taichiさんの映画レビュー・感想・評価

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GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

4.0

かなり良かったと思う。
個人的に怪獣映画は演出に重きを置いて視聴しているが、怪獣が登場するまでの見せない演出やスケール感、破壊描写等どれを取っても一級品で観るに値にすると感じた。
他の方もおっしゃるよ
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ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)

4.3

ラストはちょっとご都合感が気になったけどかなり良い作品だと思った。
特にレギオンをちゃんと生物として描こうとしていた点が素晴らしいと思う。これのおかげで行動原理も分かりやすくなり動きの理由付けになって
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ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

4.0

さすがに今観ると古臭くはあるけど昭和のものと見比べるとやっぱりかなり進化したなと感じられる。
「これいる??」みたいな部分もあったが、怪獣の全容が明らかになるまでの振りのワクワク感や怪獣の存在の理由付
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グラディエーター(2000年製作の映画)

4.0

そこそこ長い映画だけどシンプルな構成をじっくり進めていくようなタイプなのでかなり観やすかったと思う。史実にフィクションを融合させた内容だが描写に説得力があって非常に楽しめた。
序盤のゲルマニア戦で、溝
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.3

戦場にはドラマはなくただ事実があるだけなんだと改めて思わされた。人はあっけなく死ぬし不条理も急にやってくる。
戦場カメラマンという戦場に一番近い民間人という視点で進んでいくので、戦場が目の前にある時の
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アマデウス ディレクターズ・カット(2002年製作の映画)

4.3

3時間という尺の中でダレずに話を展開し切った点が本当に凄い。観れて良かった。

サリエリに与えられた才能が「モーツァルトの天稟を理解できる才能」という部分に設定されているのが絶妙。理解できるのに届かな
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火垂るの墓(1988年製作の映画)

-

周りの大人たちの「優しいけど余裕がない」感じに凄まじいリアルさを感じた。戦時下においてはこんなやり取りもところどころであったんだろうなと思わされる。
戦争というものについて描く際、実際の戦場の悲惨さや
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劇場版 オーバーロード 聖王国編(2024年製作の映画)

3.7

良くも悪くもいつも通りのオーバーロードだった。相変わらず凶悪なマッチポンプ。

毎度思うけどシリアスな部分はしっかり荘厳に見せられていてギャグパートとのメリハリができているので演出面が上手い。
作品内
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ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない(1994年製作の映画)

4.0

思い出補正ありありの評価。
ストーリーはあまり考えずにキャラと作画に注目してると結構楽しめる。特に作画はかなりグイグイ動いてて見応えのあるアクションに仕上がってると思った。
特にラストの親子3代かめは
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サユリ(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

予告を観て気になったので視聴。
前半は純粋にホラーやって後半で婆ちゃんが覚醒するというトンデモ構成の作品で、気になるところは色々あるけど総合的には面白いと思った。
気になるところを考え出すとキリがない
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キングダム・オブ・ヘブン(2005年製作の映画)

4.2

エルサレムをめぐる十字軍とムスリムの戦争を描いた作品。大筋は史実通りで登場人物の動向は作劇の都合か少し違うっぽい。
宗教における聖地をめぐって延々と続くような戦争が起きるのはやっぱり虚しいものだと感じ
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アイアンマン3(2013年製作の映画)

4.0

最後のスーツを取っ替え引っ換えするバトルは結構緊張感があって良かった。

ラストマイル(2024年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ドラマ未視聴でも充分楽しめる作品です。
単純にサスペンスとして面白くしっかり謎が作品の推進力になっていて最後が気になる構成になっていました。それだけでなく、物流の世界を舞台に現在の自動化されたシステム
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耳をすませば(1995年製作の映画)

4.3

むず痒すぎて頭抱えたくなるくらい真っ直ぐに青春ラブストーリーだった。5人でカントリーロード奏でてるシーン好き。

個人的に自分の創作に対する姿勢を改めて見直す機会にもなったので、そういった意味でも良い
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ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦(1993年製作の映画)

4.0

もう何回観たか分からない。
ブロリーの強烈なキャラクター性と暴れっぷりを観て楽しむ映画

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.2

予想以上に面白かった。特にアンディがファッションに染まっていくにつれて生活の階級が変化して友人たちとの関係にズレが生まれていくという見せ方が説得力もあって上手いと思った。
正直、自分もあまりファッショ
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

もっとファンタジーな世界を想像していたけど、魔女がいることを除くと結構現実寄りな世界観で驚きました(50年代くらい?)。
ストーリーもキキの成長物語としてシンプルにまとまっていて良かったです。ジジの声
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アベンジャーズ(2012年製作の映画)

