Scratchyさんの映画レビュー・感想・評価

Scratchy

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Be Cool/ビー・クール(2005年製作の映画)

5.0

まくしたてるジェームズウッズはかつらの殺し屋に撃たれて代車のキャデラックはバンじゃなくてエコカー。カイテルは前回は特別出演だったけど今回はちゃんとした役。そしてカイテルのうちに不法侵入するトラボルタ…>>続きを読む

トルコ110番 悶絶くらげ(1978年製作の映画)

5.0

昼間っから盛況のバーで流れてる胸騒ぎの腰つきは唐獅子牡丹に。悦ちゃんのなんちゃって関西ことばでぐいぐいくるチョマ。珍しく原悦子のファッション楽しい。高倉健に憧れる情に厚い女衒の星野暁一の赤襟も素敵、つ>>続きを読む

十九歳の地図(1979年製作の映画)

4.0

中途半端な刺青の蟹江敬三すばらしー苦学生でもない新聞屋の住み込み。ナンパの手口はクロワッサン知ってる?ひったくりから白髪抜きでプレゼント泣く。何もかもいい蟹江。中上健次が大好きな矢沢永吉のポスター剥が>>続きを読む

プラットホーム(2000年製作の映画)

4.0

みんなパンタロン、パーマは一大決心。Maoをバックにフラメンコ💃 チョンピンの部屋かわいすぎ。二人でタバコふかして恋話して眉書いて、ドキドキしながら帰り道。あんな最高なジンギスカンなかなかない。トラク>>続きを読む

白く濡れた夏(1979年製作の映画)

4.0

ダーツの矢が帽子に刺さる高橋明。海の家に退職金の50万を提供するオジン。わたし的高橋明ベスト級。歳も環境も違うガチャガチャな登場人物たちの中和剤。池波志乃と長谷川明男に胃もたれ起こしそうになって坂本長>>続きを読む

残酷 黒薔薇私刑(1975年製作の映画)

5.0

谷ナオミさんのお顔がどんどんと疲弊していく特高高橋明の取り調べ。枡一杯の豆を床にこぼして拾いなさい。泣き虫だったって江角英明の陰湿さたまらない。軍歌に縋りついてまで哀願しても戻ってきた五條さんは盲目に>>続きを読む

やくざ絶唱(1970年製作の映画)

5.0

増村演出の勝新に田村正和!が、楽しい!そして太地貴和子vs大谷直子もフォルテ。映画に小説好きの大谷直子。そんな妹を過保護にする勝新。スカーフェイスの前にこれやってる増村。ダンスに誘った子分を殴る蹴る過>>続きを読む

市街(1931年製作の映画)

4.0

ノワールの天使シルヴィアシドニー。ほんとかわいー。階段でゲイリークーパーにしがみついても引きずられてく。符牒の使い方や猫の置物で変なことするなあと思ってたらなるほど。あのタッパでほんとに器用になんでも>>続きを読む

スフィア(1998年製作の映画)

4.0

卵大好き、んんん〜💕って歓喜しながら食事するサミュエル最高。急ズーム。こんなん言ってもしょうがないけど残る三人まったく学者に見えない。一番学者っぽく見えるリーヴシュレイヴァーの死に方とピーターコヨーテ>>続きを読む

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

5.0

初対面の相手にも彼氏をギャツビー呼びのエルファニングよかったー、深呼吸するとことかサイコー。ウディアレンじゃないと引き出せない昔の紋切り型な演技と若い女優のアナクロなマリアージュは90年代以降の作品の>>続きを読む

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.0

人間は食べたいけどニワトリのソニーちゃんとシェールちゃんは食べられないヴェノムちゃん。すっかり寄生獣な楽しさ。

あなた買います(1956年製作の映画)

4.0

病気というイレギュラーがなければすべてが徹底して欲得ずく。岸惠子が足元にも及ばない金の力。人情に訴えてももう遅い佐田啓二のどう転んだってエゴの塊な人物像もよかったし独白で上司に報告する小物っぷりもよい>>続きを読む

ミスティック・ピザ(1988年製作の映画)

5.0

町を巻き込んで痴話喧嘩してるリリテイラーとドノフリオ、ポルシェにタラぶちまけジュリアロバーツたのしーと思ってたらブーツ履かないでくし使わないでってアナベスギッシュに意地悪な態度が一転するジュリア姉にも>>続きを読む

書かれた顔(1995年製作の映画)

4.0

タマサブロバンドーの化粧と伝統音楽、釘付け。てかレスリーチャン思い浮かべちゃって覇王別姫観たい。斧にコンパクトがついてて舞台袖で表情変えのお色直しと!杉村春子を引っ張り出してくるのもすごいけど晩菊のあ>>続きを読む

季節のはざまで デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

5.0

わりと子供騙しな奇術師だってこと見せといてみんなが脱いでく催眠術にはのらないドンバールさん。支配人家族は部屋を移動してるのに売店に伝言預けてから鍵を隠してラケット持ってくるアイツとの逢引まで一気に見せ>>続きを読む

デ ジャ ヴュ デジタルリマスター版(1987年製作の映画)

5.0

キャロルブーケのあやしいミステリアスもいーけど、データ隠したり驚かせてカップこぼさせて笑ったり退屈そうにグラスハープして遊んだり鈴を投げ捨てたりクリスティーヌボワッソン。サイコー。ピンクの薔薇とプリー>>続きを読む

