noncさんの映画レビュー・感想・評価

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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.4

最後まで「あぁ、こんな感じで終わるんだろうな」と粗筋が分かりきってる作品ではありますがそれを最後まであまりくどく感じさせなく、尚且つクスッとくる良作です。ブラックだな〜。

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.8

中々な終わり方ですねー。良かったです。良い意味で裏切られました。風刺も効いてて心憎いです。風景フェチな私にとってはちょいちょい出て来る風景とジャジーなサントラがとてもマッチしており心地良かったです。セ>>続きを読む

ロックフィールド 伝説の音楽スタジオ(2020年製作の映画)

3.5

洋楽好きの方にとっては全編興味深いのではないでしょうか。そりゃあれだけの錚々たるメンバーが出入りしてるので色々あったのでしょうが、オーナーご家族にはどれも大切な思い出でしょう。電子音楽も一つの良い分野>>続きを読む

ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.8

ちょっぴり日曜日の昼下がりに観るにはヘビーな作品。普通の作品だとぼかすような場面も容赦無く観る者に突き付けてきます。メキシコの話という設定ですが、「ニューオーダー」というタイトルと共に今の混沌とした世>>続きを読む

WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

3.0

何故だろう?話のスジは全然違いますが、ゲイ版ナインハーフを観ている感覚でした。ちょいちょい映し出される建物や風景の撮り方に好感が持てました。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

とても良く出来た映画だと思います。何だよ!邦画良いじゃん!て久しぶりに思えた作品。全てのアングルが良いです。初めてスクリーン越しにゴジラに恐怖を感じました。で、改めてゴジラって何かなと考えると震災に通>>続きを読む

心と体と(2017年製作の映画)

3.8

今年最初の映画、良かったなぁ。ちょっと今まであまり経験の無い感じでした。そんなにダイナミックな展開は無いのに、最後まで不思議な緊張感が漂うのが上手いですね。個人的にはレコードショップの店員さんが理解あ>>続きを読む

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.4

個人的にいつの時代に観るかで評価が変わってしまうのかな?という稀有な作品。同じ感じの作品をある程度経験した後だと、少々安っぽさが否めません。かと言って悪い作品では無いのです。ただちょっとだけありきたり>>続きを読む

アルカディア(2017年製作の映画)

3.0

うーん、惜しい!目の付け所は何だか今っぽいし良いんだけど、全体的に消化不良なまま終わりました。撮り方と脚本によってはもっと大きく化ける可能性大な勿体無い作品でした。それなりに楽しめはしましたけど。惜し>>続きを読む

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.7

出て来る景色が全部素敵な映画でした。映画に出て来る風景フェチの私には堪らない作品。何故か何となくカートはマークの事が好きなのか?と感じたのは考えすぎだろうか?良い作品でした。

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.8

のっけからカトリーヌ・ドヌーブの美しさが衝撃です。そして、セットも良いですね〜。色合いが良い。この頃のフィルム特有の空の色も素敵です。さて、ラストのシーン、二人とも別の幸せを温めていたのか?それとも片>>続きを読む

彼女とTGV(2016年製作の映画)

3.8

よく30分で纏めています。短いのに時間の使い方がとても秀逸。見終わった後は何故か普通の2時間近い映画を観た気分。上手だなぁ。そして、何故映画に出てくるヨーロッパの駅舎はカッコよく見えるのだろうか?良作>>続きを読む

その道の向こうに(2022年製作の映画)

4.0

皆さん書いておられますが、ジェニファー・ローレンスの演技が凄く自然で上手です。これだけで時の経つのを忘れて見入ってしまいます。そして、作品全体がそれを優しく包むように淡々と進みます。服役中のお兄さん役>>続きを読む

コントロール(2007年製作の映画)

3.8

アマプラで見放題が今日まで!みたいな感じだったので鑑賞。主人公の方、ご本人と本当によく似た感じの俳優さんでしたね。何だかイアンにとっては、結婚もバンド結成も売れていくのも、全て目まぐるしすぎたのでしょ>>続きを読む

ファンタズム(1979年製作の映画)

3.2

子供の頃、観る度に親から「言う事聞かないとこんな目に遭うぞ」と脅されながら観た、私にとってはトラウマ級の作品。懐かしいな〜。子供の頃もイマイチ意味不だったのですが大人になっても変わりませんでした。でも>>続きを読む

シューマンズ バー ブック(2017年製作の映画)

3.6

公開当時から観たいな〜と思ってたんだけどなかなか機会がなくやっと観ました。BARがお好きな方なら一度は耳にされた事のあるであろう世界の名店が出てきます。高名な方なのにそれぞれのお店で聞き役となり、あま>>続きを読む

ワイルド・ギース(1978年製作の映画)

3.6

改めて観てみると、話の筋や撮り方とか昔ながらの古典芸的で、これはこれで非常に好感が持てます。どう見ても今フラグ立ったやろ?という場面もご愛嬌。何故か数年に一度観たくなる不思議な良い作品。ご馳走様でした>>続きを読む

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.8

中々に厚いキャスティングな作品。全体的にテンポ良く実話ベースを上手く纏めている感じです。話としては、実際の出来事を当時ニュースでも見ておりましたが酷い話ですよね。大国だから何をしても良い的な発想は、国>>続きを読む

