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「原爆の父」と呼ばれたオッペンハイマー博士の物語。
物語は『核分裂』と『核融合』パートの2つが同時進行しながら進んでいく。
核分裂は、原爆を製造して投下するまでのオッペンハイマーの主観、つまり一人>>続きを読む
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スピルバーグの自伝的映画。
冒頭、家族で初めて映画を見に行くシーンから。
その映画でのワンシーンが、彼を映画の世界へのめり込ませていく。
父親からもらったプレゼントの鉄道を映画のシーンに照らして>>続きを読む
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正直、今回のタイトルと内容を照らしてパズル合わせをするのは難しい作品だと感じた。
誰に対してのメッセージなのか?観客、それとも宮﨑駿の意志を引き継ぐ人?
等々…
思考を巡らせるとキリが無さそうだが>>続きを読む
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サイレントからトーキーの時代へ。
その変遷の中で生きた俳優たちの物語。
幕開けは、パーティーでの大騒ぎから。気が狂ったパーティーの喧騒のなかで、スターになることを目指すネリーと、映画に携わりたいマ>>続きを読む
突然の共同生活に戸惑いながら、距離を縮めていくジェシーとジョニーの物語。
好奇心旺盛で、ストレートな疑問の投げかけてくるジェシーに、戸惑い、苛立ちながらも、ジョニーは歩み寄っていく。
そんなジェシー>>続きを読む
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冒頭、天窓しかない納屋で暮らしている母子にスポットを当てたところから開幕する。
突然の誘拐から監禁。その中で生まれた息子の世界は”Room”が全て。
そことは違う本物の世界を息子に見せるためにーー>>続きを読む
北アイルランド紛争を題材にした、ケネス・ブラナーの自伝的映画。
少年の目に映る古き良き家族背景が、暴動により、一気に色褪せてしまう。
自身のアイデンティティである故郷への哀愁か、脱却か、家族の葛藤>>続きを読む
小説を映像表現したような、小説的な言葉選びが印象的。
一言一句しっかりと聴取させるための絶妙な間、そうすることで「文章」表現の美しさが際立つ。
劇中でも登場するチェーホフの戯曲『ワーニャ伯父さん』>>続きを読む
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一流レストランの総料理長が、SNSがきっかけで職を失い、フードトラックで旅をする話。
職人気質の料理人で、常に顧客を満足させることを考えるも、オーナーは現状に満足で、保守的。
批評家から、厳しい評>>続きを読む
『飛ばない豚は、ただの豚だ』
舞台は世界恐慌時代のイタリア、アドリア海。
空賊相手の賞金稼ぎとして、豚として生きるポルコの物語。
飛行艇乗りの夫を戦争で亡くした未亡人のマダム•ジーナ、飛行艇整備>>続きを読む
「女たらしがっ!」
「失礼だな、純愛だよ。」
乙骨憂太と折本里香の一途な愛は、呪いで深く繋がって、執念深く蔓延っている。
その愛情は必ずしも正ではなく、負の感情の連鎖だとしても、その愛は美しい。
乙骨>>続きを読む
三鷹の森ジブリ美術館で公開されているショートフィルム。
非常に愛らしい作品。ジブリならではの映像美。無声映画だが、久石譲の奏でる音がマッチしている。
アメリカでの巨大な権力を牛耳るマフィアの話。
暴力。常に不条理であるはずが、ここには愛情がある。
絶対悪であるはずが、正義に見える。
何故かその矛盾が、美しくあり、儚い。
時間を忘れて見惚れてしまう、>>続きを読む
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「この世から不正はなくならない、絶対に。」
コンプライアンス遵守が叫ばれる昨今、いまだノルマに偏った企業体質が当たり前の日本。そこに不正がないと言い切れない現状を、上手く風刺しながら、正義のために立ち>>続きを読む
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正直、三上の人生には、同情はできない。
人生を“やり直す。”
過ちから立ち直るにはあまりにもこの世界は他人事で、やるせなさ、無情を感じるとともに、人々の繋がりと温もりが、『すばらしき世界』を表現し>>続きを読む
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漫画でストーリーを知ったうえで鑑賞。
まず飛び込んでくる映像美。
雪景色を炭治郎が歩くシーンがあるが、その映像の美しさに心を奪われる。
そして、鬼との対峙。特に猗窩座と煉獄杏寿郎の対決シーンの技の>>続きを読む
過去から現在へ、ヤクザという日本の古き文化の変遷の物語。
時代の流れとともに体感する生きづらさ、その中でもがく葛藤、それを演じ切る綾野剛の演技力に脱帽。
反社という言葉が根付いた今、非常に興味深い>>続きを読む
イエスというパワーワードに奔走される主人公。コメディ要素強めではあるものの、なんでもやってみることの大切さはすごく感じた。やらない前からノーより、イエスやな!
本当に美しい、美しい映画。
アルフレードのトトに対する愛情が、細やかに表現されていて感動する。感涙する映画とはこの作品のことだと感じた。
ビートルズを知らない人が、初めて聴いた時の感動を感じられる作品。やはりいつになっても色褪せないビートルズはすごいなと感じた。
狭い空間から見える風景美、船体の軋む音、息遣いが焦燥感・緊張感を見事に演出している。前人未到に挑戦する過酷さがよく描かれていて圧倒された。
最初から最後までずっと心を掴まれっぱなしだった。ストーリー進行とミュージカルシーンの繋がりが抜群で、どんどん引き込まれていき、すばらしかった。