マユさんの映画レビュー・感想・評価

マユ

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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.5

議論って対立ではなくて、お互いの思考を擦り合わせていって物事をどうよくしていくかっていうためのものだから、議論が成り立っている時点で、考え方が対立している様に見えても、根本で敬意を払っている相手としか>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

4.2

音楽がめちゃくちゃ好きで色んなもの聴いてギターもたくさん練習してきたはずなのに、古武術の演奏に心打たれて素直にそういえる森田すごい。心打たれても悔しくてこんなん音楽じゃねえとか言っちゃいそうなのに。>>続きを読む

さよならテレビ(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

「ドキュメンタリー」とはなにかを考えさせるような演出がされてる映画だったけど、ドキュメンタリーがうんぬんなんて正直どうでもいいことだなと思った。
映画やテレビは演出をする媒体だし、問題なのは演出をした
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

ホアキンの表情が天才すぎて、アーサーが笑い出す度に泣きたくなった。
善悪の判断は主観だけど、人を殺すことを悪としない世界を許すってことは、自分の命を誰かに奪われることも許さないといけなくなるから私は人
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愛の渦(2013年製作の映画)

3.9

普段真面目な顔して生きてるけど人間ってこんなもんだよなぁと思ったし、こんなもんなくせに普段真面目な顔して生きてるのがちょっと恥ずかしいし面白いなと思った。
高度なギャグだろ!!ってキレ方理不尽すぎるし
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.6

ありえなさと、ありふれた日常のコントラストが面白い映画だった。
話の展開自体にテンポがあまりなかったから途中で飽きがきてしまったけれど、ラストにかけてのスピード感と、主人公の家族のマイペースさとのギャ
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.7

ダラダラと感想を書くような映画ではない気がしたので簡潔にいうと

圧倒的熱量!!!

の一言。スクリーンから熱を感じた映画は初めてだった。
映画をみにいったのに銀杏BOYZとかエレカシとかナンバーガ
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劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(2019年製作の映画)

4.2

映画館で声を出して笑ったのは久しぶりだった。
ドラマの時のわちゃわちゃした感じはそのままで、相変わらず登場人物全員応援したくなる。
おっさんずラブが普通に映画館で放映されるって、いい時代になったな〜と
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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.8

なんでもない、映画になるほどでもないくらいの人生を送ってるちょっと不幸せな男女のリアルな話だった。
濡場が多くて、柄本佑の筋肉質でも太ってる訳でもないちょっとだらしない体型がリアルだった。
登場人物が
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恋愛睡眠のすすめ(2006年製作の映画)

3.3

一言で表すならごちゃごちゃ。
まさに夢の中って感じだった。
ストーリー自体はあまりよく分からなかったけど、映像的に面白い映画だった。
作ってワクワクのハイパーおしゃれバージョンみたいな。
現実で起きた
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

4.2

ロマンチックで運命的な出会いだった10代の頃とは変わり、2人の見た目も経年と共に生活感に溢れていた。サンライズで見つめ合っていた2人の視線と、ミッドナイトでお互いを見つめ合う視線の変化に、これが結婚か>>続きを読む

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.2

ビフォアサンライズに続いて鑑賞。
9年後のふたりの、他愛もない会話にまたもやのめり込んでしまった。
ビフォアサンライズだけではあまり気にしなかったけど、この2人の関係性にはいつもタイムリミットがあって
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.3

列車内で出会ったフランス人とアメリカ人の男女の一夜の物語。
ふたりが惹かれ合っていく様子が、おたがいを見つめる視線から伝わってくるのがよかった。
レコードを視聴するシーンの、お互いがお互いをこっそり見
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

-

主人公と自分とが重なる部分が多すぎて、この映画の冷静な評価ができないという感じだった。
もっとうまく生きたいのにそれができないし、誰かのせいにしてしまうし、分かり合いたいのに分かり合えないし、だけど、
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トロイ(2004年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

見終わったあとまずブラピがセクシーでかっこよすぎという感情が収まらなかったけれど、それだけではなく面白い映画でした。
教科書で習ったトロイの木馬の話が、こんな内容だったんだ、という歴史的背景のおもしろ
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.5

邦画の中で好きな作品のひとつです。
胸がドキドキしたりスッキリとしたりする映画も面白いけど、ひたすらにリアルで、登場人物が本当にどこかで生きている人間のように感じられる作品こそが映画だなと思う。本作は
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

5.0

間違いなく名作。
美しい南イタリアの情景と少年期のあの刹那的なキラキラが上手くマッチして絶妙な切なさを感じさせられる。
ティモシーシャラメ、美しすぎる。
見終わったあと、切なくてちょっと心引きずる映画
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.2

自分を愛してくれない人にとてつもない魅力を感じて、自分を1番愛してくれる人に嫌悪を抱いてしまうどうしようもない感じがリアルだなと思った。これで主人公は変わるんだろうか、と考えるとそうでも無い感じがして>>続きを読む