ろばのぱんやさんの映画レビュー・感想・評価

ろばのぱんや

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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.7

終始、重い雰囲気の展開だが、サスペンスに近い趣きで、独特のBGM、過去作リスペクトのシーンなどオーメンらしさが随所に出ていたし、SWサーガの「ローグ・ワン」から「episode4」への連携同様鮮やかな>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.8

エリック兄弟の面々、ブロディー、ゴーディ、フレア、レイスらの懐かしい名前も出てくるが、終始、重い雰囲気の作品。次男ケビンの目線で進行し、六男が出てこなかったり、兄弟の死に至るまでの経緯も若干違うが、「>>続きを読む

あまろっく(2024年製作の映画)

3.9

防潮堤は小学校で習うも、尼ロックは知らなかった。ご都合主義な部分もあるし、鶴瓶も言うようにスケール感もないが、尼崎の家族の日常をよく再現している。ネイティブ関西人同士でしかできない会話時の独特の間とか>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.4

Dolby cinemaにて鑑賞。単に時系列で見せられたら180分は苦行だが、ノーラン監督お得意の巧みな時間操作術で魅せてくれる。オッペンハイマー目線パートとストローズ目線パートが同時進行する形。F・>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.1

IMAXレーザーにて鑑賞。「長いよ!」「ここで?」とツッコミを入れたい内容。結局パート1、2でアトレイデス家対ハルコンネン家&皇帝の押し合い、へし合いを見せられた形だが、よく言えば重厚な描き方、悪く言>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.2

「ゴーストバスターズだよ!全員集合」なテイストの作品。ニューヨークが舞台に戻り、キャストもほぼ勢揃いで、80年台のノリに近くなった印象。ただ、ストーリー的には前作「アフターライフ」の方が良かったし、次>>続きを読む

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.4

予告編やポスターからジョーカーっぽい?犯罪の申し子?犬に育てられた的な?などイメージしていたが、想像の斜め上を行く壮絶な人生を送ってきた「ドッグマン」の物語。ツッコミどころはたくさんあるし、ある意味、>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.8

「落下の解剖学」よりはこちらが脚本賞だろ!と感じたし、いろいろと考えさせられる作品。米国内で白人、黒人それぞれで受け取り方が違いそうで、出版、映画業界への風刺にも富んでいて、観客にグサっと突き刺さるメ>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.4

ナチュラル・ボーン・キラーズの雰囲気も漂わせながら少し風刺も入ったブラックなホラー・コメディー作品。この手の作品を見てると自分の感覚がおかしくなることがあるが、見ていくうちに殺人肉屋夫婦を応援してるの>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

2.9

アカデミー賞結果発表当日観賞。脚本賞受賞か・・・。殺人?事件を巡る話だけに「落下の解剖学」というタイトルからいろいろ想像されたものの謎解きの要素はなく、法廷劇に名を借りた、ある家庭のドラマという印象。>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.3

見そびれて、名画座上映待ちしてたが、Amazonプライムで配信が始まり、早速観賞。言わばランボーのフィンランド版だが、ナチス側が英語喋る違和感があったり、ツッコミどころ満載も、主人公アアタミ・コルピの>>続きを読む

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.4

原題「Guy Ritchie's〜」とあるだけにG・リッチーの濃度が焦点。covenantって契約、誓約とか幅広い意味だが、国の契りを個人が果たすというリッチー節が語りやすい題材も良かったと思うし、主>>続きを読む

テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

3.6

名作「俺たちに明日はない」を彷彿させるクライム・ロードムービー。女性二人での逃亡劇も新鮮だし、ストーリーが巧みで、90年代前半の男性と女性に関する時代背景を織り込みながら、逃避行のうちにテルマとルイー>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.2

脱「キングスマン」がどこまでできているかがカギの作品と思っていたが、ストーリー展開は想像の斜め上を行ってて言うことなし。ただ、映像はスタイリッシュに決めようとしたのか、キングスマン、ハーレイクインに似>>続きを読む

ポーカー・フェイス/裏切りのカード(2022年製作の映画)

2.9

ラッセル・クロウ主演・監督作品ということで食指を動かされた作品。原題、邦題のサブタイトルどちらも内容と合ってないのは珍しい気がする。ヒリヒリする駆け引きのギャンブルものかと思いきや、クライム・サスペン>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.4

冒頭から最後まで、どこまでが現実で、どこまでが妄想なのかがわからなくなるし、観る者によって解釈が分かれ、ある意味試される作品。ホアキン・フェニックスがこの難役に違和感なく順応していて、彼らしさ全開なの>>続きを読む

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.1

Dolby Atmos対応館にて鑑賞。観終わった時に、ミステリー・サスペンスではなく、SONY PICTURES版スパイダーマンユニバース(SSU)の「種まき」に感じた。映像的に未来とリアルがわかりづ>>続きを読む

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.2

ファスベンダーxタイカ・ワイティティに食指が動いた作品。ドキュメンタリー作品の長編化だが、衝撃の0-31からサッカーの米領サモア・ナショナルチームに関わる人たちそれぞれの再始動をタイカ・ワイティティら>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.1

