勝手に何かを期待してしまう自分がいたので、エンドロールの最後の最後まで思わせぶりなのかよーぅと思ってしまった。
2時間半集中して観ることができたのはそのお陰かもしれない。
嫌悪感と倫理観と色んな感情とのせめぎあいの末、ラストシーンの表情と音楽で全てが開かれた感覚になって軽く放心状態。
真っ直ぐなベラの瞳を追い続けていたら150分弱が経っていた。
所々流れる静かな音楽がモノクロの映像と相まって何故だか泣けてきた。映画と対話しているような感覚。まるでセラピー。
余裕のない人々の一夜を見届ける映画。
悪い予感がバシバシ的中。ストレス耐久力が試される。こちらに余裕がないとひたすら辛いし心臓バクバクしちゃう。
楽しい・可愛らしい瞬間を切り取ったシーンが沢山。(療法士の彼とか料理人の彼とか)
意地悪な人物が出てこず優しさたっぷりで温かい。
この監督の映画は年々シンプルになっていっている印象。
皆ポケットにしまいすぎ~
「価値観」押し付けるのか、否定するのか、受け入れるのか、尊重するのか。
サンドラの服装の変化は季節的な理由だけじゃないんだろうなーと思った。
くびれの美しさに見とれた。
ファンタジー。
ウンディーネ役の方が80年代風の美しさ。陸(?)と水からあがった時とでお顔の雰囲気が全然違うのが印象的。