ぽらりすさんの映画レビュー・感想・評価

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漫才協会 THE MOVIE ~舞台の上の懲りない面々~(2024年製作の映画)

3.1

色々な師匠のことはナイツが様々な場でネタにしてるので、映画館で見るべきものなのか、と悩みつつ寄席芸人への応援もこめて行ってしまった。
大空遊平さんのオンとオフの雰囲気とオーラの違いにはびっくり。これぞ
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福田村事件(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

映画化を機に、事件のことを知った。おおざっぱな知識しか無かったので、被害者が被差別部落出身であることは知らなかった。
映画としては、被害者の中にも朝鮮人を見下している者がいたり、ハンセン病患者に偽薬を
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アウェイデイズ(2009年製作の映画)

3.5

イギリスのカジュアルズと呼ばれる若者達を描いた作品。一応フットボールがあっての集団ではあるが、競技自体はまったく出てこない。また、ラグビーにも同種の集団があることも描かれており、イギリスの歴史をよく示>>続きを読む

利休にたずねよ(2013年製作の映画)

3.3

利休に切腹命令が出たところまでは、おそらくは通説ベース。
利休が死を受け入れた背景について、創作を加えている作品、ということなのだろう。
自分がイメージしている利休とは全く違う利休像であったが、それは
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

4.5

アマプラで事前知識なくポチったので、東野圭吾のシリーズ作品であることは鑑賞後に知った。
阿部さんと昇太さん以外は素晴らしい演技。
親子の思いが詰まった作品で、終盤涙止まらず。
冷静に突っ込みだしたらき
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愛のこむらがえり(2023年製作の映画)

4.0

調布先行上映で鑑賞。
王道展開の映画です。ホヤ部分がないと山がつくれなかったのでしょうが、市長さんは自分の土地の価値くらい理解してもよかったのでは……。
磯山さんのキャラが非常の健気で美しく、現実離れ
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ケリー・ザ・ギャング(2003年製作の映画)

3.6

メルボルンに行った際にこの人のことを知った。
彼のことを詳しく知らなかったので、序盤の実話を元にしたエピソードがすっと頭に入ってこなかった。
最後、負けが確定している戦闘をどのように描くかはとても興味
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ガチ星(2018年製作の映画)

3.3

とにかく暴力が飛び交う北九州映画。
仮にもプロ野球選手になった主人公がここまで堕ちてしまうのか。
レースシーンは、ラインがどうなってるのかとか、なんだかんだ合宿いったり決勝に乗ったりしてるじゃないかと
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PK(2014年製作の映画)

3.8

宗教、そしてパキスタン関係にまで手を出す凄いインド映画。
前半は冗長だったが、後半は導師とのやり合いまでスピードアップ。そこが繋がるのか、という感じのエンディング。あのカセットはストーカーじみてたけど
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ウェールズの村から出た馬のストーリーですが、村にとどまらず、ウェールズのナショナリズムが強く意識された作品。Welsh National発走前はぐっと来た。逆に、家族愛パートはあまり響かず。

Dre
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RRR(2022年製作の映画)

4.4

長かったし、削れる部分も多かったけど、これがインド映画。見終えたときはミュージカル見終えたような気分になり、つい拍手しそうになった
ストーリーとしては、何回か展開するものの王道で、安心して気持ちよく見
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ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)

3.5

シリーズものであることなどは全く知らず、飛行機で視聴。
飽きずに見られる、オーソドックスなスパイアクションで、楽しめました。

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.7

少女の水着を見せられる流れは不快感が強かったが、意図的なものだろう
ハチャメチャなおじいさんからの孫への流れは素晴らしく、ボロ車をみんなで押して動かしていく姿はそれぞれに傷を負った家族の姿なのかな?総
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グッドモーニングショー(2016年製作の映画)

3.0

何かと批判されるワイドショーの現場・裏側を見られるという意味では興味深かった。ストーリー自体はまあご都合主義的ではあるのだけど。
奥さんの夫への評価の的確さが素晴らしい。

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.2

豪華な映画。エジプト感よりもセット感が強かったのはちょっと残念。
展開の強引さや特に最後の殺人には無理がある気もするけれど、総合的に見ていて安心感はある。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.1

「更生」することとはなんなのかを考えさせられる作品。
正直、三上については全く共感できないし、自分は彼を支えた人たちのようにはなれないだろうな。
福岡の組が警察に潰されてなかったら、おそらく話は180
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駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

