なさんの映画レビュー・感想・評価

な

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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

5.0

好意を抱いてる女の子に、自分の描く絵を認めてもらえた。
あの時の嬉しさを、今の麦くんは同じ鮮度で思い出せるだろうか。
好きなものへの熱意を失うほど仕事に身を捧げ、正解の人生を歩むのっぺらぼうな大人にな
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罪の声(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

聡一郎が俊也に投げかけた、「あなたはどんな人生を送ってきましたか?」という言葉。
俊也が聡一郎の幸福の取り分を横取りしたわけでは絶っっ対にないと断言できるけど、
それでもあの瞬間の胸を突かれるような衝
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

働き口を見つけるには、まず貧しさを隠すこと。
冒頭から皮肉な現状を突きつけられた。

あの夫婦にとっては、使用人の不祥事は自然災害と同じように突然降りかかった災難で、自分たちの世界から排除することで「
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息もできない(2008年製作の映画)

3.5

最初はなんて肝が据わった女子高生、と思ったけど、彼女の日常を知って納得。
自分を騙してでも動じない心でいないと、あんなの一日だって生きていけない。しんどすぎる。

言葉で言わなくても、一緒にいるだけで
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

5.0

めっっっちゃくちゃ良かった。
海も火も山も、綺麗で怖い。

このときにこの3人が集まったこと、とんでもなく奇跡的だと思う。
重岡大毅が泣かせるんじゃ…

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.0

対人関係が苦手な人から見たら、ここにその全ての理由が詰まってると思う。

正しさでも損得でも測れない、明文化もされてない、整合性なんてちっともありゃしないその言動の背景は。メカニズムは。

自分のこと
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

4.0

クレアやドクターの人生は、こうだったかもしれないメアリーの人生、でもあり。

パーシーには最初「救いがない」「もっと希望を描くべき」と言われてしまったけど、
絶望や孤独にこそ救われる人は、世界中にいる
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.0

むしろ後半がつまらなかったかも。追い詰められてハイになるのが、やってる人達は楽しいのかな。

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.0

父親でも保安官でも児童相談所の職員でもない、モーテルの支配人のボビー。
子どもたちのために支配人の肩書きできることといえば、側で見守ることくらい。
見守りにベストを尽くしてるボビーはとてもかっこいい大
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

2.5

掃除のおばちゃんガン無視とか、産休届出された上司の態度とか、なんとまあ殺伐とした会社。
デスクも飲み会も隣の人との距離がやたら近くて、これは息もつまるわ、殻に閉じこもるのも当然とヨシカに同情。

来留
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スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

4.0

それはそれは強大な自意識を抱えた、17歳のネイディーン。
自損事故の連続で、かなりたいへんなことになってた。
周囲の心労よ。
でも理想の自分像と現実のギャップとか、いやな振る舞いだって分かっているのに
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.5

価値観合わなかったり世代間ギャップがあったりしながらも、当たり前のように一緒にいられるっていいな〜と思った。

美女と野獣(2017年製作の映画)

5.0

あまりにも完璧で、途中何回も拍手したくなった。
ベルを食事でもてなす場面とか。
ドレスアップして二人で踊る場面とか。
あんなにワクワクする映像、もうそれこそ魔法でつくったとしか思えない。天才。

狼に
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追憶(2017年製作の映画)

5.0

一人一人が背負ってるものの壮絶さに、気が遠くなった。
篤に「忘れていいんだよ」って言葉をかけたあの二人。
自分が苦しみを避けられないのはもう諦めてて、
せめて篤は…って、そっちも期待はできないはずなの
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

4.5

優勝インタビューや何かでよく聞く
「みんなのおかげです」っていう言葉は
謙遜も込められてるんだと思っていたけど、
違うって気付いた。
こういうことだったんだ。

青春が、仲間との絆が眩しい。

あと、
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ブルックリン(2015年製作の映画)

4.5

パスタ食べる練習とか、服の中に水着?そんなの思いつかなかった!とか、ちょっとしたことが可愛くて楽しかった。

誰にも言ってない秘密が、信じられないところから拡散していくのは、ある、大いにある…。
ゾワ
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ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

決勝戦、「気持ちで負けてる」状態からの巻き返しが爽快。
実力を受け入れた机くん。
運の悪さを自分のものにできた太一。
別人みたいにがらっと変わるんじゃなくて、自分そのままで強くなっていく様が眩しかった
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.5

個人が個人として存在できてない、それぞれに相手を侵食し合ってる感じが息苦しかった。
お兄さん、お願いだからそんなにすぐ激昂しないで…。

ただ不思議なもので、観てる間はしんどいんだけど、映画館を出る頃
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