nomoさんの映画レビュー・感想・評価

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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

映画館で見ればよかった作品。劇場であの音楽を味わいたかった。ジャズの音楽が絡み合うシーンをアニメーションで表現していたのはすごかった。

個人的には玉田が好きだった。
映画館で見てたらたぶん泣いてたな
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.9

原作は1巻くらいしか読んでない状態で見てみた。むしろ映画化が決まってあんまり内容を知りたくなかったので読むのをやめた。

浅野いにおさんの他の作品は読んでないけど昔から知ってて、デデデデも少し読むとク
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

4.0

ポスターからめちゃ怖そうなホラーっぽいけど、エモいシーンもある青春サイコ・スリラーな作品だった。

父親は退役軍人でPTSD、アルコール依存症、子どもへの暴力。母親はいないし、決していい家庭環境とは言
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.9

前作『ドラゴン・タトゥーの女』の設定を踏襲しつつ、リスベットのその後を描いた本作。

前作のようなテンポのよさはあるが、リスベットの狂気さや社会不適合者っぽさが薄れてて、全体としてはサッパリとした印象
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.3

『セブン』と同様、オープニングに凝ってて目の保養になった。

2時間超えだったけど、デヴィッド・フィンチャー監督らしいテンポのよい編集でダレなくて最後まで楽しめた。

リスベット役ルーニー・マーラの役
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0

イオンシネマ福岡 IMAX先行上映で鑑賞

見終わった後、満足感とも違う不思議な気持ちで満ちていた。めちゃくちゃ楽しめたはずなのに、ちょっと不満が残る感じ。DUNEの世界観から開放されて、まだそこに浸
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.3

不気味なおもしろさを味わえる3時間。

楽しみにしてたアリ・アスター監督の最新作。
ボーがもう死んでるのか生きてるのかわからないような、監督の妄想とでも言えるシーンが永遠に続く。

人生ってもう決めら
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

5.0

イオンシネマ福岡 リバイバル上映IMAXで視聴

たぶん初めてのIMAX。映像の迫力もすごいが、音響に圧倒された。映画を全身で感じられて、ものすごい体験だった。

『メッセージ』で出てきたような丸い造
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Lift/リフト(2024年製作の映画)

3.5

Netflixの制作だからお金かけてることがわかる笑

わかりやすい話でテンポがよくて、ちゃんとオチも用意されてる。

複数人で見るのにちょうどいい作品。

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

どすこいさんと鑑賞。

タイムループならではの笑いがおもしろかった。

低予算でも設定と脚本がよければ楽しめる映画が作れるんだぞっていうメッセージが伝わってきた気がする。

マキタスポーツさんのどこま
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.6

エマ・ストーン氏の怪演とヨルゴス・ランティモス監督の融合。とてつもない傑作。

ヨルゴス・ランティモス監督作品は初めてだったが、画面の色使いやカメラワークなどが独特で一気にその世界観に引き込まれた。
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傷物語Ⅲ 冷血篇(2017年製作の映画)

3.9

誰も幸せにならない傷の舐め合いがよい選択肢となる場合もあるんだね。

傷物語II 熱血篇(2016年製作の映画)

3.7

内容はけっこう重いのに軽やかなテンポで進めていくのが痛快だった。

傷物語I 鉄血篇(2016年製作の映画)

3.9

映像や演出、音楽にものすごいこだわりを感じた。

TVアニメシリーズとは少し毛色が違う。

阿良々木暦とキスショットが初めて出会うシーンはホラーだな。

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.8

とにかく埼玉県ネタ、関東ネタが満載で笑った。

でもそのネタが差別を痛快に表しているのがよかった。

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.2

「A24が配給、YouTuberが監督でとんでもない作品かと思いきや、正統なホラー映画」

Filmarksのオンライン試写会にて。

YouTuberが監督して、A24ホラー作品で最高の興行収入を記
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エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

4.0

『エクソシスト』の要素をところどころに入れてることが作品へのリスペクトを感じられててよかった。特殊メイクや子役ふたりの演技も見てて感心した。

個人的には行方不明になったふたりを探すシーンで、懐中電灯
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

4.4

『エクソシスト 信じる者』を見たいので予習として鑑賞。

公開年が1974年と知ってびっくり。おもしろい作品は色褪せないな。怖いというよりかは、よくできてて笑いが出た。

序盤の少し不穏な空気感のある
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ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

4.1

実話をもとにした作品だからこその怖さや、アメリカのヤバさがにじみ出てた。

ラストの突入シーンはリアルで、緊迫感がやばかった。

目的を果たした主人公に笑顔はなく、むなしさや悲しみとは別のなんとも言え
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(2023年製作の映画)

