破滅するティーン、あの頃のわたしたち。薄汚れたワンピースに似合わない柄シャツ、瞳の中だけの優しい目尻。骨ごと恋に落ちた誰もに確かにあったはずの瞬間だけを写す絵画、あんな時間を生きた人たちに捧げる愛の賛>>続きを読む
ハーパーBOOKSから出版されている『マンソン・ファミリー 悪魔に捧げたわたしの22カ月』を読んだ流れで鑑賞。
タランティーノ合わないんだよな〜と思いつつ、ブラピ×ディカプリオの後押しもあって再生した>>続きを読む
いやほんとなんの前情報もなしに観に行ったら好みすぎて度肝抜かれた。MAD GODとパンズ・ラビリンスとローズ・イン・タイドランドを思い出した。不思議の国アリスはもちろんのこと、はてしない物語も、モモも>>続きを読む
胸を打たれる…より技法や構成に目がいってしまった。
大人でもなく子供でもない「11歳」という絶妙な年齢設定、語らずとも蔓延する不穏な空気、写り込みを多用したショット、網膜に焼きつくような尺の取り方、>>続きを読む
スカヨハ名演。言われてるほど刺さる作品ではなかったけど、確かによく出来てる〜!てなった。旦那側がメニュー自分で決められないところとかリアル。一人で何にもできない感じが。それでいて一人で生きてる自負があ>>続きを読む
これを最後までやり切る力がすごい。他作品はあんまり…だったけど今回は面白く観られた。若干長く感じたけど。コンターーーーーークト!
怖い。情報の散りばめ方が上手い。説明くさくない。
静かで、仰々しすぎず、好みの戦争映画だった。
現実に根差す孤独を軸にファンタジーを織り交ぜてくるデルトロ節健在。
ラストが特に潔かったな……その昔デルトロがピノッキオを観て魅せられたように、この物語が心に残ってくれたらそれでいい…みたいな、大きな>>続きを読む
「念のため…」つってハンカチ握りしめて行ったら予想以上に大号泣。五感で受け取る体験。
ピンヒールとキラキラの衣装で胸をはり、しっかと根を張るように立ち、まっすぐ、まっすぐ歌い上げる姿に胸を打たれた。>>続きを読む
事前情報なしで同行、蓋を開ければフィル・ティペット暗黒地獄巡り奇譚。売り出されてる内容や予告編よりもっとずっと神秘・哲学的。
中盤は「これR-12!?」って内容。個人的にはそのへんのスプラッタよりキ>>続きを読む
エログロゾンビスプラッターと惜しみない血糊。
しかしスプラッタ演出が先行しすぎてストーリーが薄かった印象。せっかくなら「罪悪感を持ったまま惨殺する」部分をもっと活かしてほしかったな〜。博士の説明に頼>>続きを読む
主演ヤン・コマサの目が良い。語られないことは彼の目の中にある。
観てはいけないものを覗き見してしまったような、映画を通して人間の生を消費しているような、見終わった後になんとも居心地が悪くなった。結末が>>続きを読む
殺人鬼、基本的に顔見えないし意外と出番少ないしで何故このキャスティング…?と思ってたけど、ラスト仮面を剥ぎ取られ慌てふためく場面で「イーサン・ホーク!!!」と立ち上がりそうになった、口に出さずとも過去>>続きを読む
エドガー・ライト、やっぱどっか優等生すぎるんだよな〜と思いながら終わった。捻りはないが安定してる。好きじゃないけど嫌いでもない。ダンスシーンがいいね〜
就職をきっかけに変わりゆく互いの関係性に対して二人がずっと冷静だったのが今?っぽい。
絹ちゃんも麦くんもマイルドというか、気持ちを思いっきり相手にぶつけたりしなかった。言い過ぎたらすぐ謝るし。
互いへ>>続きを読む
エジプト・サッカラ砂漠の発掘ドキュメンタリー。正直よかった。
ハケで優しく砂をはらう様子。いつ何が出るかわからない、労働者の緊張と期待。ラマダンへのカウントダウン。
こんなポンポン出るんか!?と思っ>>続きを読む
マイケル・マイヤーズ、燃え盛る家から脱出してすぐに殺して殺して殺しまくる!これ今日中やんな?体力ありすぎ!の回。
家の中に誰かがいる!つって慌ててるキャラが鏡に映る自分にビビる…など相変わらず芸が細>>続きを読む
主演のナリルヤさん、憑かれてからが特にがべっぴんすぎて「こんなに美しい悪霊を見逃せない!」と妙に背筋が伸びるなど。
モキュメンタリー形式やのに普通に映画や〜ん、みたいなとこ多かったけど、そもそもモキ>>続きを読む
90年代後半の上海を舞台に展開される叙情ノワール。
物語の要素自体はシンプルだけど冗長でもない絶妙な匙加減。正直、蘇州河みたり、登場人物に想いを馳せたり、印象的なカットに心を持っていかれたり…ってし>>続きを読む
ジャリ版マッドマックス 。洋ゲーの世界観。そんなわけあるか〜い!って言いながら観るやつ。
カメラワーク、序盤にいくつか格好いいのあったけど後半そうでもなくない?ノンストップでアクション繰り返されるか>>続きを読む
斬新ではあるんだろうけど好きかどうかって聞かれたら好きじゃない。構成が卑劣。ビジュアルと演出は◎。
中盤ぐらいまでは暇。後半にほぼすべて詰め込まれてるので油断すると持ってかれる。
POVだけど、画角>>続きを読む
うおーこれこれ!!!これでいいしこれがいいんだよ!!!
