mtmtさんの映画レビュー・感想・評価

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映像と音楽重視
ベストムービーはその2項目(とカルト要素)で選択してみた

映画(1343)
ドラマ(0)

スコルピオンの恋まじない(2001年製作の映画)

3.5

正直ラブコメは苦手ジャンル。でもウディ・アレン監督のはOK。今作も鑑賞後に軽く口元が緩むいい感じの映画だった。主人公は監督自身が演じる初老の保険会社調査員。催眠術のせいで窃盗犯にされたり、天敵である会>>続きを読む

フランティック(1988年製作の映画)

3.5

大好きなロマン・ポランスキー監督だけど、コレはその新たな作風を発見させてくれた。話は異郷パリで妻を攫われた医師が、国家間の非合法活動に巻き込まれるというもの。特徴はシリアスな話なのに、実は喜劇?と思う>>続きを読む

太陽(2016年製作の映画)

3.5

有る様で無い科学的背景設定のあるディストピア邦画。ウイルスの感染を契機に、生まれながらにしてて属性の優劣が決められる世界。少し「ガタカ」を思い出した。ストーリーはやや設定負けしていて、スメタナの「わが>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.8

学生時代以来の鑑賞。当時と違ったのはリヴァー・フェニックスに対し感傷を持った事。大人を含め飛び抜けて上手くて存在感があった。もちろん遠い少年時代の冒険の思い出話は無条件に郷愁をそそるし、自分も思い出さ>>続きを読む

モスキート・コースト(1986年製作の映画)

3.5

文明社会を嫌悪し、ホンジェラスの未開地に自給自足の村を開拓する父親。父を慕いながらもその行動に疑問を感じていく息子や家族。彼らをハリソン・フォードやリヴァー・フェニックスらが演じている。厄介なタイプの>>続きを読む

アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

3.5

厳重な監視と島の周りの強い潮流から脱獄不可能とされたサンフランシスコ湾に浮かぶアルカトラズ島刑務所。そこで1962年起こった歴史的脱獄事件の映画化。脱獄映画では最も有名な作品か。主役のクリント・イース>>続きを読む

アマデウス(1984年製作の映画)

3.7

20年ぶりに鑑賞。19世紀オーストリアの宮廷作曲家アントニオ・サリエルが、晩年入院中の精神病院でウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの死について告白する演劇をもとにした作品。凡庸な存在の代表で、モ>>続きを読む

草原の実験(2014年製作の映画)

3.7

監督はロシアの新鋭アレクサンドル・コット。舞台は中央アジアで、大筋は邦題のそれ。だけども全編に渡って台詞が無い事や、ラストの演出も実験的。この映画ならではの映像表現が成し得ているのは、主演エレーナ・ア>>続きを読む

白いドレスの女(1981年製作の映画)

3.5

個人的に旬な役者ウィリアム・ハート目的で鑑賞。「蜘蛛女のキス」とは見違える男臭いハートも良かったが、稀代のファム・ファタールを演じるキャスリーン・ターナーがより魅力的。この役と彼女の演技はかなりのイン>>続きを読む

突撃(1957年製作の映画)

3.7

キューブリック監督20代の作品。舞台はWW1の独仏塹壕戦から仏軍軍法会議へ。狡猾な将軍と無力な一般兵士対比など戦地での不条理が描かれた反戦映画。奥行きを持った構図はいかにも監督らしかった。またラストで>>続きを読む

シシリアン(1987年製作の映画)

3.5

「ゴッドファーザー」のマリオ・プーゾ原作。その外伝的位置付けとの事だが、コルリオーネ・ファミリーは全く出てこない。こちらはマイケル・チミノ監督による、実在のシシリア山賊サルヴァトーレ・ジュリアーノの伝>>続きを読む

出発(1967年製作の映画)

3.5

ポーランド人スコリモフスキ監督によるベルギー製作映画なのだが、テイストはまんまフランス映画のそれ。青春映画としては典型的な、夢に一直線の男と何故かそれについて行く女。正直あまり面白くなかった。がラスト>>続きを読む

