mtmtさんの映画レビュー・感想・評価

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映像と音楽重視

映画(959)
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

4.0

アラン・ドロンの出世作。監督は「禁じられた遊び」のルネ・クレマン。南イタリアが舞台のサスペンスドラマ。港町の風情、ニーノ・ロータ作のテーマ曲、有名なラストシーン、何よりドロンの美貌に演技力と多岐にわた>>続きを読む

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.5

ジョージ・A・ロメロ監督によるゾンビ映画の記念碑的作品。驚いたのはゾンビ誕生の原因。知らなかった。ストーリーは救いが無くてビビった。ゾンビの原型を作った映画なので、その造形は基本的に地味。(1人だけ全>>続きを読む

エレファント(2003年製作の映画)

4.0

コロンバイン高校銃乱射事件をモチーフにヴァン・サント監督が制作した映画。視点を変えて同一シーンを繰り返すプロット。長回し、広角なアングル、ぼかし、スローモーションなどの技法。雲の流れなどの映像。楽曲「>>続きを読む

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

3.7

テレビドラマを観ないので初めてこのシリーズに触れた。堤真一の演技は終始素晴らしかった。この映画の主役だと思う。精神的に追い詰められた時、ちょっとした事が支えになり、かけがえのないものになるのは確かに。>>続きを読む

アリス・イン・ワンダーランド(2010年製作の映画)

3.5

あまり観ていないティム・バートン作品。急にトランプの兵隊が見たくなって鑑賞。ストーリーは思ってたのと全然違ったが楽しめた。バートンのキャラは不気味さと可愛らしさのバランスが絶妙。改めて原作者ルイス・キ>>続きを読む

CQ(2001年製作の映画)

4.0

期待しないで観たが大当たり。ソフィアの兄、ロマン・コッポラ監督作品。1960年代後半、レトロフューチャーなSF映画の監督を任された青年が主人公。映画セット、音楽そして出演者全員が可愛らしい。特に女の子>>続きを読む

ヒート(1995年製作の映画)

4.2

アル・パチーノとロバート・デ・ニーロ。2人の名優の共演作品。市街地での銃撃戦は驚愕の迫力。スクリーンで観たかった。またラスト、空港での邂逅は名シーン。しかしこの作品で最も印象に残ったのは、主演の2人が>>続きを読む

オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

3.5

「ドライヴ」同様、レフン監督独特の青から紫そして赤を主体とした色彩感覚。とても幻想的。ストーリーはクライム・サスペンスだがやはり幻想的で、なかなか監督の意図が読み取れない。上記のような独特の世界観を味>>続きを読む

ミネハハ 秘密の森の少女たち(2005年製作の映画)

3.5

「エコール」の姉妹作品。原作は同じで、監督は「戦争の犬たち」のジョン・アーヴィン。学校の詳細、少女たちの生い立ちが明らかに。姉妹作ほどの趣はないが、森の中の学校に大勢の美少女。それだけで画的には映える>>続きを読む

サラエボの花(2006年製作の映画)

3.5

ユーゴスラビア内戦時の、近代史上稀に見る非人道的事件を描いた作品。極めてシリアスな映画です。ただし知っておかなくてはいけない事件だと思う。主役のエスマを演じたミリャナ・カラノヴィッチが素晴らしい。そし>>続きを読む

Seventh Anniversary セブンス アニバーサリー(2003年製作の映画)

3.5

行定監督、比較的初期の作品。設定は独特で面白い。ただストーリーはちょっとグダグダしてたかな。初恋/失恋の女子高生が堀北真希に似てると思ったら本人だった。

殺人狂時代(1967年製作の映画)

3.8

岡本喜八監督の傑作娯楽作品。現代では問題のあるセリフや描写が時代を感じさせるが、スピード感のあるダイナミックな展開は最近の映画にも劣らない。主人公演じる仲代達矢の表情や喋り方がオカマっぽかったが、当時>>続きを読む

フェイシズ(1968年製作の映画)

3.5

ジョン・カサヴェテス監督の初期作品。社会人になりたての頃、オールナイトで劇場鑑賞し爆睡した思い出の映画。題名通りのアップ多用と長回しが特徴的。ストーリーは表面上軽いノリの会話が延々と続く感じだが、実は>>続きを読む

新宿泥棒日記(1969年製作の映画)

3.5

監督大島渚、主演横尾忠則。時代の前衛/アングラ要素満載、というかそれのみ。モノクロとカラーが時に入れ替わり、アップを多用した映像は新鮮。ただ内容は自分には濃すぎ。昔の若者は大変だったんだなぁと思いまし>>続きを読む

第七の封印(1956年製作の映画)

3.7

初ベルイマン監督作品。十字軍、ペスト、魔女狩りに火あぶりと中世ヨーロッパの暗黒要素満載。テーマは死とキリスト教的神の存在なのか。死神描写主体だが、神の存在もうっすら感じられたラスト。ともかく映像が美し>>続きを読む

スイミング・プール(2003年製作の映画)

3.5

オゾン監督のライト感覚な難解作品。果たしてシャーロット・ランプリング演じるサラの虚像なのか、或いは実体験なのか。いかようにも解釈できる。自分は虚像/願望派。気難しい女性役はイザベル・ユベールかランプリ>>続きを読む

八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.5

邦画らしい邦画だと思った。少しじめっとして情感溢れる感じ。登場人物の誰もが何らかの疵を持っている。嫌いじゃない。柄にもなく「愛する」ということは大切なんだなと思ったりした。

サカサマのパテマ(2012年製作の映画)

3.5

斬新な世界観。上下感覚分からなくなりながら観ていたけど、そういう事だったのかと。ストーリー自体はライトな恋愛もので、なかなか雰囲気の良い映画だった。しかし結構頭使いました。疲れてない時向きかも。

