mtmtさんの映画レビュー・感想・評価

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映像と音楽重視

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キラークラウン(1987年製作の映画)

3.5

一昔前のピエロホラー。厳密にいうとピエロそっくりの宇宙人が地球に侵略し、食料にするために人々を襲う話。沢山のピエロが出てくるがそれぞれデザインが違う。ピエロ愛を感じる。悪行の限りを尽くすも、キモかわい>>続きを読む

死霊館(2013年製作の映画)

3.5

久しぶりのホラー映画挑戦。ジャンルとしては「エクソシスト」を彷彿とさせるオカルトホラー。悪魔や魔女、十字架や聖水といったキリスト教社会の方程式に則った正統派作品。よってホラー慣れしていなくてもとっつき>>続きを読む

ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

3.7

これもアキ・カウリスマキ監督が難民問題を扱った作品。しかし殊更に問題を主張する事なく、むしろユーモアを織り交ぜなが淡々と進行するのが監督らしい。そして素晴らしい空気感。こういう感情の高揚や涙を要求しな>>続きを読む

パピヨン(1973年製作の映画)

4.0

シャフナー監督の古典的大作映画。時代は1930年代、舞台は南米のフランス領ギアナにあった刑務所。無実の罪で終身刑囚として収監され、脱獄を繰り返すパピヨンが主人公。主演のスティーヴ・マックイーンの演技が>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.2

面白かったです!自分は低予算ゾンビ映画くらいの下知識で観に行ったのだけど、それで良かった。この作品の勝因は、シンプルだけどアイデアと情熱だと思う。ネタバレがイヤなので、好きなシーンとかは書きたくない。>>続きを読む

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

3.8

デヴィッド・クローネンバーグ監督によるホラーサスペンス映画。ストーリーはキレッキレに病んでいて、監督の絶頂期を感じた。特撮は文句なく高度で、かつ最後まで手抜きなし。拷問や人殺し、ビデオ人間などエキセン>>続きを読む

ベルトルッチの分身(1968年製作の映画)

3.5

ベルナルド・ベルトルッチ監督、若かりし頃の一作。ドストエフスキーの「分身」からインスピレーションを受けた作品だが、ストーリーの類似性は僅か。極端な性格の2つの人格は自我の分裂を表していると思うが、表現>>続きを読む

遠野物語(1982年製作の映画)

3.5

柳田國男の説話集「遠野物語」を参考にしている同名の映画。舞台は日露戦争期の岩手県遠野地方。当地のオシラサマ伝承を下地とした純愛物語が中心となっている。その他にも神隠し、座敷童子、鬼火など説話集中のエピ>>続きを読む

まわり道(1974年製作の映画)

3.5

ヴィム・ヴェンダース監督によるロードムービー三部作の2作目。自分探しの旅に出る作家志望の青年が主人公。漂う感じでロードムービーとしては比較的単調。ただしこの映画が14歳でのデビュー作となるナスターシャ>>続きを読む

モール・ラッツ(1995年製作の映画)

3.7

ケビン・スミス監督のコメディ映画。分類としては青春映画で、自分の苦手なラブコメ要素もあり。しかしそれは些細な事でともかく面白い!全体としてもまとまっているが、途中途中の小ネタギャグが凄い。何度も声だし>>続きを読む

紙の月(2014年製作の映画)

3.5

正直登場人物の誰にも共感できず、魅力を感じなかった。ある意味稀有な映画体験。讃美歌バックに宮沢りえが疾走するところはとても開放感があって良かった。でも最後の外国でのシーンは蛇足だと思う。原作由来だろう>>続きを読む

勝手にしやがれ(1959年製作の映画)

3.8

初ゴダール作品。会話がカッコいい。口説くのも、口説かれるのも上手いなぁ。恋人は恋をし、密告者は密告する。そして「まったく最低だ」か…なるほど。ヌーヴェルヴァーグはきちんと理解できていないが、より古い作>>続きを読む

