debbyさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

震える舌(1980年製作の映画)

4.5

■破傷風にかかった女の子とその家族の闘病生活を描いた本作。
面白いではなく凄い作品。衝撃的でした。

■とにかく目を背けたくなるような現実が克明に描かれていて、恐怖も歓喜も剥き出しの全ての感情がビシビ
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CUBE(1997年製作の映画)

3.2

■8年ぶりの再視聴
20年前の作品と考えると、当時このシチュエーションは斬新すぎるし火付け役となるのも頷ける作品でした。

■ただ今の時代はさすがに目新しさはなくなってるし、単なるB級映画のひとつでし
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トムボーイ(2011年製作の映画)

4.2

■ジュブナイル+LGBTの映画
小さな男の子(身体は女)のひと夏を描いた作品

■言葉は比較的少なく、静かな映画です。
心の機微が表情や間で表現されていて、静かながらも感情の揺れ動きはしっかり読み取れ
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ある男(2022年製作の映画)

3.8

■夫が死んだと思ったら偽名使ってて、夫何者!?ってのを調べていく話
プラス調べる弁護士も何やらストレスを抱えてるようで。

■登場人物は多くないけど各人についての心情が描かれていて、群像劇のようになっ
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.5

■ウェスが手掛けるロアルドダール小説4部作のひとつ。

■ギャンブルでイカサマするために、金持ちが透視の能力を習得しようとする話

■40分という時間にしてはウェス味もちゃんとあり、やっぱり早口なので
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.5

■開幕早々に脈打つ心臓がこの映画の不穏さとキモさを主張してくるし、
不安を煽る音楽が特徴的で、往年の映画サイコっぽさを感じる

■脚本や中身よりも雰囲気として楽しむ作品かなといった印象
どうやら「アウ
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.5

■この何が起きてるか分からない感を登場人物たちと同じ目線で体験できるのは結構好きでした。

■不思議なことは起こるにしても、とんでも描写がなくある意味リアリティのある形で描かれてる作品

■テスラのく
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

3.8

■ソマリアにロビー活動にきてた韓国と北朝鮮の役人たちが、ソマリア内戦勃発に巻き込まれ国から脱出するまでの話。実話系映画

■役人がソマリアから脱出するだけの話をここまで面白く大衆向けに作れるのは韓国さ
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アイ・アム まきもと(2022年製作の映画)

2.8

■毎日ルーティンで過ごしたり、表面上でしか言葉理解ができないアスペっぽい症状がある主人公が、勤める係での最後の仕事に奔走する話。
「おみおくりの作法」のリメイク版。オリジナルは未視聴。

■このクセの
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

4.0

■シンプルストーリーだし、どの世代でも楽しめる映画。
子供はお菓子の夢の工場やクソガキ成敗スカッと劇として。
大人は父との確執や家族愛の物語もプラスして楽しめる内容でした。

■ティムバートンらしく不
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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.7

■純真で豪放磊落でよく騙される、丸々太った肉子ちゃんと、その娘の日常と過去を描いたファミリー映画

■本が原作なこともあり、ファミリー映画だけど子供向けではないかも
あと飯食ってから観ないと絶対腹減っ
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.8

■アクションをこれでもかと詰め込んでおり、我々が"ジョンウィック"という映画に望むものの全てを叶えてくれている作品。

■個人的ベスト
・真上からのカメラアングルで映し出されるマンション内のアクション
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スマホを落としただけなのに(2023年製作の映画)

3.8

■邦画版より面白い。
息子と確執のある刑事の父
スマホ落とした女
この両軸で物語が進む流れるので、邦画版よりも脚本と展開が充実していて面白かったです。

■犯人は一般人に紛れ込むやべぇ奴として描かれて
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.6

■ゆるい雰囲気とキレのあるアクションは続編の本作でも安定感がある。
軽くなんか映画観たいなって時に、時間も内容もピッタリの作品

■ただアクションの衝撃的度合いは初見の1の方がどうしても上になるのと、
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.0

■ウェスアンダーソンはなぜこんなに色彩と構図のセンスがいいのか

■脚本は所々が理解に難しく、劇中劇のようだが境界線が曖昧になっていて、劇だけど劇じゃない不思議な物語でした。

■内容は話半分で聞きつ
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.7

■スプラッター×アンジャッシュコントのコメディ映画
学生がキャンプ場に行き殺されるよくあるパターンに、勘違いで殺人鬼扱いされる兄弟を掛け合わせた面白い発想の作品でした。

■そんなことある!?ってくら
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ファミリー・スイッチ(2023年製作の映画)

3.5

■仕事のプレゼンや部活の大会など大事な用がある日、不思議な力によって中身が入れ替わってしまい、入れ替わりの状態で大事な用事に各自行かなきゃならなくなり。。と、てんやわんやするコメディ映画

■娘役のエ
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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

3.0

■どんでん返しどんでん返しと聞かされ期待してしまった分、そんなに仰天するような話ではなく肩透かし食らった作品でした。

■思うに昨今色んな映画が出て、どんでん返しに対する耐性やレベルが上がって慣れてし
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フロッグ(2019年製作の映画)

