タカクサキさんの映画レビュー・感想・評価

タカクサキ

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アナログ(2023年製作の映画)

4.1

全体的に「綺麗」な作品でした。
映像はもちろんですが、表情、設定、言葉、登場人物同士の関係性(恋愛、家族愛、友情どれをとっても)など、あらゆる要素が綺麗。
二宮和也さんと波瑠さんの表現力と透明感が、そ
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.8

史実の裏側ではこんなことが起きていたかも、というような観点で見ると普通に面白い映画ではあるけれど、
キングスマンのシリーズとしては全然系統が異なる印象。派手で痛快なアクション、みたいな演出は無かった。
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.0

前作よりもさらに激しくなったアクション、怒涛の展開。
各国を飛びステージが変わっていく感じも、映画らしくて見どころ。
男ウケの非常に良い作品です!
ちょっと今回のグロシーンは見るのがキツかったな…!

キングスマン(2015年製作の映画)

4.0

数年ぶり2度目の視聴。
かなり激しめのアクションと、爽快なテンポ。
描写がキツいと感じる方もいるかもしれません。
紳士の出立はカッコいい。

モテキ(2011年製作の映画)

4.0

90s前半生まれのサブカル好きにはブッ刺さりの音楽の数々。
この演出全体に渡る絶妙なダサさとヲタク感がたまらない。
そして長澤まさみの破壊力がエグい。

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.8

2回目。割と好きな邦画のひとつ。
ミュージカル感のある映画だけど、選曲がめちゃくちゃ良い。
少し上の世代だけど、懐かしさをめちゃくちゃ感じる。
シンプルに心温まる映画。
昔に戻ったかのように楽しく過ご
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.3

数年ぶり2度目の視聴。
当時は学生だったので年重ねて改めて見て良かったなーっていう作品。

スタイリッシュなイマドキオフィスの中で、クラシックなベンの自分を貫く姿勢。
1人が与える周囲への影響はすさま
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

4.2

家庭か仕事か、という見方をしてしまうと今の時代には合わない価値観のように見えてしまうものの、人との繋がりのあたたかさを感じられる良作。
選ばなかった方の人生の方が良かったのかな、はどんな人でも感じてし
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

映画館で見れて本当よかった。
大が圧倒的に真っ直ぐな主人公だからこそ、挫折と向き合う玉田と雪祈への感情移入。
特に雪祈が最初はバンドは踏み台にして自分が上がっていくべきだと言っていたのに、自分の殻を破
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.7

何度も見た映画。
初めてのインド映画なのにめっちゃ好きになりました。
好きなことに情熱を注ぐ
知りたいことを学ぶ
それが本質として人生で1番大事だってランチョーはいつも行動で示してくれる。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.0

とにかく無償の愛がブッ刺さる映画。
宮沢えりさんと杉咲花さんの演技が素敵。

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.8

人生であと一本しか映画見れないならこれかも。
どんな絶望の中でも希望を持ち続けて今できることをやり続けること。
大切なことが詰まってる。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.6

人生における気付きも、緻密な伏線も特にない。
なのに魅力的な登場人物たちとユーモアによって、最高にくだらなくて面白い。
それに加え巧みなカメラワークと90sの音楽とデザイン。
今回は劇場で見ることがで
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.2

戦争は終わっても、生活や遺恨は終わらない。耐え難い絶望の中でも、筋を通し、希望を持つということ。
道義を持って強く生きようと思わせる作品。涙必須。

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.4

ホラーショーなドルーグたちがアルトラするシニー、数年ぶりに2度目のビディー。
決して気持ちの良い題材ではないのに、なぜだか惹き込まれる不思議。
キューブリックのシメントリーでカラフルな描写が、人間の暴
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

やってはいけないこと と やらなければ生きれないこと の狭間。

治(父)
バグった倫理観の末、息子が大事だったと知る

信代(母)
打算的な目的はありつつも、最も人間らしく家族を思っていた。本当の“
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.6

何度も読み返したスラムダンク山王戦。
なのにこの映画によって、さらに物語が深みを増すことに驚き。
スクリーンで見たかったシーンも多々。
アニメは見ていなかったので、個人的には声の違和感などもなく。
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.9

ワンピースをミュージカルにしてみた、的な。

シャンクスとの再会というルフィにとってめちゃくちゃ大事なシーンを描かずに、
ルフィとシャンクスの共闘を描いたのは凄い。
ウソップとヤソップの連携がアツい。
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セッション(2014年製作の映画)

4.5

フレッチャーの狂気に段々と染まっていくニーマン。
鑑賞中のモヤモヤ感、全部吹き飛ばしてくれるラスト9分16秒。
次第に互いが大舞台であることを忘れて音楽にのめり込む様が爽快。最後の一瞬で完成する映画。
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.0

王道じゃなくて良い、誰にでも青春はあってのめり込んだり一喜一憂したり。
設定のチープさが様々なジャンルの掛け合わせを自然にしてる。
眩しい映画だった、伊藤万理華よき!