SLUM-POLIS(2015年製作の映画)

3.5

「THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY」の二宮健監督が大阪芸大卒業制作として撮った作品。完成度の高さに驚いた。前記作品を劇場鑑賞時、その色彩感覚と構図が印象的だったが、今作でも同様>>続きを読む

サンタ・サングレ/聖なる血(1989年製作の映画)

3.5

アレハンドロ・ホドロフスキー監督作品で、ジャンルは前衛ホラーかな。精神病院、サーカス、フリークス、白塗り等々。ホドロフスキー作品に安定のテイスト。ただし上記タームから想像されるような不道徳感は全くなく>>続きを読む

蜘蛛女のキス(1985年製作の映画)

3.5

舞台は軍事政権下アルゼンチン。「汚い戦争」時代の刑務所。思想に生きる政治犯と愛に生きるゲイのある秘密を伴う獄中共同生活が描かれている。その背景からも当然のように迎える結末だが、単に悲劇とは言えない美し>>続きを読む

ヴァルハラ・ライジング(2009年製作の映画)

3.5

監督ニコラス・ウィンディング・レフン、主演マッツ・ミケルセンというプッシャー2のコンビ。北欧神話隻眼の神オーディンがモチーフであろう話。タイトルのついた6つの章から成り立っている。圧倒的暴力と突き抜け>>続きを読む

U・ボート(1981年製作の映画)

4.5

西ドイツ映画の超傑作。久々をDC版で鑑賞。4万人が出撃し3万人が未帰還だったWW2時ドイツUボート。ナチ党員ではない普通のドイツ兵が描かれている。愚直な演出とキャストの名演が最高の臨場感と緊張感を生み>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.8

クイーン/フレディ・マーキュリーの伝記的映画。ドラマとしても良作だが、もっと長く曲を流して欲しいなと思いながらの中盤。しかし最後のライブ・エイドでその不満の解消はもちろん、最高の高揚感が待っていた。彼>>続きを読む

キサラギ(2007年製作の映画)

3.5

一年前に死んだアイドルを偲んで集まった5人の男による会話劇。回想再現シーンはあるが、基本は密室で展開されるサスペンスコメディ。キャストがみんな芸達者で濃い演技がはまってた。また脚本のくどいまでの畳み掛>>続きを読む

サンキュー・スモーキング(2006年製作の映画)

3.7

面白い。脚本が秀逸。カラッとした演出も観やすかった。タバコという意見が白黒ハッキリしそうな題材とだけど、主題はそこではないという。監督のジェイソン・ライトマンは「ジュノ」を撮った人か。なるほど好みの作>>続きを読む

明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

3.7

実在した列車/銀行強盗ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの半生を描いた作品。主演はポール・ニューマンとロバート・レッドフォード。サンダンス映画祭の由来となる映画。ともかくラストカットの素晴らしさよ>>続きを読む

プッシャー3(2005年製作の映画)

3.5

ニコラス・ウィンディング・レフン監督のプッシャーシリーズ最終作。今回の主役は何故か薬断ちして、すっかりしおらしくなった元締めミロ。麻薬取引のトラブルや、わがまま娘に翻弄される様は哀愁漂う。ついにブチ切>>続きを読む

イグジステンズ(1999年製作の映画)

3.5

1990年代までのデヴィッド・クローネンバーグ監督らしいヌメヌメ系映画。鑑賞後もヌチャヌチャした効果音が耳に残っている。ストーリーは仮想現実ゲーム内で進行。ただし仮想現実が何層にもなっており、どの世界>>続きを読む

非情の罠(1955年製作の映画)

3.5

キューブリック監督20代時の作品。1人の女性を巡ってマフィアと争うボクサーが主人公。回想形式でスリリングかつスピーディーに話は進行。最後の決闘の場がマネキン工場というのが気持ち悪くていい。しかし斧など>>続きを読む

