shimachanさんの映画レビュー・感想・評価

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美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

4.2

ナン・ゴールディンという写真家(1人の女性)がここまでのムーブメントを起こした。

武器を持たずに武器(アート)を使って訴える。
巨大組織に臆する事なく抗議を続けて行く姿勢が素晴らしい。
ゴールディン
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ハント(2022年製作の映画)

4.0

イカゲーム主演のイ・ジョンジェが監督、主演という事で観てみる事に。

ずーっと緊迫感のあるストーリーに演出。
これ、日本人俳優がやったら薄っぺらい映画になるだろうな。。

ただ、終盤の駆け足でのテンポ
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幸福な結婚記念日(1962年製作の映画)

5.0

映画を観る時、何を観ようかと困った時は人にオススメしてもらうのが結局良いんだと思う。
この作品はそうでなければ出会えなかったかも。

13分という短い尺でここまで物語を成立させて尚且つ面白いなんて!
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.3

本当に地味な映画。笑
でもずっと観ちゃう。

出てくる子供がみんな可愛い。
はじめてのおつかい観てる気分になる。

大人って理不尽だよなー。
あの担任絶対好きになれない。
社会の厳しさ教えてるつもりな
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浮き雲(1996年製作の映画)

5.0

この夫婦にはエレカシの歌を贈りたい。
ファイティングマン!俺たちの明日!

キッチンで突然狂い、「ウォッカが待ってる」から見事なカムバック。
あの頃のメンバーでリスタート。

オーナーの「人生は一度き
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腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(2007年製作の映画)

4.2

サトエリ(死語ですかね?)を存分に堪能出来る映画。

しかしこの映画の面白いところは主役であるサトエリを永作博美が完全に喰っているという事。

原作の本谷有希子さんが石川県出身、映画のロケ地が能登市、
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正欲(2023年製作の映画)

3.9

マイノリティ=少数派。
で片付けてはいけない。

カミングアウトしたいわけでもない、理解してほしいわけでもない。
こちとら「それ」と向き合って生きていくって決めたんだ、それでいいじゃん。

原作のファ
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.2

写真の勉強に韓国映画が参考になると聞いて。
まだ何かを掴みきれては無いけどこれから色々観ていこう。

南北の政治情勢と、ソマリアの内戦をこんなにもエンタメに昇華してなおサスペンスとして完成させてるのあ
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.7

これでもかと喋り倒すベネディクト・カンバーバッチ。

もはや芸術的すぎるレベルのウェス・アンダーソン。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.6

152分と長尺ながら観ている途中からそんな事を忘れるくらいの素晴らしい演技に引き込まれてた。

ザンドラ・ヒュラー含め全員の演技が圧巻。
そして自分が観てきた中でも法廷劇としてNo. 1だと思う。
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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

3.9

子供に付き合いながらなんだかんだ毎年観てる映画ドラえもん。

こんなにも伏線回収しまくるドラえもんは初めてかも。
大人も楽しめるように工夫してくれたのかな?笑

音楽で平和な世界を取り戻す。
ひみつ道
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.7

カムカムエヴリバディを観ていた私にとってはこの2人の共演を観ないわけにはいかず。

「他人には理解しづらい病気を抱える人々が社会との関わりの中で前向きに生活を向上させていく陽の映画」ではなく。
陰の部
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Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

4.2

「PERFECT DAYS」の片鱗が垣間見れる平成の名作。

当時母親が面白かった〜って言ってたな。

愛なのに(2021年製作の映画)

3.9

大事な事は何回でも言いましょう、伝えましょう。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.7

「見た目は子供、頭脳は大人」
このフレーズは名探偵コナン知ってる人にとってはおなじみ。

この作品はその逆、「見た目は大人、頭脳は子供」から始まる。

子育てもしてるから余計にベラの成長と吸収力に物語
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.6

思っていた程入り込めなかった。

ただ、ケイトブランシェットは圧巻。
声のトーンも少し低めにしたり。

衣装と音楽って凄く大事な要素だと再確認。

違う惑星の変な恋人(2023年製作の映画)