4.1

シンプルにお祭り映画として楽しめる作品だった。ハルクの暴れっぷりが良い

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト(2024年製作の映画)

3.6

良くも悪くもジャンプ作品映画だった。
キャラと映像は凄く良い。

ダークマイトの幼稚さが映画という枠に収める上でちょうど良い感じになってる

紅の豚(1992年製作の映画)

4.6

もののけ姫などのようなテーマを軸としたメッセージ性の強い作品とは打って変わりキャラクターの魅力と世界観に特化したような作品だった。明らかに宮崎駿自身の趣味が丸出しな作品なのにここまで面白いとは思ってい>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.8

話のシンプルさとミリタリー要素が微妙に噛み合ってないようにも感じたけど軸はそこじゃないということを考えれば許容できる範囲でした。また、話がシンプルと述べましたがつまらないわけではなく見せ場にはしっかり>>続きを読む

風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.1

飛行機の描写が凄まじくてこだわりをひしひしと感じた。

もののけ姫(1997年製作の映画)

4.5

小さい頃観たっきりだったので改めて視聴。なんとなく内容は覚えていたものの、ここまで見応えのある作品だと思っていなかったので驚きました。
ある程度大人の方には人間のエゴによる環境破壊や自然との向き合い方
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.3

原作を読んだ時もそうでしたが、作家志望の端くれのとしてかなり共感できる部分が多くて思わず唸りそうになりました。特に突然のライバルの出現で真剣に取り組み出すところには完全に自己投影してたと思います。
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千年女優(2001年製作の映画)

4.0

どんな方向性の作品なのかを掴むのに少しかかりましたが、分かってからはかなり楽しんで観れた作品でした。ただ物語そのものの盛り上がりは少し欠けているように感じました(テーマ的にそうなるのは納得だけど)。>>続きを読む

王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987年製作の映画)

4.1

事前に聞いてはいたけど世界観の作り込みがとにかく凄かった。言語や宗教、通貨など様々なものの作り込みが作品の深みになっており、その点だけでも見応えがあった。作画の質も高く特に後半の戦闘機やロケットの描写>>続きを読む

人狼 JIN-ROH(1999年製作の映画)

4.4

切ないストーリーとシブい描写がマッチしてて凄く良かった。動かし方のリアリティが尋常じゃないレベルで高く特に表情の変化や服の動き方は最早実写。

導入での世界観説明が近年の作品だとタブーレベルで長いので
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ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉(2024年製作の映画)

4.4

「これが観たかったんだ!」って感じのストレートな熱さのある内容で全身を焼かれました。ストレートにわかりやすいスポ根やってる分、演出に力を入れているのが分かります。とにかく豪華。多分もう一回は観ます。>>続きを読む

劇場用再編集版 ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP(2024年製作の映画)

4.3

王道の熱さがあってよかったです。短い尺の中でメイン3人にしっかり焦点を当てつつ掘り下げられていて作りも上手いと思います。
セリフや立ち回りは悪く言うと捻りがなさすぎて先を予想できてしまう部分が多々あり
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.9

作品を観ているうちにビリーの情けない感じの性格が段々好きになってくる映画だった。彼について知るにつれて行いの不器用さにもなんとなく愛おしさを感じられるようになるというなんとも不思議な感覚を得た(行いに>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

4.1

前章に続き原作未読のまま視聴しましたがかなり楽しんで観れた映画でした。
前章に比べるとテンポが早くて駆け足気味なのが気になりましたが十分観れる範囲ではあると思います。

上手く考えがまとまりませんが、
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イノセンス(2004年製作の映画)

4.2

前作より哲学的な要素が強く難解な作品になっている。テーマとそれに付随するストーリーはある程度理解できたものの完全にはほど遠い。特に引用の多さが難解さに拍車をかけていたので、まずはそのあたりから勉強し、>>続きを読む

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.4

作画もストーリーも完成度が高く、現在公開されていても余裕で通用するほどだと思う。何より演出のレベルが凄まじくて最初から最後まで作品に見入ってしまうほどのクオリティの作品だった。
「自我」というものの定
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

3.9

タイトルから見て感動させてくる系かな?と少し先入観を持って視聴したのでどういった方向性の作品なのかを掴むまでにやや時間がかかりましたが一見する価値のある作品だなと思いました。ホロコーストの最中で人の命>>続きを読む

パトリオット(2000年製作の映画)

4.2

アクション部分のスロー演出が若干くどい様に感じたけどそこを鑑みてもかなり面白いと思える作品だった。
戦争作品ではあるが家族を愛する主人公と卑劣な悪役など役回りが分かりやすかったので単純にエンタメとして
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