なぎささんの映画レビュー・感想・評価

なぎさ

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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.8

レースものでジュブナイル感あるの初めてみたかも。やっぱ最後はルマン。ルマンはロマン。

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.1

普通に楽しかったな。
前作映画館で観てないからなのかな、他の多くの人たちの意見と真逆で、前作の何十倍も引き込まれた

関心領域(2023年製作の映画)

4.3

非常にいい作品だった。アウシュビッツを舞台にしつつ、戦争と虐殺を地、収容所の横の家が、まるでニュータウンのようにもてはやされる「理想の」生活を図とする。

ウクライナではだいぶ前から空襲警報が鳴っても
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

イミテーションゲーム×メメントみたいな感じ。正直日本公開に手間取った理由は分からず。理論と実践の時間的距離が通常では考えられないほど近くなる緊急事態について。それは生死の接近するところでもある。戦争も>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

3.8

ようやく見た。シンプルで良い作品。
とにかくマット・デイモンとジェシカ・チャステインが凄すぎる。

やや感動ポルノ感のある演出や脚本だとは思うものの、それを上回る俳優のパワー。

変な言い方だけど、あ
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.6

前見たことあったので記録。
北欧讃歌って感じでもなかった記憶。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.7

めちゃくちゃ良かった。
絵と音楽と編集とユーモアが最高。

ダンテの神曲を見ているような
ボスの絵を見ているような
ブラックジャックを見ているような
ハングオーバーを見ているような
ファンタスティック
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ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年製作の映画)

4.4

アクションがまじでずっと観てられる。素晴らしい。プロレス見てる感じ。車はもはやパイプ椅子みたいなもの。

ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)

4.1

車要素、というかレース要素だいぶ減っちゃったけどアクション要素は最高。
筋書きは大体オーシャンズ11。
ロック立ってるだけでかっこいい。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.8

とてもよかった。「東京/壮年ブルーワーカー版、四畳半神話大系」みたいなトンマナ。「健康で文化的な最低限度の生活を送るための心構えマニュアル」みたいなテーマ性を感じた。主体性の意図的な破棄と、一方で育て>>続きを読む

ワイルド・スピードX2(2003年製作の映画)

3.6

ヴァンディーゼル出てこないんだな。

車が主菜で主人公たちの独特のかけ合いが主食という感じ。

非-コケイジャンたちの文化にやっぱ焦点が当たっている。

車に関してはドライビングテクニックよりチューン
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ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.6

めちゃくちゃバカ映画だと思ってたけどそうでもない。不思議な映画。
私情よりも犯罪よりも正義よりも、レースという車野郎の想像上の極限という感じ。

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.6

ヤンデレコメディという感じだった。
ヤンデレとはちょっと違うけど。
さすがフィンチャー。カットがうまい。ずっと見入る。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

1.0

もし9.11をテーマにこんな映画を作って、アメリカが高い評価をつけるか、よく考えてみてほしい。アメリカで評価が高いのは、本当に良いことなのだろうか。

度胸のない映画。
想像力のない映画。

度胸のな
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Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)

3.8

タレントってすごい
はじめて日本語字幕つけずに観た。
分かりやすいから丁度いいかも。

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.0

面白かった。コンセプトがすごくいい。
葬式の国歌斉唱のくだりすごかった。
不器用でとんちんかんでも友達と企んでみるのは良いもんだ、って感じ。
あと一括りにされがちな北欧だけど、デンマークの個性がちょっ
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(2023年製作の映画)

4.0

意外と戦国時代ってこんな感じだったんじゃないか?っていう軽妙さ。絵、とても綺麗。
たけしの低体温な感じ、実はこれまでの作品と地続きなのでは。など。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

プロットを脱ぎ捨てて、視覚と聴覚のディテールとダイナミズムだけで迫ってくる作品。フィンチャーで、セブンの布陣で、ということで謎解き的快感を求めて観たなら残念な作品だと思う人も多いかも。でもこれでいいん>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

素晴らしい作品だった。

手話と歌声に物凄く豊かな表現力があって、その新鮮さと共鳴力・浸透力を純粋に味わえた。多分それは、演出をかなり抑えているからだと思った。とはいえ手話頼み、歌の力頼みなわけでも無
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ディヴォーション:マイ・ベスト・ウィングマン(2022年製作の映画)

4.0

黒人飛行士と家族と彼らを支える白人ウイングマンの話。
変なマッチョイズムが無いのが良かった。
起伏を脚色しすぎないのも、リスペクトか。

バービー(2023年製作の映画)

4.8

絶対に伝わらないと思うけど、ファイトクラブを初めて見た時みたいな衝撃。時代のうねりをがっつり掴んだ作品。本当にすごいなと思った。今年一番だった。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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#鑑賞一回目_直後

まだ何も言えない。
インスタントな感想を持たせないようにできている。何度か観ることになると思う。

#鑑賞一回目_二日後

アヴァンが強烈に記憶にある。鬼気迫るアニメーションだっ
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羅生門(1950年製作の映画)

4.4

改めてちゃんと観た。映画の良さ、の明確に説明できる要素はこの頃にはかなり出来上がっていたのかもしれないなーと思った。

後続する同じ構造のプロットをたどる作品と比べても特筆してすごいのは、1時間30分
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LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.5

リュックベッソン久々に見た。人間らしからぬ女性を出すの好きよなーこの人。切り口おもろいのに割と雑に使っちゃう感じとか、全体的にギャグっぽい感じとかもいい。一歩ずれたら即見るのやめちゃいそうな、絶妙なバ>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

3.0

好きではない。エンタメの才能が高すぎる。
羅生門プロット。社会問題詰め込みすぎてる感があった。でもコンペを前提とした加点要素の対策と考えると、そういうものなのかも、とも。

モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル(1975年製作の映画)

4.0

めっちゃおもろい
そしてカメラワークめっちゃいい
何気に時代考証がすごく正確らしい
ちゃぶ台ひっくり返す瞬間を最高に面白くするために、めっちゃいいちゃぶ台といい皿と手の込んだ料理を丁寧に並べていく感じ

リディームチーム:王座奪還への道(2022年製作の映画)

4.2

めっちゃいい。軍人上がりのコーチKが、メンバーたちを「NBAの代表」から「アメリカの代表」にしていく。コービーとレブロンがチームのコアとして機能し始めるところがとてもいい。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

本を読んだ時からだいぶ経って、インスタンブール行きの飛行機の中で観た。

原作、脚本、脚本家の生活、演技、演じる役者、演じる役者の生活、子ども、親子、夫婦、愛人、親友、仕事の関係、、、、多層的なレイヤ
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DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン(1983年製作の映画)

3.6

この頃には自分がやりたいことの核心は、すでに掴んでいたんだろうなー。あとはどんな角度をつけるか、どんな表現をするか。ということで。

自分がやりたいことの核心を掴めている、と言う状況、大変羨ましいし、
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

個人的な好みではないかも。
でも、「全てのマルチバースでもっとも不幸な存在=全ての分岐の根源」っていう設定は太くてよいなと思った。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.0

改めてアマプラで見た。
好きでは無い。
一文字隼人が出てきたあたりから抜群にいい。


この作品、絶望的な理不尽だらけなのに、
復讐という心理というか、
復讐が原動力の行動が一切出てこない。
復讐では
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.8

スリーハンドレッド的だった。熱波のような感情の高ぶりと、爆笑とカッコいいが両立する唯一無二の映像表現、最高。
ただRRRほどのドライブ感やゲームチェンジャー感はなかった。「王の凱旋」と合わせてのレビュ
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