4.5

この映画はコント好きには堪らないはず。

これはあるあるを世に浸透させてくれたRGの功績かもしれない。

会話の中に溢れるあるあるを見事なセリフの言い回しや間で表現。
90年代映画のオマージュもありタ
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.5

ずーっとゾクゾクしてた。名作サスペンス。

萩原聖人めちゃくちゃハマってる。
しっかりヤバい奴だった。

うじきつよしさんの声がアルピー平子さんの声に似過ぎてるのが頭から離れない。

ラストシーンも大
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

5.0

先日ケミカルブラザーズのLIVEに行った時も思ったけど、音楽って聴くだけじゃなくて感じた気のままに踊るっていう楽しさもある素晴らしいものだなって。

今回は映画館だったから踊る事は出来なかったけど終始
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

3.8

学校は世界の全てだった。
良くも悪くもこの一言が高校生を表していると思う。

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

4.1

貫くスタイル。

従兄弟のBorn to be wild。

ロックンロールで革命。

何か言葉にするのが難しい面白さ。

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.3

青春、恋愛、友情、決闘、SF。
まるで少年ジャンプみたいな映画。

「未来は誰かの為に使ってる時間なんて無いんだよ」なんて言わせない言わせたくない。
夏に観たらこの映画はもっと輝いて見えるだろうな。
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スウィート・シング(2020年製作の映画)

4.7

タイトルバックから嬉しい演出。
ニクイぜ!

SWEET THINGな気持ちで接したら乗り越えられるね。
生きてればきっとなんて軽すぎるけど真理だと思う。

ビリーのファッション、スリフトでピックして
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イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

5.0

何か良いなこの映画。
めちゃくちゃ劇的な展開があるわけじゃないけど自分が好きな映画って感覚的にこの部分が大事。
この映画はまさにそれ。
ブシェミの困り顔100点だしジョーの高田純次よろしくな自由奔放さ
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

IMAXで観るべき!と言われ公開時に見逃していたので念願の再上映。
フルスクリーンのIMAXレーザー、配信で観ないで良かった!

白人と黒人の関係性をもっと勉強していたら深みが増したかも。
未確認飛行
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.0

労働三部作。
序盤の工場のシーン、規則正しく動き続ける機械の音が心地良い。

三部作で1番重い内容。
救われないの連続に救いを求めてしまう。
家庭を理由に人生を諦めてはいけない。
男と女。お決まりの画
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

5.0

この映画は私にとって「記憶」の映画だ。

今日渋谷の劇場で観るために中目黒から映画に出てくる場所を何ヶ所か通り劇場まで歩いた。
その場所は若い頃にたくさん遊んだ場所で数えきれない程刺激をもらった場所。
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

4.5

これだけ不運が続くと破滅に向かいそうだけど。笑
カスリネンはひたすら南へ突き進む。

煙草一本で心を通わす、最高だ。

親父がくれたキャデラックの閉まらなかった幌が‥!

この尺でロードムービー、家族
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

5.0

「ドロステのはてで僕らは」とセットで。
そしてその後は「時をかけるな恋人たち」を。

小学生の子供もゲラゲラ笑って鑑賞してました。

次はヨーロッパ企画の舞台に行きたい!

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.0

オモロイかオモロくないか。
芸人にとっては殺るか殺られるか。

トカゲは自分にとっての兵庫出身のあいつ。

ある知り合いから教えてもらったツチヤタカユキという男。
そこから彼にめちゃくちゃ興味を持って
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.5

フィンランドのどんよりとした青い空。
ニカンデルの運転する車。
リブブルゾンとブルージーンズ。
ゴミ収集の制服の青。
明るくない鈍い青が象徴的だった。

ボーイミーツガールは動き出したら止まらない。
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(2023年製作の映画)

4.0

2024年一発目。

原作を読んでからの鑑賞。
キャストが豪華でテンポも良く飽きない。
思ってた以上に面白かった。

グロテスクと笑いの緩急。

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