『オッペンハイマー』IMAXで鑑賞!
前半の映像表現はキューブリックというよりはテレンス・マリックを彷彿とさせつつも、展開は緩慢では無くスリリング。
登場人物は多いが、決して群像劇にはならない。あくま>>続きを読む
映画は、確かに、存在した。
そして、私たちは…
劇中で語られるように「ドライヤー以降、映画で奇跡は起き得ない」のか。
真相は映画館で、瞳をとじて…
まさかシネコンでビクトル・エリセの新作を観れる日が来>>続きを読む
これは自転車の映画であろう!と思ったら、突風のようにスクリーンをよぎって行く列車。そして、クルマ。
映画撮るのって何が楽しいの?て、こんなん、楽しいだろ、という悦びに満ちているように見える。とはいえそ>>続きを読む
2022年の暮れの暮れに観るとは予想だにしない、王道の中の王道の推理モノ。
あなたたちは空気が読めないのか、というぐらい豪華で無神経?で皮肉タップリな時間が続くこの贅沢感は何なのだろうか…!(褒めてい>>続きを読む
コメディを装っているのでライトに観れるだろうという気持ちで、ゴダール訃報の後に最初に観直すのはこれにしようと思ったのだが…今観直すと、バンドの二人が出てくるシーン以外は、常に死のイメージが纏われている>>続きを読む
今ある技術で戦争映画を撮ったらこうなる、という作品…というとつまらないのかと思われそうだが、冒頭から悲惨な最前線の戦場が描かれ続ける。
戦争映画が好きな人からするとわりとゾクゾクする映像てんこ盛りだが>>続きを読む
リベラルおじさんのノスタルジー、と片付けるのは勿体ない。
背中に羽根なんか生えてない。地に足がついてるから、ここまでやって来た。ここが現在地。そんな事を思う。
劇場で映画が観れる最後の時代を飾る、素晴>>続きを読む
ヨハンヨハンソンの遺作にして最初の長編映画。まさにタイトル通りとなってしまったのは果たして…。
主演は人間ではなく、旧ユーゴ諸国に遺るスポメニックと呼ばれる奇妙な形をした戦争関係の記念碑群。
ヨハンは>>続きを読む
ドキュメンタリー、という事になってるけど、随所にアニエスらしいチャーミングな意匠が。邦題は「パリところどころ」を意識しているに違いないグッジョブ。
近年亡くなられたアニエスと、これまた先日亡くなられた>>続きを読む
どうやってるのだろう、緻密に設計された撮影に唸らせられるが、TPSゲームのような至近距離から後頭部を追いかける映像は苦手。恐ろしくも、遠からず現実になってしまいそうなシナリオは見事。
えっ!あのタイの洞窟の事故ってこんな切り抜け方してたの!という手に汗握る救出劇。これがほぼ事実なんだから驚愕。
抑制の効いた演出がとにかく素晴らしい。