イヤー・オブ・ザ・ドラゴン(1985年製作の映画)

5.0

葬式を何度も映す映画サイコー。銃乱射のレストランのセット素晴らしー。表裏一体ミッキーロークのとジョンローンもちろん楽しいけど、荷物抱えてやってくるミッキー…オマエなあ。そりゃ友だちいないだろうよ。んで>>続きを読む

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.0

太陽のイッセー尾形が演じた昭和天皇のような晩年のジョンローンの覚束なさにイケイケだったあの頃の対比があって初めから終わりまで操り人形だった一生、最期までの8年間は人でいたと思わせるような終わり方良かっ>>続きを読む

夜霧の恋人たち(1968年製作の映画)

5.0

クロードジャドを尋ねるとやっぱり彼女の両親と食事。兵隊も不適格でホテル受付の慌てっぷり探偵の尾行となにをやらせても適性がないのにやっぱりたくましいレオ。ホテルでのこれを投げてと渡した花瓶の花を投げる夫>>続きを読む

ゲット・ショーティ(1995年製作の映画)

5.0

うちにも忍び込んでトラボルタ。レネルッソの寝巻はレイカーズのダボT。真夜中押し入ったジーンハックマンPに映画のプロット持ちかけて意気投合したと思ったらデルロイリンドーも事務所忍び込んで台本読んで一緒に>>続きを読む

明日はない(1939年製作の映画)

5.0

最高。車ん中で目元にだけ当たるライト、ステージのスポットライト、停電の暖炉を背にして翳っている二人の顔から懐中電灯持った係が立ってる伴奏付きの映画館、信じてって戻る明かり。覚悟を決めてからの抜け殻のよ>>続きを読む

ソフィー・マルソーの 愛人日記(1991年製作の映画)

4.0

ショパン患ってて苦悩してんのにみんな好き勝手やってる。ピジェ様が真剣に演技すればするほど浮いちゃうけどバカ騒ぎが際立つ。エロさと狂気の足りないフェリーニ、形式美に欠けるグリーナウェイって感じの曖昧な美>>続きを読む

可愛い悪魔 いいものあげる(1970年製作の映画)

4.0

打ち寄せる波の飛沫と交互に水揚げ前の処女喪失。水揚げに挿入されるバイクの音。関根惠子さんが堂々としてて素晴らしい。増村が好きそう、これで遊びに抜擢するのね。200万の水揚げ、1000万で妾、10億の3>>続きを読む

薔薇の名前(1986年製作の映画)

4.0

ながーい原作を全部詰め込んでるのすごい。あの塔もちゃんとワクワクさせるし、なにより調理場よかった。かわいいスレーターとショーンコネリーというアクション系修道士のコンビ。名前わからなかったけど白く塗った>>続きを読む

執炎(1964年製作の映画)

4.0

田舎娘には見えないルリ子とずっと薄笑いを浮かべたような表情の伊丹十三の組み合わせで幸せな日々を見せつけんのはいいけどそれにしてもお馬さんごっことかお姫さまごっこにはげっそり。文芸作品らしいナレーション>>続きを読む

大奥秘話 晴姿姫ごと絵巻(1973年製作の映画)

3.0

小川節子の和装こんなに似合わないの?って思ったけどなんか全体的に女優さんの撮り方がよくない。綺麗に撮ろうって意志が感じられない。二條朱美の最期なんて呆気なさすぎて唖然とするし、宮順の存在感の薄さととっ>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

ひそかに期待してたウォーケンとレアが同じ画面に映ることはなかったけどネズミ相変わらず声漏れるかわいさだったし相変わらずのデカい物体フェチもたっぷりと。まだ続きそうだけど次はアニャかなー。

一晩中(1982年製作の映画)

5.0

自己愛を切り離してアケルマンの映画観れないからなーってのも序盤だけでした!サイコー。猫とバッグ提げた家出少女、バーで踊りたいって女が言って一人で踊りはじめる男の首にぶら下がるように手をかける身長差ある>>続きを読む

酔いどれ天使(1948年製作の映画)

3.0

存在だけでなんかもったいない実千代さんとふっくら久我ちゃん、あんな痩せっぽちって憎まれ口叩くけど本当は惚れてる千石規子は良かったけどやっぱ見たくなる成瀬作品。中北千枝子も。どこか活気のある戦後闇市で独>>続きを読む

美姉妹肉奴隷(1986年製作の映画)

3.0

清里めぐみが男を好きになっていってしまうってのは好みな展開なんだけどなー、とにかく途中から全然レズじゃなくなってしまう赤坂麗サンが邪魔しないでーって、もっと歯医者特有のアイテムを駆使してほしかったし、>>続きを読む

フッテージ(2012年製作の映画)

4.0

スナップフィルム見てるときかかる音楽サイコー。

蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

4.0

だいじょぶか?だいじょぶなわけない血の量。中村久美さんのつくるご飯はいつも洋食。逃げる法衣のボスを続々と追い詰めるダンカンファミリー。練習したローラースケートで登場なんてことはしない。

クローネンバーグの ファイヤーボール(1978年製作の映画)

5.0

機体へのフェティシズム、ボディより内臓。映画とかそっちのけでタイム表示。慣らし運転してスタートラインにつくまでの車の動きが動物みたいな痙攣で内臓とともに何度も映しちゃうあたりがやっぱクローネンバーグ。>>続きを読む