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

3.5

すごく上品な映画です。自分には過ぎるかな。デンマーク・ユトランド地方の村や自然が美しい。重要な要素の食事に関しては、その行為についても厳しく描いてました。とっても美味しそう。今ひとつ作品を味わい切れて>>続きを読む

反撥(1964年製作の映画)

3.8

初期ロマン・ポランスキー監督作品。主演カトリーヌ・ドヌーヴのサイコ・サスペンス。怖いです。まずタイトルロール。彼女の瞳をバックに文字が下から斜めに歪んで流れる時点で嫌な予感。ドヌーヴの疾患演技、監督の>>続きを読む

十三人の刺客(2010年製作の映画)

3.8

今まで観た三池崇史監督作品で一番良かった。役所、市村、稲垣ら役者の好演もあるが、監督が好きな題材を好きな様に撮っていると思えた。鑑賞後カタルシスが全くなく、虚しさだけだった。予想外。稲垣が演じるキチ殿>>続きを読む

スキャナーズ(1981年製作の映画)

3.5

クローネンバーグ監督の初期作品。他人の脳内を読んだり、時には爆発させるスキャナーと呼ばれる超能力者モノ。たぶんこの頃エスパーとかテレパシーが流行っていたのだろう。特撮技術は時代を考えると高度。特に頭部>>続きを読む

シリアル・ママ(1994年製作の映画)

3.5

悪趣味映画の帝王とも言われるジョン・ウォーターズ監督作品初鑑賞。ルールに厳格な主婦がシリアル・キラーになるストーリー。しかしジャンルはサイコ・サスペンスではなくブラック・コメディ。特に裁判のシーンは超>>続きを読む

地球、最後の男(2011年製作の映画)

3.5

多くの方と同様によく分かりませんでした。ストーリーは6年間にわたり宇宙に1人で取り残された男が何らかの記憶媒体と遭遇するというもの。製作意図のヒントは原題のLOVEなのだろうけど、それでもやっぱり分か>>続きを読む

ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

3.5

WWⅡ期から40年以上精神病院に収容されていた女性ローズの話。過去と現在のローズを2人の女優が演じている。ルーニー・マーラはもちろん抜群に美しいんだけど、ヴァネッサ・レッドグレイヴがとても綺麗だった。>>続きを読む

シャイン(1995年製作の映画)

3.5

実在のピアニストの半生を描いた映画。主役を演じたジェフリー・ラッシュは真に迫る演技。贅沢なダブルによる演奏シーンは鬼気迫るものがあった。なかなか演奏シーンが出てこなかったのは、後半のカタルシスを上げる>>続きを読む

質屋(1964年製作の映画)

3.7

シドニー・ルメット監督の社会派ドラマ。アウシュビッツで家族を失った過去を持つNYの質屋店主が主人公。フラッシュバックなどのPTSDに悩む彼を演じるロッド・スタイガーの演技が素晴らしく、特に中盤から終盤>>続きを読む

スターリングラード(1993年製作の映画)

3.5

邦題同名の作品とは異なり、ドイツ側視点からスターリングラード攻防戦を描いている。いわゆる英雄的登場人物はおらず、そのためストーリーとしては極めて地味。ひたすら観ていて苦しい。しかし反面リアルに戦場の悲>>続きを読む

(1990年製作の映画)

3.5

「影武者」「乱」に続いて製作された黒澤明監督作品。それゆえ、若い頃観た時は大人しく、正直もの借りない思いがあった。それ以来の鑑賞。イメージが全然違っていた。特に監督が少年の2本は、その日本的な美しさに>>続きを読む

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.8

オールタイムベルトの1本。最高のSF映画。この作品が心に残るのはレプリカントへの愛情ゆえだと思う。みな懸命に戦いそして死ぬ。滅びの美学があり、哀愁を感じざるをえない。プリス喪失後のバッティ演じるルドガ>>続きを読む

ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

3.5

デヴィッド・リンチ監督難解作品のひとつ。ストーリーの解釈は途中で放棄した。監督の意図は、観るものを困惑させ超現実的世界へ導く事だと理解する事にした。その意味では映像、そしてこの作品では特にダークでヘビ>>続きを読む

4番目の男(1979年製作の映画)

3.8

ポール・ヴァーホーヴェン監督初期の傑作。タイトルロールでのマリア像と蜘蛛。夢と現。そして4番目の男の意味。主人公アル中バイ作家の運命は?時に官能的な虚実入り混じる美しい映像。監督のファンなら押さえてお>>続きを読む

BLOOD THE LAST VAMPIRE(2000年製作の映画)

3.5

スタッフに押井守や神山健治の名前が…。最近まで知らなかった。工藤夕貴が小夜の声をあててるのも驚き。イメージは違っていたが合ってた。題名通りヴァンパイア物だがかなり異色。特異な世界観の全貌は把握できない>>続きを読む

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.7

これはブラック・ジョークやコメディではないよな。原作も映画もヒットしたのには理由があると思う。一昔前なら考えられない作品だろう。映画は時代を映す鏡というが…。

さよなら子供たち(1987年製作の映画)

4.0

ルイ・マル監督の実体験に基づいた話らしい…。ドイツ占領下のフランス。ユダヤ人生徒を匿った寄宿舎学校での出来事が描かれていた。正直、予備知識無く観たので心のダメージが大きい。この作品は結構来ました。観て>>続きを読む

クラッシュ(1996年製作の映画)

3.5

クローネンバーグ監督の怪作。公開時は成年映画指定されてしまったとの事。映像よりもセリフがやけにエロいです。ただ全編を通じてセリフは寧ろ少なく、交通事故をもって性的エネルギーを解放するという独特の世界観>>続きを読む

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