原作は既読。結果として読んだ後でよかった。でないともっと解像度が低いまま終わってそう。
2時間超える長丁場だし、展開のテンポも良くないし、どん>>続きを読む
誘われてホイホイ観に行って気付いたら泣いてた。マーヴェリックの人生にもトムクルーズのキャリアにも戦闘機のエンジン音にも目頭が熱くなる。作品全体から敬意と矜持を感じる。
あえて1986年の価値観を引き>>続きを読む
新作誘われたので予習。トム・クルーズ以外みんなまとも。事が起こる度にDanger Zone。
"Take me to bed, or lose me forever"
言いた〜〜い!!!てか顔カワイ>>続きを読む
20年ぶりぐらいに観た。こんな哀しくてこんなきれいな話だった?子供の頃に観たっきりで全然覚えてなかった。
夢は叶うし願いは届くのにこんなに哀しい。夢に近づくごとに拡がる茫漠感。あとカットがいちいち良>>続きを読む
こんな風に堕ちていけたらな、と思った。
フィリピンの熱情。視線に宿る諦念。蒸した空気と喧騒とゴミの中、愛したり愛されたり愛されなかったりして死んでいく。埋葬された場所がわかんなくなって適当言われるのが>>続きを読む
序盤から「コイツが犯人だね!」って言いながら観てたら笑われた。だってこの手のサスペンス数えきれないほど観てきたもん!
しかしアンジェリーナ・ジョリーがFBIってだけで緊迫感が薄れるな……サスペンス向き>>続きを読む
青春ロードムービー。流し見にぴったり。見るもんないけどなんか見たいなって時に。
内容云々おいといて、主人公のキャラ設定が絶妙。特別じゃないけどシンプルにいいやつ。これ考えた人が優勝だと思う。この点だ>>続きを読む
リメイクこんな面白いなら先に言ってほしかった〜!
原作と比べるとエンタメ色が濃いものの、「再来」の見せ方としてはかなりいい
足音立てず気配も消してドンドコ刺してくマイケル、無表情なのがまた趣深い。因>>続きを読む
90's × 00's 時々80's。"あの頃"っぽいホラー。
OPが昔っぽくて開始5分が一番テンション上がった。『セブン』の影響はすごいなあ
ジェームズ・ワン、どこまでいってもジェネリックなのにB>>続きを読む
歴代1.2を争うぐらい好きかも。とにかく暗い。単独作品としてあるべき姿。
各キャラの象徴的なシーンとか画的な美しさとか仰々しいストリングスとか見るところいっぱいあるんだけど、一番好きなシーンは高いと>>続きを読む
特に書くことないぐらい普通にいい話(?)だった。まとまってる映画というか
女友達と晩御飯食べながら観たいやつ。平日夜にサクッと観られる。
ジェニファー・ロペスさすがに大御所感あるけどいいかって聞かれ>>続きを読む
あんまり合わなかった。
政治や葛藤の表現が刺さらなくて、ほん……?てなって終わった。たぶんわたしの素養の問題。
SF型哀愁浪漫ハードボイルド。
未来設定でありながらクラシックな景観も機械類のプロダクトデザインも好み。カラグレは青が強くてノーラン身内感増す。
全体的に優等生すぎるというか枠内におさめてくる感は>>続きを読む
妻の死をきっかけに解体に目覚め、会社の機材を壊し上司の形見も壊しブルドーザーで自宅を壊しまくり、過去を解体して未来へ歩む物語。
押し込めていた妻への気持ちや新しい人間関係、少年との心の交流も重要なフ>>続きを読む
たった15年でここまで時代変わるのかと思った。ほぼ女が出てこない、男のための物語・男のための犯罪映画。
独特の湿度を嗅ぎつけて思わず一緒にみてた友達に「タランティーノ?」って聞いてしまったけどスコセッ>>続きを読む