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.5

前作の前日譚及び後日譚。ロバート・デ・ニーロ演じる先代ヴィトーの成長は古き良き時代の人情味をもって、対象的にアル・パチーノ演じるマイケルの成長は過酷なまでの非情をもって描かれている。プロットが卓越して>>続きを読む

テルマ(2017年製作の映画)

3.5

静謐な空気感はまさに北欧映画のそれ。所々極めて芸術性の高いカットがあり、かなりアート系な雰囲気。画面の事象はヒステリーとサイコキネシスという言葉が思い浮かぶ。そして父親との関係性も考えると、ホラー映画>>続きを読む

LOVE【3D】(2015年製作の映画)

3.8

ギャスパー・ノエ監督のL•S•D映画。題名のLOVEについては拘りあるストーリー。再鑑賞の今回、マーフィーにかなり共感を覚えた。特徴である赤×黒の色彩とクラブ音楽が生み出す中毒性は凄まじい。自分には堪>>続きを読む

ROOM237(2012年製作の映画)

3.5

スタンリー・キューブリック監督の「シャイニング」を対象とした作品評論映画。よく知られている月面捏造映像へのヒントのほか、アメリカ先住民虐殺やホロコーストも表現されていると説く。こじ付けやトンデモ以上と>>続きを読む

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.8

言わずと知れたフランシス・フォード・コッポラ監督による名作中の名作。自分は映像、脚本、キャスト、音楽の四要素で映画を評しているが、今作はその全てが傑出している。特にファミリーの描写における質の高さは、>>続きを読む

修道士は沈黙する(2016年製作の映画)

3.5

主人公はトニ・セルヴィッロ演じるイタリア人修道士、舞台はG8財務相会議場という異色設定のサスペンス。キリスト教的概念と西洋的資本主義の相反性という古典的なテーマ。時に眠気を感じるほど抑揚に欠けた展開だ>>続きを読む

プッシャー2(2004年製作の映画)

3.8

ニコラス・ウィンディング・レフン監督、デンマーク時代の代表作であるプッシャーシリーズ2作目。前作でボコられたマッツ・ミケルセン演じるトニーが今作の主人公。父親への畏怖主体の話はなかなか。前作に増して音>>続きを読む

ガッジョ・ディーロ(1997年製作の映画)

3.8

死んだ父親が聴いていたロマ人歌手を探すフランス青年が、ルーマニアのロマ村で様々な経験をし成長する話。愉快な事ばかりではなく理不尽なロマ人への差別描写もあり。彼らのファッションや音楽が凄くいい。素人のロ>>続きを読む

否定と肯定(2016年製作の映画)

3.5

ホロコーストの有無を争ったイギリスでの裁判をもとにした法廷劇。レイチェル・ワイズ主演。欧米ではホロコーストの否定なんてタブーなのかと思っていたが、こんな裁判もあったと知って驚いた。判決シーンが意外とあ>>続きを読む

ユリゴコロ(2017年製作の映画)

3.5

久しぶりの熊澤尚人監督作品。中盤までの吉高由里子のキチっぷりが素晴らしく、サイコパス物好きな自分はテンションが上がった。しかしそこからナゼか良い人/家族愛映画に変貌していってしうのが…。結局は原作が自>>続きを読む

マップ・トゥ・ザ・スターズ(2014年製作の映画)

3.5

デヴィッド・クローネンバーグ監督作品としては珍しい家族劇。LAを舞台にある忌まわしい秘密を持つ夫婦と、2人の子供たちのグロテスクな転落が描かれている。表面的な軽さと深層の重たさを両立させたインパクトの>>続きを読む

アナライズ・ミー(1999年製作の映画)

3.5

ロバート・デ・ニーロといえばまずはマフィア役だが、同時に「キング・オブ・コメディ」のコメディアン・パプキンも堂に入ったものだった。今作はその両要素が楽しめる。精神分析医役のビリー・クリスタルや、彼の腹>>続きを読む

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