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.0

華やかでオシャレ、非常に見やすい。
役の成長に合わせ劇中でアンハサウェイがどんどん魅力的に。
努力は自分のものさしでは無意味。
全力投球は美しい。信念をぶらさないこと。

ーあなたの決断よ。先へ進もう
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浅田家!(2020年製作の映画)

4.2

震災というセンシティブなテーマを扱いつつも、それぞれの家族へのブレない照準のおかげで素直に感動。
父が息子を誇りだと言ったこと、何度も次の写真はいつ撮るんだって言ったこと、これが不器用な父親の愛情なん
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.3

きっとそばにいてほしいということが意味するのは、物理的にずっと一緒にいたいのではなくて、あの不自由で無力だけどワクワクする冒険を、楽しいこともムカつくことも、時には悩みも全部曝け出せる友人との思い出を>>続きを読む

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.9

気軽に観れるコメディ映画。
デューイの破天荒な先生っぷりと、徐々に内に秘めた情熱が溢れてくる子供たちが最高!
ストーリーは単調だけれど、何かに熱中することと、みんなで何かを成し遂げるということはやはり
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.9

原作をそのまま映画にしてここまで伸びるというのが凄い。
きっと視聴者の過半数は結末を知っていて、そこに向かっているのに手に汗握り、高い満足度を誇っている。
映像と音楽の演出の力。
これまでのジャンプ代
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.5

皆それぞれの正義があって、その為に憎悪が生まれ、殺戮が起こる。そんな中でも素晴らしいもの、美しいものがあるから、生きることは価値に値する。
映画館で見れて良かった作品。

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.3

本当に人を思いやるとは何かがテーマかな?
雇用主だから、年配だから、富豪だから、身体に障害を持っているから、、
そんなステータスだけで判断されることを嫌ったフィリップが唯一心を通わせたのが、無礼で、ブ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

初めての韓国映画でした。
映画のテーマに沿うとして、以下には差別的な表現を記載してしまうかもしれません。

“半地下”裕福ではなく貧困層ではあるが、最下層ではなく、上にも下にもなりうる家族。裕福な家庭
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トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

もう何度目かもわからない視聴。地上波で見たので記録。

知っているからこそ、最後の庭の芝生に入った瞬間から涙が止まらない。

肩に乗せた一枚絵は勿論だけど、アンディの一体ずつへ愛の溢れた紹介。
個人的
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.6

様々なレビューにもあるけどシャロン・テート殺害事件の背景は確かに知ってから見た方が理解がしやすかったかも。。
ただし1969年のアメリカカルチャーがたくさん散りばめられていて、何より主役の2人がカッコ
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.6

「もう大人よ。後は歳をとっていくだけ」
「俺は逆だ。歳はとったが、大人にならなければいけない。」

マチルダとレオンの複雑な交差点を描く個人的に好きだった表現。
親子でも恋人でもないけど愛情で結ばれた
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

60年代アメリカの人種差別問題が題材。テーマは重いがスマート且つコメディチックに描かれており見やすい作品。
黒人が口をつけたカップを、即座に捨てた主人公が、最後は共に旅をした黒人と抱き合うまでの物語。
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デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆(2020年製作の映画)

4.5

リアルタイム世代なので、エモいどころじゃすまされない。
無限大な夢を見るには大人になりすぎた、やるせない世の中で前を向いて行く。ボレロも、パロットモンも、ホイッスルも、楽曲の使い方も、デジタル空間の演
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

車やレースの知識は全く無いけど、それでも楽しめた、映画館で見て良かったと思える作品。
ライバルと権力に真っ向から自分の好きな事で挑んでいく生き様が最高にかっこよかった。そして扱いづらいと言われてた男が
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

心が洗われたというのが見終えたての感想でした。国の教育の被害者である10歳の少年が、自分の目で見て耳で聞いて肌で感じて、大事な物を失って見つけて成長した、たった半年間の物語。小ネタにいっぱいクスッとさ>>続きを読む