鳥山作品はやっぱり世界に誇れる快活なエンタテインメント。演出も世界観に対するリスペクトに満ちていて、大人も子どもも一緒に楽しめる作品。
「悪魔よりワルだなんて許せないよな」というベルゼの言葉は、コミカ>>続きを読む
怪物は誰なんだろう?
誰しもが誰かにとっての怪物になり得るということを問いかける。
映画としては「母親」「教師」「子」3者の目線から物語が駆動していく。でも、校長先生とか同級生の女の子とか、別の登場>>続きを読む
この映画を評するにはあまりにも自分の中の言葉が足りない。誰かに感想を問われれば「よくわからなかった」としか答えようがない。ずっと夢の中を揺蕩っていたような感覚。
映画として完成していることと、自分に深く刺さることとはまた違う話なんだと感じ入りながら観てました。
映像美、音楽のクオリティともに究極のエンタテイメントとして完成されてる。
が、他の方におすすめポイン>>続きを読む
仕事にひたむきに取り組むことに何も疑問を感じていなかった老紳士は、余命宣告をされることで何を思うのか。
若い頃に享楽的な遊びを体験してこなかった彼がそれを取り戻すように知らない街でアミューズメントに>>続きを読む
テンポよく進む王道ファンタジー。
武器や魔法、得意なことが違う仲間たちが強力しながら難局を乗り越えていく様は、いつだって気持ちがいい。世界観の事前理解とか一切必要ない、頭を空っぽにして楽しめるエンタテ>>続きを読む
あまりの衝撃に観てから一週間感想を書けなかったんだけど、言いたいことはただ一つ、観てない人は今すぐに劇場に走れ!!
舞台は廃校になってしまうとある高校の卒業式までの2日間。卒業式を目前に控えた4人の少女がそれぞれの想いを胸に「卒業」に向き合う姿を描いたお話。
学校での生活って高校生にとっては世界のすべてで、この毎日>>続きを読む
観たらお風呂に入りたくなる映画。
銭湯を舞台にした人情コメディ。
当たり前にあるものの価値を改めて見直すということに思いを馳せる。
印象的なのは窪田正孝の湯道ご指南と天童よしみ・クリスハートのデュエッ>>続きを読む
冒頭に描かれる饗宴シーンだけでも観ればお釣りがくる。
倫理も統制もないドラッグとセックスにまみれた1920年代のサイレント映画の熱狂と、その後のトーキー映画の訪れとともに変容していく映画界の夢の中を、>>続きを読む
私小説を読んでるような、とても内省的な映画。のんってやっぱり素晴らしい役者ですよね。
肉子ちゃんの明るい振る舞いにいつの間にか周りが元気になっていく。
お年頃のキクコはそんな肉子ちゃんを直視できないこともあるけど、2人がお互いを想う愛情は観ててとても温かいなー。
cocomiがとてもよ>>続きを読む
突然に大きなドラマが発生するわけではないけど、日常は静かに、少しずつ、一人ひとりの想いが重なり合うことで動いていく。
セリフでもって表現されないケイコの心の動きは、街並みを見つめるときや練習に取り組む>>続きを読む
映像研はアニメ、実写ともにそれぞれの良さが引き出されていますよね。
齋藤飛鳥が良い演技をしているなー。
あーー最高っ!
湘北みんなそれぞれの想いを込めてバスケに向かってる姿が胸熱。
画が、音楽が、心を滾らせてくれる最高の映画でした。
新海誠作品が、社会に向き合ってる…という謎の感動。日本を横断する主人公が後ろ戸を訪ねる度に「失われた人々の生活と、そこに宿る暮らしの記憶」が描かれていって、日本にもこういうところ増えてるんだろうなーと>>続きを読む
これはとてつもない映画を観てしまったという衝撃が冷めやらない。
圧倒的なアクションと映像美、思わず身体が動き出すダンスにいつの間にか顔が綻んでいるし、3時間を飽きさせない展開がそれを下支えしている感じ>>続きを読む
前作トップガンは未鑑賞だけど、それでもなお手に汗握る展開と映像美にめちゃくちゃ興奮した。
ハリウッド映画の極致、有無を言わせない圧倒的な王道感。
開始15分で結末がおおかた予想できるんだけど、それでもなお終盤では涙が溢れて止まらなかった。
主人公が思い出を重ねるほどにそれが痛みに変わっていくんだけど、三木監督の光の演出はとても綺麗で、そんな2人>>続きを読む
地方公務員からアニメ業界に飛び込んだ新人監督が、かつての天才監督と業界の「覇権」をかけて争うために作品作りに奮闘する映画。
良い仕事を成し遂げたいとそれぞれに想うからこそ、それらはぶつかり合う。
新人>>続きを読む
映画を観て泣いたことってあんまりないんですけど、ボロ泣きが止まりませんでした。泣ける映画と分かってて泣いちゃうのは「してやられた」感があって悔しいですね。
ストーリーは「余命10年」を突きつけられた>>続きを読む
鑑賞中に何度も頭をよぎったのが、「愛って何なんだろう」ってこと。
自分ひとりでは愛って成立しなくて、当事者それぞれに愛の形があって、そこに他人が首を突っ込むのは野暮ってもんだよなあ。まさに「あなたの御>>続きを読む
ある演劇人とドライバーの、喪失と回復の物語。
家福さんが演じる演目が「ゴドーを待ちながら」で始まり、「ワーニャ伯父さん」で終わるのが非常に象徴的だなと。
ゴドーの「そこにいない誰かについて語り続け>>続きを読む
観終わった後に感じる、タイトルの秀逸さ。
僕たちの人生は積み重なった「偶然」でできていて、ありえる(ありえた)かもしれない未来(過去)への「想像」が、その偶然を必然に引き寄せていくんだろうなと何となく>>続きを読む
夜にしがみついて 朝で溶かして
何かを引きずって それも忘れて
だけどまだ苦くて すごく苦くて
結局こうやって 何か待ってる
クリープハイプの「ナイトオンザプラネット」に触発されたラブストーリーは、>>続きを読む
映画を観たというよりは、オムニバス形式の演劇を鑑賞したような後味。
映画表現の世界は奥深い。
父、母、兄が聾唖者の漁師で、家族の中で自分だけが健聴者の女の子(ルビー)が主人公。通訳代わりとして、早朝の漁をこなしてから学校に行く。
マイルス目当てに入った合唱クラブで歌の才能を見出されていく。初め>>続きを読む