寄せては返す波と飛行機が何度も出てくるけど、それが何の暗喩だったのか、わかりそうでわからない。難しい。
アウトサイダーとして生きる人は、なぜだか犬に共感を寄せ犬に慕われてることが多い気がする。「ぼくの>>続きを読む
白人が黒人を差別し、上流階級が労働者階級を差別する世界で、その中間にいる2人が心を通わせていく話。
当時のアメリカの北部と南部の差別意識の違いはまるで別の国のよう。
いつでもスッと背筋を伸ばして立つ>>続きを読む
身分も環境も話の流れも雰囲気も「君の名前で僕を呼んで」を真逆にひっくり返したような作品だった。
汚くて生々しくて暴力的で荒んでいる希望も救いのない死んだような田舎の風景の中に、
ぷるぷる震える羊の赤ち>>続きを読む
IMAXで鑑賞。映画館であんなに目眩起きたの初めてだ！トリップする場面、大画面で観れてよかった…
出てくる人間たちがみんなロボットみたいに無表情で機械的な対応なのに、その中で一番人間らしさがあったの>>続きを読む
レディバードの母親が自分の親とあまりにも似すぎていて、過去の自分を再現VTRで観ているみたいで吐きそうだった。
一緒に買い物に行ってこれいいなと思った服を手に取った瞬間それを貶される、娘の希望の進路が>>続きを読む
岡崎京子『Pink』の一節「血まみれなんて恐くない だって女の子だもん」 を思い出す。
こんな映画、絶対女性にしか作れない。
出てくる犬たちがみんなご機嫌でかわいい。ダメなおじさんに心を開いていくインテリ少年も幸せそう。構図、インテリア、建物、色、すべての場面をひとつひとつ切り取って額に入れたいくらい映像が素晴らしい。出てく>>続きを読む
とにかく俳優たちの力の強さ。安藤サクラが素晴らしい、樹木希林が素晴らしい、リリーフランキーもはまり役。もし別の役者だったらきっと成り立ってない。そう考えると、作品自体を評価していいのか？と思う。
テレ>>続きを読む
トーキングヘッズのライブドキュメンタリー。ガッチガチに練られた演出をラフな身のこなしでサラッと見せてくる。このバンドのもつ聡明さと紙一重の狂気が画面からほとばしってきてクラクラしてしまう。
こんなライ>>続きを読む
映画館で無言でポップコーン食べてるだけのシーンでなんであんなに笑えるのか
印象派の絵画みたいな木漏れ日と湖のキラキラ光る水面、そんな美しい自然に囲まれたイタリアで休暇を過ごす17歳エリオと、そこにやってくる24歳オリヴァーの一夏の思い出。
2人の関係性を楽しむというより、>>続きを読む
最初のレースシーンとシャイニングの映画の中に入り込むシーンがとにかく最高なのであの場面を思い出すと5点満点つけたくなるし、80年代の曲が流れたり、いろんな作品をオマージュした小ネタが入りまくるところは>>続きを読む
サイケな死後の世界は楽しかったしメキシコの祭壇はカラフルでテンション上がるけども、家族愛にまつわる物語としては胸糞悪すぎる…。
先祖の都合でやりたいことを制限されて、大切なギターまで壊されて、ああや>>続きを読む
団地で起こる群像劇。どの話も良かったけど宇宙飛行士役のマイケル・ピットとおばあさんのエピソードがとにかく優しくて素晴らしい…。
ゴッホの絵が本当に動いてるー！と初っ端から泣きそうになったけど、思いのほかストーリーをナレーションとか台詞で語ってくるタイプの作品で、せっかくの絵をあんまり効果的に生かせてなかったような…。
吹き替え>>続きを読む
「リアリティのダンス」はホドロフスキーの父 ハイメが中心の物語だったけど、続編のこれはホドロフスキーの青年時代が中心。
前作で物悲しそうにおどおどしていた少年が、怒りとパワーに変えて外に飛び出して、い>>続きを読む
