散茶さんの映画レビュー・感想・評価

散茶

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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

5.0

今年一怖面白いホラー映画でした!
観客が真実に気づけるように必要なワードや演出を散りばめつつ、転がり落ちていく主人公を描いています。
展開に夢中になりながら、映画館の暗闇、自分の背後が少し怖くなるよう
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DASHCAM ダッシュカム(2021年製作の映画)

4.0

一言まず、ひどい(褒め言葉)

不死身の女こと迷惑系配信者のアニー・ハーディがコロナ禍真っ只中のアメリカを飛び出し、イギリスにいる元カレ《自称リベラル)がまともになってることにブチ切れ車を盗みやりたい
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忌怪島/きかいじま(2023年製作の映画)

1.0

あんまりにもあんまりで言葉が出てこない。方言や島唄的な要素、茂さんのキャラクターの作り込みは個人的には良かったが、それ以外がひどすぎる。邦画ホラーが技術的に甘いのは仕方ないが、なぜ真昼間にイマジョを出>>続きを読む

Pearl パール(2022年製作の映画)

5.0

虐げられる女性がやむを得ず殺人を犯す…という映画ではもちろんない。
前作のやべーバァさんは、やっぱり若い頃からめちゃくちゃやべー女だった。中盤からの爆発具合も、グロもかなり満足!エロがやや控えめになっ
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BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ(2022年製作の映画)

4.0

馬鹿なウェイ系若者たちが疑心暗鬼になって泥沼化するのがみたい時にみると最高の映画。もう少しグロいと良かったかも。

N号棟(2021年製作の映画)

5.0

U-NEXTでの評価が低いので身構えていたら、個人的に「これだよこれ!見たかったJホラーはこれだよ!」と大興奮したホラー。もちろん、万人へおススメではなく、ニッチな層に刺さる映画です。

まず下手な演
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AKA(2023年製作の映画)

3.5

でっかくて寡黙な心に傷を抱えた最強の男が、子供のために命をかける系映画が好きなので鑑賞。
それぞれの登場人物の動機や背景が散りばめられているためよくよく考えれば納得いくのだが、ぼんやり観てるとちょっと
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ザ・サイレンス 闇のハンター(2019年製作の映画)

3.0

怪物がでかめのコウモリ、小さめのプテラノドンって感じで集団で襲いかかって人間がギャーッてなるところは結構良かったです。ストーリーはわりと定番。どうしてもクワイエットプレイスやミストと比べると地味な印象>>続きを読む

キル・ボクスン(2023年製作の映画)

4.0

韓国の俳優さんにはあまり詳しくなかったのですが、主人公も、代表も、主人公の生意気な後輩(吹き替えが鈴村さんぽかった)もま〜じでみんなかっこいい。見た目もだけど、佇まいハチャメチャに決まってる。
しかし
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

5.0

続編が決定とのことで鑑賞。アクションヒーローものかと思っていたら、予想外に硬派な傭兵ものでみいってしまいました。
ストーリーはシンプルだけど、主人公たちの彩度をあえて抑え、画面に鮮やかな赤青黄を意識的
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スマイル(2022年製作の映画)

3.5

伝染する呪い系ホラー悪魔風味。
ジャンプスケアが何回かあると聞いてから見たけど、初回普通にびっくりしてビビってしまった。それ以降はわりと身構えていたので来たな!って感じで見れたけど、思ったよりスマイル
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.0

復讐以外に生きる意味を見出せなかった男と、復讐に振り回されモンスターになるべくしてなった男。獣にも劣る生き物でも、生きることを選ぶからこそのラストだったのかな、と思いつつ、お前はどこまで行ってもそうい>>続きを読む

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.5

ニコラス・ケイジがニコラス・ケイジを演じ、ニコラス・ケイジのことが好きな観客が観ること前提で作られたニコラス・ケイジでなければ何一つ成り立たないであろう、ある意味狂ったニコラス・ケイジのための映画。>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

4.0

初見は映画館で、なぜか猛烈に見返したくなりU-NEXTで二度目の鑑賞。どこが良いかと聞かれたら「全体的にキショいところ……」としか言いようがないけど、なんか好き。主演女優さんの顔がクセになる。

半分
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

ずっと観たかった話題のインド映画。ネタバレにならない程度の感想。

3時間越えのため、事前に大福を食べておくと尿意が来ないという噂を検証しつつ鑑賞しました。尿意との戦いについては最後に。

まず冒頭の
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

4.0

脈絡のない言動に脈絡のないシーンの連続、主人公はシンナー中毒の悪党のくせに心は弱く救いを求めているのにそのための努力はしない。なぜなら彼自身は戦争とシンナーでもう破壊されているから。そして人間はみんな>>続きを読む

メタモルフォーゼ/変身(2019年製作の映画)

2.5

最近韓国の悪魔祓い映画「プリースト」を観たの&U-NEXTでの評価が良いので鑑賞。グロ表現はなかなか気合いが入っており、俳優さんたちの演技も素晴らしいんだけど、どうにも途中ダレてしまっているように感じ>>続きを読む

プリースト 悪魔を葬る者(2015年製作の映画)

