予想以上に狂っていた。人間って大体狂ってるから、ある意味正しいかも。自分の覚えてる記憶って、自己中で適当かも。
夢への、熱中・憧憬・狂気。それらに自分も胸が打たれる。本当の生きる意味って、ここまでやりたいことを見つけて、やり抜く過程にあるよな、と思った。
主人公の快進撃が爽快で気持ちいい。衣装も綺麗で、ダンスも素敵。煌びやかな世界をのぞいてる気持ちになる。
こうやってグダグダ生きるっていうのが、本当の大人の生態だよね、と自分のダメな部分を認められるようになるからこういう映画はいい。変化のない日常の中で、実は劇的な変化が起きていくんだよね。
原作はめちゃめちゃ泣いたが、そのストーリーをなぞるものだったので泣けなかった。主人公の女の子の「カラ元気」はうまく表現できてた思う。
何度見ても生き方について考えさせられる。結局は自分の好きなように生きるのが一番。
マイノリティという文脈では、グレイテストショーマンと一緒だけど、こっちの方が全体的にライト。週末何も考えないで楽しく観たい映画。
マイノリティの場所があってよかったと思った。誰でも環境次第で輝ける場所がある、と思うことができる。
知らなかった、こんなに苦労人だったなんて。ドラマチックな人生に感動した。
それぞれのハッピーエンドのかたちが、切ない。こうあればよかった、という過去は存在しない。人間はいつも現実を生きている。