マクベス(2021年製作の映画)

4.0

上映時間が105分との事ですが、時間の使い方が秀逸だと感じました。個人的には105分の時間に無駄な映像が一切出て来なかったように思います。主役のお二人は最早上手くて当たり前のような人ですから安心して観>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

今まで生きてきた中で身の回りに酒で身を滅ぼした人を目にした事のある身にとっては、非常にキツイというか重いというか、観ていて途中で何度か止めようかなと思えるぐらいでした。最後は学生や残った友達と人生を謳>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

映画全体が良く70年代を表現してるなぁと思いました。イーサン・ホークの作品の全てを観ている訳ではありませんが「魂のゆくえ」辺りから極モン的な役も良くやってると感じます。ホラーとしては鉄板系だと思います>>続きを読む

希望の灯り(2018年製作の映画)

3.8

予備知識ゼロで観ましたが全員が上手ーくキャラ立ちしてますね。ほぼ全編スーパーの中なのですが時折出てくるスーパーの外の景色が対比的に描かれているように感じました。でもきっとドイツでも他人の家に無断で侵入>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.8

倍賞千恵子さんが良かったですね〜。丁度成田さんの集団自決が話題でしたが、まんま考えさせられる話でした。私も所謂人生のUターン地点辺りですが、老後にあの制度があればフラッとそっちを選ぶでしょう。倍賞さん>>続きを読む

ハーヴェイ・ミルク(1984年製作の映画)

3.7

「ゲイ」という言葉の響きがメジャーになったのは私は個人的にここ10年ぐらいかなと思っています。私の周りが田舎だからかも分かりませんが。それまでは今にして思えば悲しい事に侮蔑を込めて「ホモ」という響きが>>続きを読む

blank13(2017年製作の映画)

3.2

全体的に悪くは無いと思います。賛否あると思いますがどんより暗い苦労話のまま進むのかな?と思ってたらコントになる感じが救いですかね?でも悲しいかなどのシーンも既視感があるのですよね。エンディングロールな>>続きを読む

ロード・オブ・カオス(2018年製作の映画)

3.5

一人一人の心情や発する言葉は誰もが通るかもしれない青春群像なんだけど、受け止め方や対処の仕方がめっちゃ振り切っててイカれてる。実話ベースなんだけど主人公はナレーションの如く自分をどっか俯瞰で見れていた>>続きを読む

ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

3.4

渋い、渋すぎる。
拳銃をまるで日本刀のように仕舞ったり、何故かマフィアなのに
家賃滞納して怒られたり、だがしかしフォレスト・ウィテカーは
どんな時もいたって大マジメ。ウータンクランのゆらゆらするような
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人生タクシー(2015年製作の映画)

3.5

全く予備知識ゼロで観始めまして、あれ?何だかキアロスタミさんの作風に似てるような、、と思い、終わって調べましたら助監督とかされて学ばれてたそうですね。納得。この視点でずっと飽きさせない、そして人として>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

5.0

個人的には、劇団ひとりはイーストウッドと肩を並べたか!?と思える傑作。特に同じ言語圏だからかもしれないが、この手の芸能人立志伝では、ジャージーボーイズと出来が同じかそれ以上だと思えました。役者さんが全>>続きを読む

海を飛ぶ夢(2004年製作の映画)

3.5

作品さん、本当にすみません。一回目、途中で寝落ちしました。従って二度に渡っての観賞。主に4人の女性を上手く絡めながら静かめに進んで行く感じが良かったです。義姉の存在が何となく良いんですよね。良作でした>>続きを読む

ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

3.0

【ランボー一世一代の待ち伏せトラップの数々!】
戦闘シーンは見応えは有ったものの物語としては如何なものか?という残念な印象を受けました。制作意図の大前提としてアクションありきで進んだ為に話の筋を粗雑に
>>続きを読む

ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

3.7

バート・レイノルズ、私にとってはトランザム7000とキャノンボールに出てくるいかにもアメリカ的なマッチョなオジサンのイメージです。そのバートのバートによるバートの為の映画のようです。CGで過去の自分と>>続きを読む

究極のハピネスを求めて(2017年製作の映画)

3.6

帰る場所とお金、そして時間が有ればこんな旅も羨ましいと思います。が、そこに国境を跨ぐ事やワンちゃんの描写でリアルというスパイスを与えているのではないでしょうか。映像がとても良いです。

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

4.0

ロックの本当に良き時代をバンド、グルーピーの少女、ウィリアムを通じて甘酸っぱく描いた傑作だと思います。当然性的な出来事もあるのですがイヤラしい方に上手ーく落とさず作品の質を保ってます。バスの中で皆んな>>続きを読む

ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.5

意外に良くまとめた作品!話のスジ自体は「レッドオクトーバーを追え!」とかその他「あら?どこかで観たかしら?」という流れだと思うのですが、ちゃんと観てる側に緊迫感を持たせてくれます。黒人の海軍少将はよく>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ダニエル版「人間ボンド」の集大成!
かなり前半から尿意を催した私にとって決して短い作品では無かったけれどもシンプルに一つのラブストーリーとしても充分通用する良作ではないでしょうか。尺が尺だけにサフィン
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