omit3さんの映画レビュー・感想・評価

omit3

omit3

映画(37)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

マルガリータで乾杯を!(2014年製作の映画)

4.0

事前にあらすじを聞いていて、本編の前に予告編をみてみたら『聞いてた内容と違う…』と違和感があった。鑑賞後にもう一度予告編を流したときには、『大きく切り取るならこうなるだろうなあ』と考えが変わっていた。>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.0

音楽だけを聴いて、眺めているだけでもとても心地の良い素敵な映画として楽しめる。早く観ておきたかった

街中でのレコーディングの演奏はもっと生っぽさがあったら良かった。マスタリングされた音源に往来の音を
>>続きを読む

PK(2014年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

3 idiotsに続いて今作も満点の素晴らしい作品でした。テーマは宗教というよりは愛でしょう。

宗教を根本から崩そうとしているのか?と思わせながら"神は2人いる"からのくだりで、信じること自体を否定
>>続きを読む

超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.5

あるシーンで使われたセリフが場面を変えて2回ずつ出てくる演出は、王道ながら要所で効いていてとても良い。
普段は度を過ぎたお人好しであり、危機においてはそれが期せず身を救うという展開は、勧善懲悪を描くに
>>続きを読む

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.0

思わず目を背けたくなる程の生々しさと、自然の苛烈さと静謐の対比に圧倒される、とても濃い作品。終わった後の疲労がもの凄い。
先のオデッセイと毛色は全く異なるが、1人で置き去りにされた時に何を措いても食料
>>続きを読む

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.5

ジャケットを含めて映像の色使いが良いなあ、という感想がメインで、話自体はそこまで特筆するものも無い。設定は、ありそうな未来を想起させる良い題材だと思う。
人を越える存在を描くと、最後は別離になってしま
>>続きを読む

ウォール・ストリート(2010年製作の映画)

3.0

途中の1億ドルの話、元々自分の金というわけでもなかったじゃないか、という印象はあるが、額が額だからなぁ。
親子の歩み寄りの描写はあまり理解できなかった。ただしゲッコーの風格はバッチリ印象に残る。

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.5

覚醒が進み、他者を操れるようになる・感情や欲望が消えるなどの表現があると、進化した人間は1人で存在するしかないのかと少し寂しくなる。

最初に5人くらいを軽々と仕留めてから、机にあった点心をモリモリ食
>>続きを読む

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

環境が異なると、正しいと思うことや当然と考える規則なども違ってくるので、視聴者からみる精神病院内の世界は異質で不気味な印象を受ける。
なぜその環境を抜け出そうと思わないのか、という問いをその環境にいる
>>続きを読む

つぐない(2007年製作の映画)

4.0

全編を通じてタイプライターの音を効果的に用いたBGMが流れる。粋なことをするな、と感じていたら、それ自体に意味があることに最後に気付く。
何度か時間が巻き戻ったり、時系列をわざと崩すような表現が多く戸
>>続きを読む

X-ミッション(2015年製作の映画)

4.0

死ぬ思いをしてようやく崖を登りきった直後に躊躇いもなく飛び降りる…
崖の淵に立つ人物をカメラが後方頭上から追い越すような撮り方が多用されていて、あれは身構えていても毎回ヒヤリとしてしまう。
2Dでも文
>>続きを読む

コラテラル(2004年製作の映画)

3.0

冷静で仕事を必ずやり遂げる恐るべき殺し屋、のように描かれているが、最初の仕事からまるでスマートさが無い。セリフは凝っていたとも思うが、振舞いとズレがあるように感じた。

クライマックスに向けて、トム・
>>続きを読む

スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

2.5

機内にて、吹替で鑑賞。
構成や描き方は面白いと思う点もあるが、いかんせん声が合わない感じがあってのめり込めなかった。
スピーチ直前になるといつも沢山のトラブルやしがらみが立ち現れ、思い通りにならない。
>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

3.5

原作を読んでいてひとつ壁であったところが、聞き慣れない言葉のイメージが難しい(MVA, パスファインダー.etc)という点だった。映画はそういうものの描写には長けている。これは良い面。
これに対し、尺
>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

5.0

文句無しの満点。これは素晴らしい映画を観た。
工学の大学生であることから始まり、各所に散りばめられた小ネタを回収しながら話が進んでいく様が見事。2chやTwitterなどで見かける小咄のようなネタが幾
>>続きを読む

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

4.0

昨年観た"イミテーション・ゲーム"を思い出す。どちらも孤独な数学者で、常人には無い闇を抱え。いずれも名作だと思う。

前半からかなりのスピードで話が進んでいき、少し早過ぎないか、と気になり始めた頃に第
>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.0

事実は小説よりも奇なり、とはよく言われるが、この作品を観ても(脚色は大いにあるとは思うが)まずこの言葉が浮かぶ。
正体がバレそうになるシーンでは本人以上に焦燥感をおぼえる。最初の対面時の切り抜け方が実
>>続きを読む

タイピスト!(2012年製作の映画)

4.0

タイピングという掘り下げにくそうな題材を、スポ根の手法を取り入れることで見事なサクセスストーリーに仕上げていた。大会の各ステージはまさにスポーツの試合そのものの緊張感。どの人物にも妙な個性があって印象>>続きを読む

ドラムライン(2002年製作の映画)

3.5

演奏シーンでの一糸乱れぬパフォーマンスを観るだけでも価値がある。入学当初の扱われ方がほぼイメージ通りの軍隊のそれで、これが向こうのスポ根の捉え方なのだなとわかる

シャイニング(1980年製作の映画)

1.5

全く面白くなかったなあ
タイプライターのシーンぐらいしか印象に残らない。

音楽で不安・緊張を煽るのは分かるけれど、そこ?という場面で主張してきたり、煽ったものの何も起こらないなどと、気持ちと映像が合
>>続きを読む

トランセンデンス(2014年製作の映画)

3.5

人工知能が暴走する話、ではないのだけれど、流して観る程度ではそういう内容にもとれるのかもしれない。
終盤の展開などはおそらく小説向きで、色々な心理描写やモノローグなどがあれば映えるのだろうが、映画とし
>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

4.0

空港で暮らし始めて、割と最初から周りの警備員・従業員からは受け入れられているように映る。
芸は身を助くということには言葉を必要としない、ということが伝わるような描き方だった。

序盤の言葉が通じない状
>>続きを読む

ハーモニー(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

原作既読側として言えば、よくぞ頑張って再現した、という気持ちはあるけれど、作品の解釈がそれで正しいのか?と気になる場面も多くあり。
特に終盤で顕著であるが、彼女らはそもそもそこまで仲が良かっただろうか
>>続きを読む

LIFE!(2013年製作の映画)

4.5

やりたいことを思う存分やったぞ、という思いが伝わってくるような映画だった。
こういう万能感が滲み出てくるような映画は良いですね。

アイスランドは一度は行ってみたい場所で、その景色を見事に納めた映像に
>>続きを読む

リーガル・マインド 裏切りの法廷(2013年製作の映画)

3.0

どの方面にも既視感があって、それが悪いとも言えないけれど特に印象に残るところが無かった。