メンフィス・ベル(1990年製作の映画)

3.5

WWⅡ中の1943年、イギリスから欧州大陸に空襲のため出撃するB-17 「メンフィス・ベル」号最後の出撃を、搭乗員の若者たち中心に描かれている。当然フィクションの要素は多いとは思うが、空の戦いの迫力は>>続きを読む

リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.5

アレハンドロ・ホドロフスキー監督の幼少期が色濃く投射されている作品。演出はいつも通りやばくて、さらに今作はよりぶっ飛んだ所が多かった。もちろん障害者やフリークスも登場。内容は両親との葛藤の精算かなぁと>>続きを読む

ライフ・アクアティック(2005年製作の映画)

3.7

とてもウェス・アンダーソン監督らしい映画。映像は例によって色使いをはじめ完璧。海洋冒険系のストーリーは脱力系なのだが、人生の辛さも描かれ奥深い。鑑賞後はなんか元気にさせてくれる。ジャガーザメなど、スト>>続きを読む

ナポレオン・ダイナマイト/バス男(2004年製作の映画)

3.5

「ナポレオン・ダイナマイト」って本名?とか思ってたら、やっぱりツッコまれてた^ ^。当然???な所はあるけど許せるんだよな、こういう映画だと。多くの人がシンパシーを感じるのは、みんな多かれ少なかれこん>>続きを読む

叫びとささやき(1972年製作の映画)

3.5

初めてのイングマール・ベルイマン監督のカラー作品鑑賞。やっぱりライティングは素晴らしかった。ストーリーは難解。前半次女の死、後半は残された長女と三女の葛藤が中心。「神の不在」が描かれているのは分かった>>続きを読む

トゥームレイダー(2001年製作の映画)

3.5

イギリスのゲームをもとにした映画らしい。秘密結社イルミナティや惑星直列、時の支配など香ばしいタームが散りばめられていた。冒険映画として特徴的な演出などはなく、手堅い作り。エンディングなんか寧ろ古典的。>>続きを読む

ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

3.7

学生時代以来、再鑑賞を躊躇していた作品。映画史上に残る究極の反戦映画。発禁にもなった自身の原作を、ダルトン・トランボ監督がベトナム戦争期に映像化。WWⅠで負傷し四肢と触覚以外の感覚を失ったアメリカ兵が>>続きを読む

ボックストロール(2014年製作の映画)

3.8

立て続けにライカ作品鑑賞。なんでこの作品が当時劇場公開になかったのか?それは鑑賞後分かったような気がする。絵面が総じて綺麗じゃない、というかむしろ汚い部類だからかなぁと。色は地味だし、キャラの造形は人>>続きを読む

世界は今日から君のもの(2017年製作の映画)

3.5

門脇麦目的で鑑賞。元ひきこもりの不思議ちゃん系女子が主人公。彼女が自分の才能と、周りの助けを得て一歩ずつ成長する物語。普通ならまず観ない系統の作品なんだけど、久しぶりのテイストなので新鮮に感じられ楽し>>続きを読む

希望のかなた(2017年製作の映画)

4.2

素敵な映画だった。全編を通してのユルめな空気が本当に自分好み。総じて乾いたユーモアが多いが、途中声だして笑える所もあった。どのシーンも構図に隙がない。フィンランドという国が少し理解できたような気がする>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.5

これは国王の座を取り戻す親子二代に渡る復讐劇なのか。最初のうちはユーモラスで結構楽しめた。初代バーフバリの死に様はカッコ良かった。ただクライマックスの宮殿での戦いは前作の戦闘と比較すると今ひとつかな。>>続きを読む

バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.7

最近の作品では類を見ない巨大スケールのエンターテイメント映画だった。ストーリー、演出、歌の歌詞、脅し文句全てハデ。今こういう映画はインドならではなのか。これだけの迫力は久しぶり。特に尋常じゃない数のエ>>続きを読む

砂の器(1974年製作の映画)

