最後の「甘く見るなよ」にまだ若い頃の荒削りなカウリスマキの感性を感じた
良かったが、若干いろんな部分で技術偏重の気を感じてしまった
映画に限らず芸術全般に於いて秘匿性や開かれというものは何よりも大事なものだと思うが、そういったものを演出しようという意図が伝わってしまう>>続きを読む
良い部分もありつつベルベッツや金延幸子を聴いてる人が自らの選択によって葛藤しつつもトイレ掃除をしているというのがブルジョワの考える美しい清貧なんだろうなと思ってしまった 根本の部分で偉そうなイデオロギ>>続きを読む
淡々としたカット割や演技から感じ取られる、今存在する地点から世界の外側を見つめるようなカウリスマキの冷たいまなざしは、冷笑的なものなどではなくむしろ現実をしっかりと見つめながらもそれでも誰一人残さずに>>続きを読む
どれだけ不幸な環境に生まれようが、人とただ出会いその関係の中を生きることで物語は必ず生まれ、そして誰しもが比較しようのない美しさに到達することができるのだ...と思い泣いた
シンプルに良いカットだなと思う瞬間は何回かあったものの基本的には楽しめず。きみの鳥はうたえるのクラブのシーンで感じた苛立ちを今回も試合のシーンで感じた。良いと思えた人に今度話聞きたい
好きではあるけど、ここまで素朴なインターネット観は現在では完全に通用しないし当時にしてもギリギリだったのでは?みたいな考えが頭によぎり集中できなかった
批評性より先に映画があるみたいなことを思えてブチあがった。何かの本で男性は自分の立ち位置を定めてからでないと何事も享楽できない、みたいなことを言ってたのを思い出した