3.0

原作から入ってしまったので、ちょっと期待しすぎた。短編集の原作を繋ぐための大泉さんだと思うのだが、なかなかなじめず。また、特にお吟のネタばらしに時間がかかったのが短編の原作慣れした身としてはきつかった>>続きを読む

エリザベス 女王陛下の微笑み(2021年製作の映画)

3.9

様々な表情の女王を次々と見せてくれる作品。時系列でない分、若い頃の姿や最近の姿などを最初から最後まで見られるのはよい。人間としての女王を見るためのものであり、女王の事績を学ぶためのドキュメンタリーでは>>続きを読む

エリザベート~愛と哀しみの皇妃(2009年製作の映画)

3.5

後半生の悲劇的な部分はカットして、綺麗な部分で終わらせているため、女優さんの美しさも相まって非常にきれいな作品。長いけれど、優美さを堪能するにはいい作品でした

科捜研の女 -劇場版-(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ドラマの映画化。ドラマはほとんど見てない
ドラマなので、違法捜査や違法収集証拠について深く突っ込むのは野暮なのでしょうね。上手く展開を作って、ドラマファンには楽しめるつくりになっていたように思います。
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おれらの多度祭 -小山地区・三年間の記録-(2022年製作の映画)

4.1

ここ3年はコロナで上げ馬中止とのことで、よくぞコロナ前にこの映像を残していたな、という感じ。
全体として特にストーリーはないドキュメンタリーだが、それゆえ変な脚色もない。着飾っていない分、都会の常識か
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日本ダービー 勝負(1970年製作の映画)

2.8

尾形藤吉さんを追いかけるストーリーではあるのだけれど、最後が公開時のダービーに向けた紹介VTRのようになっているので、映画としての評価は難しい。
尾形氏や関係する一門、伊藤勝吉氏のことなどをあらためて
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前科者(2022年製作の映画)

3.4

森田さんがこんな役者になってるとは思わなかった。自分的にはいい発見。
ストーリー的には警察の自滅感が強いが、保護司という仕事に光を当てたことは意味があると思う

ジョニー・イングリッシュ(2003年製作の映画)

4.0

素直に頭を空っぽにして笑えるいい作品。ストーリーはハチャメチャだが、コメディなので気にならない。
こういう作品もいいですね。

インビクタス/負けざる者たち(2009年製作の映画)

4.5

こういうストレートなストーリーは大好き。マンデラさんの思いが上手くつめられている。
おまけに、日本のラグビーが成長したことも感じられるのもよい。

犬猿(2017年製作の映画)

3.8

面倒ごとが嫌いなので、一人っ子に生まれてよかったな、と思ってしまった
兄弟を批判しつつ、批判されたら言い返すあたりの流れに兄弟への思いがみえてとても良かった

ストロベリーナイト(2013年製作の映画)

2.6

竹内さんの残された作品や、この世界観を楽しむ、という目的ならよい作品だと思う。
ただ、ストーリー展開自体はかなり酷い。ギャグに振り切っていれば気にならないのだろうけれど、映画の真面目な雰囲気でご都合主
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.4

自分が平和に授業を受けた場所があんなに熱気あふれた知の戦場になっていたとは。
完全にアウェイな場所にもかかわらず、真摯に落ち着いて話をされていた三島氏の姿や語り口が印象的。当時の議論の前提や、カットさ
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ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

3.8

純粋なコメディ映画かと思ったらいい意味でちょっと裏切られた。ただ、訴えたいテーマが若干ぶれたような気もする。

法廷シーンは単なるお涙ちょうだいな意見陳述でなく、いい意味でイギリス中下流階級的なネタと
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

4.0

尾野真千子さんの素晴らしさに終始圧倒され、見入ってしまった。
色々な不条理があったが、自分が見ていて一番辛かったのはイジメの場面だった。別に自分がイジメに遭ってたわけではないのだが、そこになにか自分の
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玉野えいぞう詩集 渚のバイセコー(2021年製作の映画)

3.5

観客の何割が吉本目当てで何割が競輪三宅目当てだったのだろうか。
三宅は最初のシーンではらはらさせられたが、その後は男の世界をうまく描いていたように思う。レースシーンで外の選手にぶつける姿は素晴らしかっ
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