4.5

予告から見えてたバトルロワイヤル感を期待していると、いい意味で裏切られた。北野武監督が「おいらが好き勝手に本能寺の変を題材にして時代劇をやっちゃおう」的な作品。

戦と跡目争いの醜さとの間に挟まってく
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劇場版 STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)負荷領域のデジャヴ(2013年製作の映画)

3.9

シュタインズゲート世界線のふたりが楽しそうでよかった。シュタインズゲート無印の伏線回収もあるのもいいね。

まあ、シュタインズゲート無印とシュタインズゲートゼロでけっこうお腹いっぱいになるから、劇場版
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

殺し屋でも1人の人間。用意周到でもミスは起きるし、マイルールというか哲学みたいなものを何度も自分に言い聞かせても感情に左右されてしまう主人公が人間臭くてよかった。自分は仕事できる殺し屋だと最後まで主張>>続きを読む

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

2023/10/24 TOHOシネマズ 福津で鑑賞

監督の前作『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は個人的にけっこう好みの作品だった。登場人物誰もが魅力的だったし、エピソード4の直前につな
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セブン(1995年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

最後まで手に汗握る展開で楽しめた。

犯人の部屋の作り込みはえぐかった。ものすごいこだわりを感じた。

全編のほとんどが暗い憂鬱な雰囲気で、ずっと不穏な空気を漂わせたのが個人的に好きだった。

犯人役
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マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

3.7

人は欲望のままに生きると良いことはないなと実感した。

マルコヴィッチだらけの世界に入ったときは笑った。

成功しているように見える人でも、その人自身は充足感がなかったり、過去にトラウマがあったりする
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.5

感動した、ワクワクしたというよりかはすごく考えさせられる作品だった。

社会の不条理さに憤りを感じた孤独な主人公が狂気じみていく感じをうまく描けている。犯罪者心理が育っていく過程を表現しているようにも
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犬鳴村(2020年製作の映画)

3.3

久しぶりの日本映画ホラー作品。

公衆電話ボックスに閉じ込められて溺死するシーンは斬新でよかった。

ツッコミどころが多くて、途中からのSF展開はちょっと拍子抜けだった。

それでも、犬鳴村を題材にし
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.8

個人的に好きな俳優のベネディクト・カンバーバッチ氏がウェス・アンダーソン監督の作品に出ててうれしかった。

小説の文章を役者に喋らせる演出や、セットのチェンジを見せてしまう演出がおもしろかった。

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.6

感想を書こうと思ったら、実際の事件をもとに制作された作品だと知った。

シャロン・テート事件を知ってから鑑賞したほうがよいと他の感想で書かれているけど、知らないまま観ても楽しめた。観終わってから事件の
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.2

ガイ・リッチー監督って『アラジン』の監督だったんだっていうくらい、ガイ・リッチー監督の作品は観てこなかった。

前半の前振りが少し長く感じてストーリーに野暮ったさを感じるけど、後半にかけて伏線を回収し
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.4

すでに怪獣に対処してるから登場人物たちが全然焦ってないのが、社会風刺にもみえた。

あまり緊張感がなく、30分のテレビ放送を延長した感じ。

他のシン・シリーズと違って、どこか安っぽく薄っぺらく感じて
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.4

最初に現れた第一形態のゴジラが気持ち悪くて、これとゴジラが戦うのかなと思ってたけど全然違った笑

実際に巨大不明生物が日本に現れたらどうなるんだろうとずっと考えてた。

『シン・ゴジラ』のように自衛隊
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.7

庵野秀明監督の特撮が好きな感じがものすごく伝わってきた。

カメラワークと構図、 アクション、特に血液描写のグロシーンはものすごいこだわりを感じた。制作した人たちは大変だったろう。

原作を大事にしつ
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.2

ストーリーに一貫して、アメリカ大統領の暗殺や黒人差別、戦争の問題などが盛り込まれていたのが興味深かった。

誰でも不得意なことがあるけど、それを補うものや自分が好きなことを続ければ強く生きれることが伝
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.5

観たことあったかなと思ったけど、観始めたら全然覚えてなくてたぶん観てなかったと思う。

ナタリー・ポートマンさんすごいな…当時13歳か。

ゲイリー・オールドマン氏の狂気じみた演技もすごかった。

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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.4

2023/9/4 TOHOシネマズ福津にて鑑賞

ウェス・アンダーソン監督の作品は『グランド・ブダペスト・ホテル』しか鑑賞していないが、監督色がこれほど色濃くでるものは他にはないだろう。ウェス・アンダ
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