さうさんの映画レビュー・感想・評価

さう

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アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.3

ぐるぐると主人公を追いかけるようなカメラワークと映像の色味が作り出す独特な雰囲気が好きだった。主演の表情と動きが素敵。さすがに宣伝文句(観る者の心を破壊する─)ほどでは全然ない。不快度やグロテスクさで>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.8

ワンカット撮影によって臨場感、緊張感、没入感が暴力的なまでに高められている。
戦争映画なのでストーリーは重めだが、映像の美しさ、静と動のコントラストが身震いするほど感じられる演出に夢中になってしまった
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

5.0

狂気の中の圧倒的な生を感じた。
実はものすごくポジティブな方向を向いている気がする。(ただそのポジティブは“狂ったまま 異常なまま”常識や倫理をゴリゴリと削りつつ押し進めて行くようなイメージ。だがそこ
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

5.0

音楽、脚本、キャラクターや距離感 すべてが絶妙。
後半の屋上での演奏シーン、ダンの娘が弾くギター、ラストを飾るアダムの歌声と押し寄せる音楽の大波に完全に飲まれてしまった。
ここまで心地良く完成度の高い
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

5.0

音楽が最高。
それぞれのキャラクターも個性的で良い。音楽オタクで頼れるお兄ちゃん、どこか達観している大人びたガールフレンドが特に好きだった。主人公はキュートだが物語が進むほどたくましくなっていく。
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.8

ジョーカーと破壊されていく街がただただ美しかった。
ホアキンの悲劇と喜劇の入り交じったような表情は圧巻。ぞくりとした。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

5.0

ラストのやりたい放題シーン(いい意味)は勿論最高だが、そこにたどり着くまでも良シーンが多くて良い。
リックの苦悩とそれを吹き飛ばす程の本気の熱演には涙を誘われるし、シャロンが自分の映画を見て楽しそうに
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.0

久々に楽しくて良い映画を見られた。
激しい展開や派手な演出はないが、
ブラックジョーク、ふたりの演技(あまりに自然で演技に見えない)、音楽の使い方が最高で最後まで楽しめる。
そしてなにより暖かい。

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

コメディのつもりで見ていたが、どんどん現実へと侵食されていくような作りで怖さもある。非凡な作品。
前半で結構笑わされたあと、後半の「最初はみんな笑ってたんだ」というセリフが生々しく効いてくる。
不謹慎
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