音楽重視
ベストムービーはその2項目(とカルト要素)で選択してみた

映画(1434)
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.8

原作岡崎京子、監督二宮健、主演門脇麦。待ち遠しかった本作、さっそく鑑賞。二宮監督のサイケデリックな色使いはやはり良い。門脇麦の演技はさすが。ミキの覚めて気だるそうな感じも合っていた。そして岡崎京子の原>>続きを読む

セイント・クララ(1996年製作の映画)

3.7

イスラエルのファンタジック青春映画。ロシア転校して来た予知能力を持つ女子中学生クララが主人公。原発や地震研究所など随所に世紀末を思わせる設定と、このカテゴリーにしては驚くくらいダークな音楽が印象的。妙>>続きを読む

天使の恍惚(1972年製作の映画)

3.5

最近話題の若松孝二監督作品初鑑賞。本作を選んだのは横山リエ出演作だから。世界革命を目指す左翼団体の若者たちを描いている。いちいち理屈っぽいんだけど、いちいちセックスしていて成人映画指定。横山が歌う「こ>>続きを読む

ミュート(2018年製作の映画)

3.5

父親らに捧げられたダンカン・ジョーンズ監督最新作。Netflix配給映画。舞台はサイバーパンク調な近未来ベルリン。既視感はあるが好きなヴィジュアル。しかしプロットがいかんせん単調かつ冗長。またアーミッ>>続きを読む

ペーパーボーイ 真夏の引力(2012年製作の映画)

3.5

凄く独特な余韻の映画。舞台はいまだ人種差別が色濃く残る1969年のフロリダ。社会派な面とキチ系テイストがミックスされた特異なストーリーが、まさに60年映画っぽい演出で進行する。ニコール・キッドマンの演>>続きを読む

ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)

3.5

タイムリープ系だけど、よくある観客の混乱を期待するタイプの映画ではなかった。リープが3回というのもくどくなく丁度いい。しかしなんと言ってもこの映画の魅力はダイナミックな動き。赤く染めた髪をなびかせ、美>>続きを読む

ハチミツとクローバー(2006年製作の映画)

3.5

原作未読。美大を舞台にした青春群像劇。自分の職業とは正反対の能力を要求される美術系には以前から強い憧れを持っている。なので勿論大変なのは分かるのだが、美大で青春を遅れるなんて羨ましすぎてキャストがみん>>続きを読む

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

3.5

監督ルイス・ブニュエル、脚本にサルバドール・ダリが加わったシュールレアリスムの傑作とされる短編映画。冒頭の解説で淀川長治さんが使っている感覚映画という言葉に納得。有名な眼球を切断するものなど印象的な映>>続きを読む

変態男(2005年製作の映画)

3.5

変態箱シリーズ最後の作品。この作品の原題は直訳すると「凡人」。全く変態男ではない。凡人がとある事件を起こし、その後の状況は行き当たりばったりに進行。確かに木の棒での声帯破壊、狂言回しにゲイ刑事コンビな>>続きを読む

カフカの「城」(1997年製作の映画)

3.5

フランツ・カフカの未完小説「城」のほぼ原作通りな映像化。城に雇われたはずの測量技師がいつまで経っても城に入れず、領内の村に足留めされる話。物語は淡々としていて、しかも実質進行せずに未完。いかにもミヒャ>>続きを読む

殺し(1962年製作の映画)

3.5

若干21歳ベルナルド・ベルトルッチ監督のデビュー作。パゾリーニ原作。娼婦殺害事件を巡る群像劇。後に巨匠となる監督の処女作は得てして一要素がとんがっている事か多いが、本作は極めてバランスのとれた作品だと>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

劇場鑑賞時には消化不良だった本作をやっと再鑑賞。今回はほぼ理解しえたと思う。言語と思考、言語理解と時の観念の変化。素晴らしい原作と秀逸な脚本だと再認識。作品は最低限の説明、丁寧な映像、最適な音響効果。>>続きを読む

