yuさんの映画レビュー・感想・評価

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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

3.6

誰だって、ヨロコビのように人にプラスの感情を与えることが仕事なら、やりがいを感じるだろう。できることなら人に好かれたいし、楽しませたい。
でも、世の中にはカナシミのような仕事や役割もある。あまり目立た
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ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

リンちゃんの可愛さ!
茂木さんは、恋に奥手な現代男子(見た目は野生的)…かと思いきや、物語が進むにつれて滲み出てくる「なんだかんだ言ってモテる俺」感が気になってしまった。
うーん。
あとはリンちゃんの
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プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)

4.1

主人公が王子様との結婚を夢見ていないところや、キラキラした魔法に頼らず自分で努力するところがいい。
最後なんかもう二人してカエルのままでいい、みたいになっちゃってるし。
「望みと必要なものは違う」とは
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ダメ男に復讐する方法(2014年製作の映画)

3.7

同じダメ男に騙された3人(妻+愛人2人)がなぜか仲良くなって、協力し合い、復讐するという、ありえなさそうでありえちゃうお話。
それぞれの女性が、日常的に、コツコツと仕返ししていくところが面白い。
特に
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スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

4.0

唯一の理解者である親友が、自分の天敵と付き合い始めたとしたら…恐ろしい。そんな四面楚歌ってあるか。

こじらせ女子高生ネイディーンの、「周りのやつらが嫌い、そんな自分はもっと嫌い」な感じが痛いほど(実
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.5

現代の貧困って、この映画で描かれるように、きっと傍からみただけではわからないことがほとんどなのだと思う。
住む家があって、学校に通って、普通に暮らしている、ように見えるもの。毎日食べていくのがやっとだ
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まなぶ 通信制中学 60年の空白を越えて(2016年製作の映画)

4.5

戦後の混乱期に義務教育を受けられなかった高齢者たちのために設置された、公立の通信制中学校のドキュメンタリー。
夜間中学は知っていたけれど、通信制中学というのは初めて知った。
自宅での学習に加え、月に2
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サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

3.6

孤児院で生まれ育った主人公が、とあるきっかけでりんご農園で働きはじめ、恋に落ち、自分の生きる道を手探りで拓いていく物語。

こどもたちの表情や言葉にぐっとくる。
誰も自分をもらってくれない=誰にも必要
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裸足の季節(2015年製作の映画)

3.9

未来ある少女たちが、自由を奪われ、望まない結婚をさせられていく。
世界には、抑圧され搾取されている女性が大勢いる。知ってはいても、身近な問題として捉えられなかったのが正直なところだけれど、この映画は重
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

4.0

男子って、なんでこう突拍子もないことを思いついて、実践しちゃうんだろう。
とっても羨ましくて、男の子になりたくなる映画だった。
もちろん、本人たちは大真面目なのだけど。

女の子のような容姿に悩むダニ
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

薬物中毒の母を憎む主人公。
でも、いじめの標的にされる彼に救いの手を差し伸べてくれたのはその母にドラッグを売る売人のボスであり、主人公もまた、現在売人としてのし上がって生きている。
人生って皮肉で残酷
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ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

4.0

音楽が抜群によくて、頭から離れない。
映画のために作られたストーリーというより、本当にひとり(ふたり)の人間の人生を切り取って観ている感覚。
自分の人生をひたむきに歩んでいく姿は強く、美しい。
今の自
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落下の王国(2006年製作の映画)

3.5

映像が美しい。
こどもの想像力って本当にたくましくて圧倒される。

レンタルのパッケージが本編のイメージと全然違うものになってるのが気になる。

マリーゴールド・ホテルで会いましょう(2011年製作の映画)

3.6

シニアたちが、インドでの新たな経験や他者との関わりによって、それぞれ変化したりしなかったりする様が面白かった。
ただ、ホテルの支配人のキャラクターが最後まで好きになれず、彼と恋人とのエピソードは正直な
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みんな元気(2009年製作の映画)

3.5

家族だからこそ、「元気じゃない」自分を見せるのは怖いもの。
身に覚えのある描写も所々あり、ちくっとした。
愛情表現って、難しい。
終始、電線の描写がいいなぁと思っていたら、ラストにそう来たかという感じ
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50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

4.2

とっても笑ったけれど後半〜終盤は号泣。
毎日出会って恋をして、愛し合う二人…切なくもあるけれど、素晴らしすぎる。
ハッピーエンド最高!

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.9

自分、よく高校生やってたなぁ。
というのが率直な感想。
どの登場人物も作り物ではなく、そう、高校ってこんな感じで、良くも悪くも「学校が世界」だった。
それぞれの登場人物が際立っていて見応えがある。
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めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

3.4

お弁当に手紙を忍ばせて文通をする二人。毎日、返事を心待ちにする姿が微笑ましく、応援したくなる。
ストーリーはあまり起伏なく、少し物足りなかったけれど、キッチンをはじめとしたインテリアや日用品、服装が素
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COP CAR コップ・カー(2015年製作の映画)

3.2

思ったより淡々と話が進み、あっさり終わった感じ。
ケビン・ベーコンの人間臭さは面白かった。

靴紐で車のロックを外すシーンとなぜか怒り狂うおばさんが印象的。

パレードへようこそ(2014年製作の映画)

4.1

映画だから、主人公達を無条件に応援できた。
けれどもし、実際に自分の身に起きたとしたら、わたしは自然体のまま、彼らと一緒に戦えるだろうか。
それは、ストライキやデモのような大きな出来事でなくても。
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