4.0

■話がまとまってて面白い作品でした。
前情報一切なしで観た方がいいです。

■全体の話はわりと複雑ながらも、伏線→回収の工程を細かく繰り返しながらラストに進むので、理解しながらラストを迎えられる優しい
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死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

3.6

■死霊のはらわたシリーズ初見
子供が呪いの教典とレコード再生したら、悪魔復活して母親が取り憑かれちゃう話。
当然バチカンからエクソシストが来たりするわけもなく、悪魔がやりたい放題の限りを尽くす映画
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.5

■法的にギリアウトな悪徳商売するめちゃくちゃ根性ひん曲がった女が、ヤバい商品に唾つけてしまって…という話

■主人公がクソ性格すぎて本来悪であるはずの敵側を応援したくなる映画

■現実的にはすぐ殺され
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Gメン(2023年製作の映画)

3.6

■普通に笑って楽しめるコメディ学園モノです。スコアに釣られてちょっと期待しすぎた感もある。

■内容はシンプルな学園ヒーローもの。
各仲間たちのキャラが濃くて、それぞれに軽くエピソードがあるのも良かっ
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.8

■韓国版も邦画版も、どちらも違った面白さがある作品です。
内容自体も途中から全然異なる展開でした。

■原作は韓国らしい展開やテンポの良さ、脚本の新鮮さが良い。
リメイクは原作にない展開が盛り込まれて
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.8

■前観たとき途中寝落ちしたため再視聴
3作目で安定したアクションが楽しい作品

■続編だけどぶっちゃけ本作からみても全然楽しめる内容でもあると感じました。

■ガラス張りの部屋でジョンが右側のガラスで
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バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

3.6

■ゾンビともまた違う、レプティリアン的なトカゲゾンビ映画

■世紀末な世界で攫われた子を助けに向かうだけのシンプルストーリー。
それ以上でもそれ以下でもないので、アクションを楽しむ映画です。

■相変
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

2.5

■名作だし期待していたが、合わなかった…。
とにかく前半〜中盤にかけての父親の夢物語の部分がめちゃくちゃ眠かった。めちゃくちゃ長いし。

■最後の30分は一堂に会す感じとか、終わり方も良かったです。
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.0

■暗めでシリアスな、邦画としての強みや良い部分が出てた映画。
全体的に重いけど、子供と遊ぶシーンとか温かみのあるシーンが束の間の休息みたいな。いいアクセントになっててバランス良かったです。

■中盤ガ
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.8

■結果的に全部キモくて視聴後は頭痛してくるような作品
2ちゃんねるの「暖かい生レバー」のコピペを初めて読んだ時の感覚に近い。

■途中までどう展開するか全く読めず、「君の名前で〜〜」的展開に進むのか、
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13人の命(2022年製作の映画)

4.1

■結構記憶に新しい2018年に起きたタイでの遭難救出劇を映画化
mark数は少ないが非常におすすめできる作品

■物語の起承転結がハッキリしてるし、話盛ってる感もなくリアル緊迫感みたいなのも鮮明に描か
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.9

■サンタさんはいます(確信)
まずグロい、血とグロさに思い切りの良さがあってそこがポイント高く、非常に楽しめました。

■ホームアローンオマージュ(グロ)の要素があって、そこも楽しめたポイント
昨年の
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エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

3.5

■見知らぬ6人が150万賞金でリアル脱出ゲームする話
今際の国のアリスとSAWとCUBEを足して3で割ったような内容ですかね

■何も考えず100分で気軽にハラハラ感を楽しめる作品でした。

■計6つ
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月影の下で(2019年製作の映画)

3.7

■同時多発的に起きた事件を、警官である主人公が事故現場をみてみてると首に穴が空いてて脳が溶けている共通点がある
その事件の真相を追うSFサスペンス映画

■ネタバレNG系に入ると思うので興味ある人はと
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.8

■原作、アニメ観てた勢の感想です
何も観てないひとも楽しめるようになっている作りでした。

■冒頭の戦争シーンは実写ならではの緊迫感と迫力があって、一気に引き込まれる。
ここは映画としてのの良い部分が
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.8

■実在したエクソシスト、アモルト神父が悪魔祓いする話。ストレートすぎるタイトル。
シンプルなストーリーかつ100分で見やすく、テンポもよい作品です。

■図体がでかくなったラッセルクロウの見た目からし
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.7

■老若男女楽しめる王道アクションファンタジー
盗賊、戦士、魔法使い、ドルイド(+聖騎士)からなるパーティの冒険活劇です。

■主人公がGoGのクリプラみたいなキャラなのでコメディ色も強く、指輪物語やゲ
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

3.6

■王道ヒーローアクション映画
ゲームなんかだと結構こういう系統のムービー多いんですけど、映画としては珍しい全編落書き系のタッチで描かれる良作アニメでした。

■音楽もHIPHOPで現代らしい作りになっ
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