3.8

松本清張原作の社会派犯罪映画。恵まれない生い立ちを隠すピアニストの数奇な半生が物語の根幹をなす。言語学的な方言の考察が興味深い。またハンセン病への偏見、差別描写はまぎれもない歴史的事実。これを因とした>>続きを読む

シルバー・グローブ/銀の惑星(1987年製作の映画)

3.8

1970年代に製作開始も、当時のポーランドの政治状況ゆえに未完成に終わった作品。ただ監督の説明で筋は追える。かなり壮大なスケールのSF映画。難解な作品だが不条理が理由ではなく、熱量が凄すぎて普通の思考>>続きを読む

武曲 MUKOKU(2017年製作の映画)

3.5

熊切和嘉監督らしくエネルギッシュな作品。今作は剣道や寺院など和の世界が中心で、静かな中にという感じ。試合で父親を植物状態にしてしまった主人公。自身の「未必の殺意」を否定できず葛藤する剣士を綾野剛が演じ>>続きを読む

ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

3.5

デヴィッド・リンチ既鑑賞作品の中では「ストレイト・ストーリー」の次に筋を追うのが簡単。しかし中身はやはり監督作品といえるぶっ飛び具合。というのも登場人物がみんなヘン。それだけにダメなんだがピュアな2人>>続きを読む

ロング・エンゲージメント(2004年製作の映画)

3.5

ジャン=ピエール・ジュネ監督作品としては異色。WW1の独仏塹壕戦で死亡したとされる婚約者を探す主人公を「アメリ」のオドレイ・トトゥが演じる。青および黄色のトーンを使い分けた映像は、監督らしくとても美し>>続きを読む

太陽の帝国(1987年製作の映画)

3.7

スピルバーグ監督の戦時映画。舞台は開戦前夜上海租界から終戦時蘇州捕虜収容所。主人公の英国人少年を当時13歳のクリスチャン・ベールが演じている。少年が捕虜生活を逞しく生き延びる姿が主体だが、日本軍少年兵>>続きを読む

パラノーマン ブライス・ホローの謎(2012年製作の映画)

3.8

ライカ製作のストップモーションアニメ映画初鑑賞。あまりにもスムーズなキャラクターの動きはちょっとしたカルチャーショック。時折ストップモーション映画である事を忘れてしまうくらい。水の動きとかどうやったん>>続きを読む

夜叉(1985年製作の映画)

3.5

降旗康夫監督、高倉健主演と「鉄道員」のコンビ。舞台は北陸の港町。ミナミで「人斬り夜叉」の異名を持っていた元ヤクザが主人公。とくればもっとカタルシスのある作品かと思っていた。しかし田中裕子を見れただけで>>続きを読む

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.5

夫のゴーストペインターをしていた実在の女流画家が、自分の絵を取り戻すまでを描いた伝記映画。女性の人権が弱かった50〜60年代アメリカが舞台。ティム・バートン監督としては異色な作品といえる。すなわちファ>>続きを読む

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

3.8

学生時代以来の鑑賞。舞台はWWⅠの独仏が相対する西部戦線。ドイツ軍兵士目線で製作された米製作の反戦映画。主人公は18歳の志願兵。泥沼の塹壕戦を戦う日常が、時にユーモアも交えて描かれている。現代の視点で>>続きを読む

裸のジャングル(1966年製作の映画)

3.5

コーネル・ワイルド監督/主演。舞台は19世紀アフリカ。象狩時に雇主が地元部族へのみかじめ料をケチった為、人間狩りのマトにされるガイドのサバイバル映画。残酷な処刑方法や、奴隷狩りなどヤコペッティ監督作品>>続きを読む

サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

3.5

「ホテル・ニューハンプシャー」以来、米文学の巨匠ジョン・アーヴィング原作作品の鑑賞。色々とモラルの面では問題があるストーリー。だけど劇中でもあった「正義を貫くためには規則を破ることもある」という事が描>>続きを読む

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