marikoさんの映画レビュー・感想・評価

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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.8

ムーミンの作者の話であって、ムーミンの話ではない。
トーベという人間そのものに興味がある人間にとって、これ以上ない映画だと思う。

この映画を観て「ムーミンの映画じゃないじゃん」と思った人は、この映画
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

大きな起伏がないのに目が離せないスパイ映画であり友情のお話
最後、どうか生きててと思ったけどやっぱり処刑されたんだね…そうだよね…悲しすぎる
ご本人の映像も最後見れて良かった

レミニセンス(2021年製作の映画)

3.4

期待値が高かっただけに普通に感じてしまった。
途中、主人公の未練タラタラな感じに胸焼けしそうになった。それに同僚の女性の突き放し方が結構ひどい。
音楽はピアノ中心で綺麗。
最後は感動する流れなのでまぁ
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.3

歌と映像はクオリティが高くて大満足なのに芝居とプロットが勿体なさすぎる。どうしてなんだろう、不思議でならない。

サマーウォーズと同じ世界観にするということは比較されることは制作側は承知だとして……だ
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冬の華(1978年製作の映画)

3.3

ヤクザ映画ってあんまり観たことがないけれど、異色の作品なんだろうなっているのはよくわかる。だって仁侠物なのにキーワードがチャイコフスキーってそれだけでも興味が湧く。実際音楽も綺麗だし、サントラ欲しくな>>続きを読む

いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.5

相変わらずギャグが頭良い。それぞれの分野を上手く役割に当てはめてドラッグを売っていくのが面白い。一番まともだと思ったのは経済学者の人かな。ラスト薬局を襲撃するのに使った武器が面白すぎて、脅しながら火薬>>続きを読む

疑惑(1982年製作の映画)

3.8

話の内容は松本清張作品なので言わずもがな。

キャストがハマりすぎていて、ここまでぴったりと合ったキャスティングはなかなかないと思う。「疑惑」のタイトル通りホント真っ黒。ただ、無罪を証明していくミステ
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.2

内容が難しくて、せめて字幕を…と思いながら鑑賞。必死についていきながら、自分の知識不足とこの内容をなんとなくでしか捉えられないことに悔しさと、これをすべて理解してから見ると絶対面白いだろうなと。一応あ>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

きちんとした物語の設定のうえで、奇妙な祭りが繰り広げる違和感、気持ちわるさが非常に際立つ。だからこそ冷静に内容を見て、うわぁと若干引きながらこの作品作ったひと、変態やなーと…。
そこに突っ走った作品
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復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

3.3

理解できないところが多かった。評価が高い中で楽しめなかったのは多分私の性格の問題。グロいのが苦手な人と同じ。

そんな中で、クリスチャンの三國連太郎が、息子の妻である倍賞美津子の悲しい誘惑を懸命に断り
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砂の器(1974年製作の映画)

3.8

傑作。
トリック云々は置いておいて映画としてクオリティが高すぎる。
役者も音楽も素晴らしい。最後は泣くしかない。『宿命』が流れてからのクライマックスは悲しすぎる。
ハンセン病然り偏見の根強い病はつらい
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鍵 THE KEY(1997年製作の映画)

3.3

柄本明氏の演技がハマりすぎている。
そして川島なお美さんが綺麗すぎる。

お互いに意識しながらも他人を介在させ嫉妬を煽る様は、水面下で袖を振るようなスリルがありながらも、最後夫が死んだ後、妻が一枚上手
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