「169分は長いな」が第一印象。観客に判断委ねる系で、ストーリーはしっかりしてるが、淡々と「過去」を探っていく感じで、劇的な展開を待ちながら見続けるが、結局、それもなかったことが肩透かしと感じるか、監>>続きを読む

ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

3.1

同名ゲーム映像化。ゲームなら受け入れられる舞台設定かもしれないが、実写化では無理筋舞台設定だし、それをねじ伏せるだけのドぎつい映像でもなし。オープニング映像からも、ゲームの世界観をよく知ってる人なら、>>続きを読む

スティーヴン・キング エイジ・オブ・パンデミック(2020年製作の映画)

2.9

原題「children of the corn」で、スティーブン・キング原作の幾度となく映像化された作品。内容的には、大人vsティーンvs学童みたいな図式で、原題がしっくり来た。劇中のイーデンとボーリ>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.4

The Tokyo Toiletのタイアップ作品で、ごく普通に生きる主人公平山の日常の中に見える些細な非日常を描いた作品。映画は非日常的なシーンばかりで当然だが、逆に日常を丹念に描いていることが新鮮に>>続きを読む

VESPER/ヴェスパー(2022年製作の映画)

2.9

低予算ダーク・ファンタジー作品。ポスターの雰囲気が「ザ・クリエイター」っぽいので、スケール感デカそうに見えるが、低予算ならではの浅さは垣間見られた。世界観は独特で見応えあるのだが、ストーリーに奥深さが>>続きを読む

ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

3.4

米金融市場のゲームストップ株をめぐる実話を元にした作品。「空売り」「踏み上げ」の意味と、「空売り」のリスクを事前に押さえておくことをお勧め。ステイホームの時期の騒動だから、鬱憤も溜まってただろうし、S>>続きを読む

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.1

アクアマン一家総出で復讐に燃えるブラックマンタを迎撃する作品。前作連動だが、劇中で触れてくれるから見てない人にも配慮。DCもMCUも風呂敷広げすぎたから、こういう配慮は歓迎。一家総出の分、大風呂敷感が>>続きを読む

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.1

米・開拓時代の舞台設定。説明が少ないので、観終わった後に解釈委ねる系の作品になっているように感じた。クライム・サスペンスが主というよりは、中国人移民と米国人の奇妙な絆を描いた作品で、観終わった後に冒頭>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.4

先行上映鑑賞。ゴシック・ファンタジーと思いきや、R18な人生探求ロードムービー。E・ストーン扮するベラの設定が絶妙で、性描写もあるが、前向きな経験として捉えてるので、陰湿さナシ。劇中のE・ストーン、M>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.3

冒頭から肩透かしを食らう展開。まさかのミュージカル要素盛り込みで好き嫌いが分かれそうな作品。豪華英国俳優陣が脇を固めてて、サリー・ホーキンス、ローワン・アトキンソンはさすがの存在感。ウィリー・ウォンカ>>続きを読む

エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.3

このシリーズは映像やストーリーの緻密さに期待せず、映像、ストーリーの荒さをねじ伏せるべく展開されるごりごりのアクション、豪華キャストを楽しむのが吉。いままで男くささ全開だったが、女軍人2名加入は新機軸>>続きを読む

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.4

「○○○取りが○○○になる」の言葉がぴったりの作品。衝撃的なオープニングから、若い子たちがカジュアル降霊術に興じる落差に翻弄されるが、なぜが95分が長く感じられた。冒頭からの伏線は回収してくれるので、>>続きを読む

サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.8

信頼のイーライ・ロス印B級ホラー。QT印「グラインドハウス」内フェイク予告編をホントに作品化。テリファーみたいに振り切れてるとは言えないが、映像もキレキレだし、誰が犯人かわからない展開もよいし、ストー>>続きを読む

NOCEBO/ノセボ(2022年製作の映画)

3.8

冒頭タイトルロールからB級スリラーっぽい不穏な感じで、終始、どうなるんだ?と思わせながら進行するので、最後まで集中して見られる。イビルアイ?女神の継承?っぽく思わせといて、別の切り口で見せ、かつ伏線も>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.3

ゴジラ生誕70周年、WWII終戦前後が舞台ということで、「-1.0」というタイトルからも、過去シリーズやハリウッドのユニバースにも影響しない外伝、前日譚的な扱いの作品。もう少し演出に工夫があればよかっ>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.3

ほぼ全編英語ということで歴史エンターテイメント作品として捉えるべき作品。戦争シーンはカネがかかっていて迫力はあったが、ナポレオンのエピソードも「そうなんだ」くらいの内容で、ホアキンの狂気ぶりを通して「>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.6

戦国版アウトレイジ的な作品と思いきや、戦国エンターテイメント色が濃い作品。緩めるところは緩めて、締めるところは締める緩急の加減が絶妙。たけし流の史実の解釈、脚色は賛否両論あるかもしれないが、よく知られ>>続きを読む

ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.4

J・バトラーの無双ぶりを楽しむ作品だと思いきや、原題「PLANE」なだけに、旅客機の遭難劇を丹念に描いた作品。J・バトラーがところ狭しと暴れ回るわけではなく、肩透かし感はあったが、割としっかりしたスト>>続きを読む

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