4.0

評価が低いのであまり期待せずに観たら、めちゃくちゃ硬派な悪魔祓い映画でびっくり。韓国は国独自の宗教がないから、キリスト教徒が多いと聞いたことがあるので、へぇー!韓国版エクソシストかー!くらいの気持ちで>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

映画の内容がぶっ飛んでるので、何を書いたらネタバレなのか悩みつつの感想です。

いくつもの夢を抱いては挫折して何者にもなれず、ぼろコインランドリーに頼りない夫、反抗的な娘、典型的なクソ親父の全てを背負
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ラスト・シフト/最期の夜勤(2014年製作の映画)

2.5

なん、なんだろう…悪くはなかったし、ちゃんも怖いポイントもおさえてあったんだけど、びっくりポイントまでのわずかな隙間時間で急に眠くなるというか、ホラー的な質は悪くないけど、それ以外があまりに「「「無」>>続きを読む

カラダ探し(2022年製作の映画)

1.5

なんだろう…お約束展開とキャストが豪快に何回も死ぬところと都市伝説的ホラーを詰め込んだ感じ。「こういうの好きでしょ!」って食い合わせとか考えずに見た目だけは整えられたクソ高いランチプレート(味は微妙)>>続きを読む

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

いい意味でフローレンス・ピューが主役だからこそ成り立つ映画。多様性や男女の役割が明確に分けられなくなった世代だからこそ、古き良きアメリカの甘い生活に憧れ、強い男、妻を養う自分という幻想に囚われたジャッ>>続きを読む

ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)

4.0

水中だからこそ成り立つ古き良きヤバい家探査系ホラー。序盤から音楽のセンスが個人的によいな!となったので期待して見ましたが、最後まで退屈せずにけっこうハラハラして見れました。ただマジで水中という要素のみ>>続きを読む

ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

5.0

中盤まではかなり静かで、まさにどんよりと曇った冬の空気と厳格で気づまりな士官学校の空気といった感じ。しかし心臓の使い道が判明しだしてからは、ポーの怪奇小説のような展開に。かと思えば序盤から張り巡らされ>>続きを読む

悪魔の奴隷(2017年製作の映画)

4.0

続編があるということで初めてのインドネシア産ホラー。イスラム教圏のホラーからして初めてでしたが、なかなかおさえて欲しい定番をしっかりおさえている感じで面白かったです。ラストは「それでええんかい!」って>>続きを読む

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

使いまわされる制服や、戦死者のタグ回収など始まりと終わりが繋がる構成がなんとも無情。はたしてパウルは最後の突撃で生き残りたいと思っていたのだろうか。戦争についてはもちろんだが、戦争を生きる人間の心理も>>続きを読む

真・事故物件 本当に怖い住民たち(2021年製作の映画)

2.0

黄龍村などの最近話題の日本ホラーとは気が合わないなと、この作品で確信しました。いつも前半は楽しめるけど、後半の急なジャンル移動感というか、そこがいいんだろうがという意見も多いであろう展開が苦手なよう。

ホテルレイク(2020年製作の映画)

2.0

雰囲気はかなり良かったけど、展開もスローペース。意味深なシーンの回収もちょっと甘かったかなという感じ。

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

映画の感想で個人的体験の話をするのはあまり面白くないと心得ているものの、私もティンヤかそれくらいの頃に母が浮気をしていて、浮気相手と一緒に旅行に行ったことがありました。ごく普通のいい人で憎めなかったし>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ずっと気になっていたので、近くの映画館の上映終了滑り込みで鑑賞。
羊飼いのもとに生まれた半獣の子。という構図から、最初は羊飼いの養父を持つイエスを、キリスト教では悪魔のイメージとして度々登場する半獣の
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心霊写真(2004年製作の映画)

2.0

今年映画館で見たことを怖さゆえに後悔した女神の継承の監督とのことで見ましたが、すごく一昔前のジャパニーズホラー。ねちねち追い詰める系幽霊がよく見ると美人なのと、主人公がクソ野郎なので怖さはあまりなかっ>>続きを読む

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

2.0

RTAきさらぎ駅。発想としては面白いけれど、純ホラーと思ってみると少し違うかも。ひねりのあるホラーっぽい映画くらいに思うとまぁまぁ面白かった…と思う。途中コメディぽいし、CGとかすごい、あの、ね、すご>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

5.0

原作未読ゆえにある意味100パー楽しめました。間違いなく最高の映画。

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ミソジニー(女性嫌悪、軽視)的であるということ、同じ顔がたくさん出てくるらしいことだけは事前に頭に入れて観に行ってきました。

当方は性別女であるので、前半のホラー展開は、正体不明のものへの恐怖よりも
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インシディアス 最後の鍵(2018年製作の映画)

4.5

まさにインシディアス全シリーズをまとめるための一作。ややクライマックスが盛り上がりにかける印象でしたが、インシディアスが好きな人ならこの作品を見てから一作目に戻りたくなること必至でしょう。この先好きな>>続きを読む

インシディアス 序章(2015年製作の映画)

5.0

シリーズ一気見しての三作目。エリーズはめちゃ強霊能者だけど、悪霊と戦うのに本当に大事なのは心の強さというのがシリーズ通してはっきり出ているのが良いですね。私も悪霊と出逢ったら「生きてる人間の方が強いん>>続きを読む

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