予兆 散歩する侵略者 劇場版(2017年製作の映画)

3.5

劇場鑑賞した「散歩する侵略者」のアナザーストーリー版。元はWOWOWドラマ。世界観は同一で、宇宙人が「概念」を奪い地球人を解析する話。オリジナル版と比較し淡々とした印象の作品だが、ガイドの役割が状況把>>続きを読む

スターシップ・トゥルーパーズ レッドプラネット(2017年製作の映画)

3.7

前作「インベイジョン」同様日本人スタッフ主体に作られたアニメ映画。リコ大佐、カール、カルメンと登場人物がすっきりしている。敵役エイミーや大佐率いる落ちこぼれ小隊など古典的なキャラ、支持率絶対主義などか>>続きを読む

イカリエ-XB1(1963年製作の映画)

3.8

1960年代、東欧旧チェコスロバキアのSF映画。生命探査に向かう宇宙船イカリエ号が舞台。船内デザインや宇宙空間の特撮がスタイリッシュ。前半は人間模様が主だが、ダークスターに遭遇した後は状況が一変する。>>続きを読む

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.5

ミレニアムシリーズ第4作目の映画化。米資本「ドラゴンタトゥーの女」以来の映像化。メインキャストは総入れ替えだが、クレア・フォイのリスベットも良かった。今作はハッキングに重点が置かれ、それ故ストーリーに>>続きを読む

変態ピエロ(2007年製作の映画)

3.5

「変態箱」収録作品3作目鑑賞。ラストはマジであっけにとられた。なんなんだこの映画は?全然嫌いじゃないけど。終始サイコな展開。正直言って中だるみは感じたけど、ピエロメイクをしてからはかっ飛ばしてて面白か>>続きを読む

Ricky リッキー(2009年製作の映画)

3.5

久しぶりのフランソワ・オゾン監督作品。「リッキーが巻き起こす愛の奇跡」なんてうたってるけど全然違うでしょ。ファンタジー映画じゃなくて普通にオゾン映画。少なくとも愛を感じるための作品ではないのは確か。そ>>続きを読む

ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.8

有名な難解映画で、リバースムービーとされる作品。当時19歳のジェイク・ギレンホールが主役のシゾっぽい高校生ドニー・ダーコを演じる。劇中上映されているのがスコセッシ監督の「最後の誘惑」である事がヒントに>>続きを読む

脳内ポイズンベリー(2015年製作の映画)

3.5

原作未読。この脳内会議という非現実的かつ誰もが思い当たる設定がいい。また真木よう子演じる女性主人公の脳内会議のメンバーに男もいるのが上手いなあと。苦手なグダグダ恋愛話がストーリーの柱だったがプロットが>>続きを読む

ディアトロフ・インシデント(2012年製作の映画)

3.5

「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」に代表されるファウンド・フッテージ手法の映画。上記作品の正常進化版。即ち脚本はより複雑になり、映像面でもお金がかかっている。題材のディアトロフ峠事件には謎が多く、それ>>続きを読む

モンスターズクラブ(2011年製作の映画)

3.5

豊田利晃監督の初期作と共通する静かな怒りが支配する作品。アメリカに実在する爆弾魔がモチーフとの事。主人公のアナーキスト/テロリストの爆弾魔を演じた瑛太が良かった。脇の窪塚洋介も味がある。その前衛的な作>>続きを読む

闇金ウシジマくん Part2(2014年製作の映画)

3.5

個人的にキャストに魅力を感じていたPart2。本作が観たくて前作も観たようなもん。ストーリーは群像劇でごった煮感がある。しかし菅田、中尾、窪田の小物軍団、柳楽の意味不明サイコ、高橋の完璧ソシオパスなど>>続きを読む

変人村(2006年製作の映画)

3.5

ジャケにある「変態箱」収録のフレンチホラー。「変態村」と違い邦題に違和感は無い。1番アガったのは冒頭のテロップ「神よ彼らを許すな、愚かな行為だと自覚しているのだから」ってところ。しかしその後の内容は…>>続きを読む

