題材的に仕方なく性描写を入れてるだけで1ミリも魅力的に描かず、男女愛を厭に描く。まさにフリードキン印の映画だった。フレンチコネクション、LA大捜査線を凌ぐとち狂いカーチェイスとキャラいじめ連続轢殺にも>>続きを読む
連続殺人鬼を追うプロットはお触り程度で本軸はパチーノの内面に着目した継承映画的ノリなのが如何にもドキンらしくて良かった。まぁ露悪的なゲイ表現やテンポの悪さはいただけないが、それら全てを帳消しにするTバ>>続きを読む
"あの時の後悔"を軸に切ないラブロマンスを展開するのは好みだが、終盤の展開がキツ過ぎて消し飛んでしまった。特に3人で飲むシーンの異質さがヤバい。言語が通じないという点も胸糞度合いを上げていた。
観た。
家父長制と男らしさに囚われた家族の話だが、その父親を絶対的な悪として描かないのが良い。息子達にとってはそれが日常で、憧れであるからこその残酷性。そしてこの呪縛とプロレスのリングが重なって見える>>続きを読む
暴力が引き起こす現実、影響、連鎖、全てを描き切った傑作。自らの傷を暴力で隠し、愛を失った2人が共鳴するかの様に涙を流すシーンには慟哭が走る。そしてその後突き付けられるラスト、残酷だが完璧に思えた。
良い塩梅で娯楽×社会派を両立させたこれぞ現代韓国映画という感じで超面白い。終盤のカーチェイスは勿論、特に本筋に関係のない肉弾戦までハイクオリティ。ラストの別れ演出も見事。
陰鬱な話の中で光る復讐のカッコ良さには痺れるが、終盤の畳み掛けが蛇足過ぎる。後味悪くすれば良いって訳じゃない。
観た。
血みどろ大殺戮とキム・ソンホの面が素晴らしいが、良くも悪くもそれだけの映画。兎に角貴公子以外のキャラ造形が気薄で、特に主人公がただ振り回されるだけの空気0男になっていた。良いと思っていた貴公子>>続きを読む
より暴力性が増した『ソナチネ』の様な構成でしっかり面白いが、監督自身がミソジニーだと批判された影響がモロに出ている。特に女性キャラを無理に活躍させようとしている感が強く、終盤の主人公追い詰め展開も『新>>続きを読む
親友のキャラ立ちが良いから、前半のシスターフッドな関係性でオーディションを勝ち上がっていく別の話が観たいと思ってしまった。魔女パート全て肌に合わない。
ホラー映画としてまず良い。種族の交代が行われている事実が不気味なサントラと相まって滅茶苦茶怖い。背中出産等のゴアも素晴らしい。
初見時キツかったが今観ると中々面白い。人類の知能指数の低さと出産シーンのクオリティの高さに笑ってしまう。が、俺がこのシリーズに求めているのはゼノモーフなのだと認識した。
前作であれだけ叩かれた冒頭を懲りずにまたやる潔さに惚れた。海中ゼノモーフ戦の新鮮味、前作同様泣けるラストに持ってくる歪さが最高。
武器を持たない囚人達が知恵を絞り一匹のゼノモーフと戦うという構図そのものにグッとくる。ラストの母性開花も感動的。
大量のゼノモーフVS海兵隊という前作とは打って変わった激エンタメな作りが良い。ラストバトルの飛び具合も最高。
観た。冗長さと脳内カットのメリハリのなさが気になるが、男の人生+愚かな人類映画として面白い。結局、核も戦争も政治も全て人のエゴでしかない事をその象徴とも言えるルイス・ストロースと作り出してしまった主人>>続きを読む
中年保安官のスライが腐敗した街に蔓延る悪徳警官達にたった1人で立ち向かう話だが、この映画はその立ち向かい方がアクションではなく心であるという点が最高に痺れる。己と世の中の正義を信じ、全ての感情が爆発す>>続きを読む
この時代から伺えるスタローンの人生観や人間臭さに痺れる。皆それぞれに人生があり、友人や恋人が居て、些細な幸せがある。これらを余す事なく描写し、スポ根を通して絆の物語に仕上げる。あまり知られていないが、>>続きを読む
暴力成分マシマシのアクション、スタローンとサン・カンの凸凹バディ、モモアとスライのタイマン、全てに痺れる。
陰湿な画作りが巧過ぎてほぼホラー映画の緊張感だが、それと同時に随所でカッコ良さを感じるのが良い。長回しの殺人なんかは圧倒的だし、後味の悪い継承映画としてのラストも見事としか言えない。
前半と後半の緩急の付け方が神がかっていて痺れる。邦画ではあまり観ないレベチな暴力描写や過去を用いた残虐なエピローグが素晴らしい。
ワンシチュエーションの緊迫感もそうだが、警察までを巻き込む暴力性とアホなオチが魅力的
最高に面白い。仁義なき戦いベースの話を警察視点で展開し、ヤクザと警察の癒着、政治家の乱入を描くが、双方の本質は変わらず、どっちに転んでいたか分からない、そして実際は久能と広谷の恋愛、という話に痺れた。>>続きを読む
世代交代の話だけど結局起こってる事が変わらなくて「前作で完結で良くね?」って思ったが、この変わらなさがより「若者の命」とか「地獄の連鎖」とか「駒でしかない」というメッセージ性に繋がってる気がして素晴ら>>続きを読む
警察が介入してきたせいでよりカオス+山守と打本の影響で代理戦争と同じかそれ以上にコメディになってて面白かった。ラストの広能と武田の哀愁にも痺れたし、シリーズ通して描いてきたた「若者の命の軽さ」により焦>>続きを読む
複雑で分かりづらいが、よく考えると「こいつらやってる事しょうもなくね?」となり謎に笑えた。が、決してコミカルに描くのではなく、「若者の命の軽さ」を強調する様な怒りを感じるナレーションなど、締め所が素晴>>続きを読む
観た
複雑な群像劇だった前作とは打って変わり、一人の若者に焦点を当てながら切ないロマンス展開に持っていくのが好み。脇役ながら超カッコいい広能や狂気的だが筋の通った大友勝利の魅力も良かった。
再見
文字通り仁義なしの暴力抗争の中で1人筋を通す広能の渋さや若杉との盃には痺れるが、決してヤクザを美化して描かないのが良い。ぽこぽこ死んで行く様や坂井の取り乱し方なんかもみっともなくて笑える。
どんな危機的状況に陥っても全くブレないイカれた主人公が死ぬほど面白いが、一つのPOVホラー映画として見ると怖くもないし、演出も単調な為途中から飽きる。まぁ良くも悪くもこの主人公のみで成り立ってる映画だ>>続きを読む