暫定さんの映画レビュー・感想・評価

暫定

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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.0

イタリアのサンティーノだかって名前の、むかし血判で契りを交わした相手から依頼受けるやつ。1作目よりアクションがド派手になってたり、色々なシチュエーションで戦っていて飽きさせない工夫が見られたが、やはり>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.5

マトリックスのネオを彷彿とさせる、陰気で強い主人公。
奥さんはもちろん、犬や車など自分の愛するものへの執着が異常に強いのか、それとも人を殺すことに躊躇が少ないからなのか、ハードボイルドに復讐していく。
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サスペリア(2018年製作の映画)

4.5

目を背けたくなるほど残酷な描写がいくつかあったけど、基本的には心地よい悪夢の中にいるようで、すごく良かった。

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.0

約20年ぶりに4Kリマスター版で鑑賞。当時は大学生で、近所のTSUTAYAでビデオを借りて観たのだったと思う。ゴダールトリュフォーカラックスあたりからウォン・カーワイへ出会ったのだった。そこからエドワ>>続きを読む

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.5

「ノッティングヒルの恋人」「ラブ・アクチュアリー」「ブリジット・ジョーンズの日記」などなど、イギリスのラブコメが流行っていたころ観てもいまいちピンと来なかったのだけど、この歳になって観ると、めちゃくち>>続きを読む

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.5

セリフやカメラワークのテンポが良く、とてもスタイリッシュ。のんびりした整くんと周りの人たちとの掛け合いがくすりと笑わせてくれる良作。

福田村事件(2023年製作の映画)

5.0

物語の構成や演出、俳優陣の演技が本当に素晴らしくて、他人事にさせない力強さがありました。「危害を加える側に自分がいても全くおかしくない」そんな嫌な説得力を持った映画でした。
2023年に見るべき映画で
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(2023年製作の映画)

3.0

意思疎通が図れない人間は生きる権利があるのか否か。
権利はある、もちろん。
でも、自分がその施設で働いて意思疎通が図れない方と接する仕事ができるかと問われたら「やりたくありません」と答えると思う。
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

うわさで聞いて覚悟はしていましたが、やはり救いのない展開で辛かった。鬼太郎の存在が唯一の希望。
示唆に富む内容で、大切なメッセージがたくさん散りばめられていた。久しぶりに妖怪の存在を近くに感じたくなっ
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.5

ヨーロッパ企画制作の長編映画。
京都の奥座敷・貴船で延々と2分間のタイムループを繰り返す、今までにないタイプの純和風日常系SF。
階段や坂道を何度も何度もかけあがって、ドタバタドタバタ、出演者のみなさ
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.0

ワルシャワでユダヤ人への迫害がどんなふうに行われていったかがリアリティを持って描かれていて辛すぎた。ユダヤ人本人たちですら、あまりに急に自分たちの置かれている環境が変わっていってしまい、自分たちに起こ>>続きを読む

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.5

良い映画だったことは覚えているものの、ストーリーをほとんど覚えていなかったので、あらためて観たら、うなるほどの名作だった。
自分を振り返ると、どの時点で映画が大好きになって、いつから海外で暮らそうと思
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

ウディ・アレンのような会話劇が繰り広げられ聞いていて心地よい。文化系ニューヨーカーと西海岸の人間模様も面白い。マヌカハニーだのサラダだのやたら権利を主張したり毎日ファッション誌に出てくるような服を着て>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

どん底からよく立ち直ったフレディ・マーキュリー。
そしてバンドも分裂せず、仲直りできて本当に良かった。
Queenみんな良い人!

言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.0

絵はきれいだけど、展開がむずがゆくてあまり好みではない。
雨の日がちょっと好きになれそう。
大江千里の曲「Rain」いいね。

10日間で男を上手にフル方法(2003年製作の映画)

4.0

ケイト・ハドソンとマシュー・マコノヒーが超キュートで眼福。ずっと観てられる。はー好き。

X エックス(2022年製作の映画)

4.0

『ヘレディタリー 継承』『ミッドサマー』両方を偏愛しているので“A24制作ホラー”の煽り文句に「もはや期待しかない!」という状態で観てなおその期待を上回る素晴らしい出来だった。夏にぴったりのホラー。>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

面白くなかった!期待ハズレ!
情報過多でごちゃごちゃしているだけで盛り上がりにかける。登場人物も好きになれなかったし、ここじゃない他の世界線も正直全然魅力がなかった。

ポゼッション(1981年製作の映画)

5.0

イザベルアジャーニというものすっごい美女が雄叫びをあげながらありとあらゆる液体を撒き散らしのたうちまわる様が観られる最高の映画。地下鉄のシーンだけでも全人類に見て欲しい。偏愛している映画です。

母性(2022年製作の映画)

2.5

生理的に無理なジャンル。
妙に禁欲的で少女趣味な戸田恵梨香と大地真央の母娘関係がひたすら気持ち悪かったし、その呪縛から逃れられず、奴隷のような扱いを甘んじて受ける人生も醜悪で寒気がした。
戸田恵梨香は
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オールド(2021年製作の映画)

3.5

設定が面白くて最後までドキドキ目が離せなかった。
ホテルの男の子Good Job!

ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

認知症を観客が追体験する作りになっていて、見ず知らずの女性が娘だと名乗ったり、知らない男性が急に部屋に出現したり、時間がよく分からなくなったりして、何も信じられなくなって、そのへんのホラー映画より怖か>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.5

アニメでの京都交流会で名前だけ登場し、つよつよなイメージだけ先行していた乙骨先輩がついに登場!原作は未読なれど、まったく問題なく堪能できた。既刊単行本の中でも、この前日譚は人気のストーリーらしいけど、>>続きを読む

ピアニスト(2001年製作の映画)

5.0

初めて観たハネケの作品。女性の性欲の描き方がグロテスクで、当時学生だった身にはものすごい衝撃だった。多少なりともその後の自分の嗜好に影響したと思える作品。

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.5

なぜ戦争が悪なのか?「たくさん人が死ぬから」だが、本質的に邪悪な部分はそこではなくて、人が「人間の尊厳なく」死ぬからなんだと思った。

誉れある死なら耐えられるだろうけど(出征直前の若き主人公らも英雄
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