ユビサキから世界を(2006年製作の映画)

3.5

行定勲監督がアンダーグラフの同名曲の世界観を映像化した作品。集団自殺を決意した4人の女子高生たちの一夜が描かれている。???という点も多々あったが、この年代に持つ漠然とした不安感は表されていた。自分も>>続きを読む

スペル(2009年製作の映画)

3.5

サム・ライミ監督作品は「死霊のはらわた」以来。オカルトのほかムシとか動物殺しとかエグい描写満載で、総じてコミカルでB級感があった。即ち恐さの要素がヴィジュアルに特化していてあまり深みがない。さっぱりし>>続きを読む

禁断の惑星(1956年製作の映画)

3.8

SF映画史に輝く偉大な一本とされる本作。なるほど後年の映画に強く影響を与える画期的な作品だった。宇宙空間、宇宙船そしてロビーというロボットなどの造形は独創的。より素晴らしいのはその内容。邪悪な潜在意識>>続きを読む

友よ、風に抱かれて(1987年製作の映画)

3.5

コッポラ監督のベトナム戦争映画も、舞台は戦没者を埋葬するアーリントン国立墓地。戦闘シーンは全て記録フィルムからの借用。平時の戦争映画は例外なく反戦映画と言えるが、本作の様に完全な片側視点だと重みに欠け>>続きを読む

バスターのバラード(2018年製作の映画)

3.5

コーエン兄弟による全6話オムニバス形式の西部劇。スクリーン公開でないは残念。大きな画面で観たかった。全話彼等らしいブラックな要素と含蓄がある。言わば諺を映像化したような感じ。どの話も面白かったが、自分>>続きを読む

映画 闇金ウシジマくん(2012年製作の映画)

3.5

原作未読で、テレビ版も観たことない。テレビ版からの継続性があるのか、よく分からない登場人物がいたのが悲しい。10日で5割って闇金の利息凄すぎ。良かった点は刑法の勉強が少し出来た事。内容にそれほどインパ>>続きを読む

コングレス未来学会議(2013年製作の映画)

4.0

初鑑賞で製作者の意図を完全には理解してはいないと思うが、かなり印象的な映画体験だった。実在の女優が自分の肖像権を売却するところから始まり、こういう展開になるとは想像も出来なかった。実写、アニメーション>>続きを読む

スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン(2012年製作の映画)

3.5

ポール・ヴァーホーヴェン監督作品に始まった「スターシップ・トゥルーパーズ」シリーズの4作目にして初アニメ作品。日米合作で言語は英語も主要スタッフは日本人。宇宙船などのメカ描写にはアニメーションの特性が>>続きを読む

フォー・ルームス(1995年製作の映画)

3.5

クエンティン・タランティーノ監督が他3人の監督に声をかけ、それぞれ1話ずつ担当した全4話のオムニバス映画。大晦日のホテルに勤務するベルボーイが、困った宿泊客達により様々なトラブルに巻き込まれる古典的ア>>続きを読む

松ヶ根乱射事件(2006年製作の映画)

3.5

何というか全編に渡って変な空気が漂っている映画。まずは山下敦弘監督らしい脱力感がベースにあるが、それと共に新井浩文や木村祐一らの醸し出す不穏感、恐怖感がうまくミックスしながらストーリーが展開する。そし>>続きを読む

ロリータ(1961年製作の映画)

3.5

「ロリータ・コンプレックス」の語源となった少女が登場する原作小説を、スタンリー・キューブリック監督が映画化した作品。正直に言って映像/演出面に監督らしさは乏しく、背徳感の低いストーリーも自分には物足り>>続きを読む

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

4.0

2019年のスタートはトーマス・アルフレッドソン監督の大好きなこの作品から。ストックホルムの冬を舞台とした現代ヴァンパイアもの。北欧映画らしい暗く静謐な雰囲気に加え、美しく繊細かつ残酷な映像が堪らない>>続きを読む

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