チスッッッさんの映画レビュー・感想・評価

チスッッッ

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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.8

ヤクザと合唱部男子という相反する2人が奏でるハーモニーにずっとニヤニヤが止まらなかった。

さとみくん役に齋藤潤くんをキャスティングしたのはグッジョブ。見事に今しか撮れない瞬間を収められたと思う。
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みぽりん(2019年製作の映画)

2.0

これ、おもしろいでしょ?感が強く出過ぎて逆におもしろくないやつだ

市子(2023年製作の映画)

4.2

プロポーズの翌日に姿を消した恋人・市子の行方と隠された過去を、関係者の断片的な記憶を頼りに辿っていくお話。

過去が捲れていくごとに明らかとなる市子の壮絶な宿命。前を向いて歩こうとする度に、「市子」と
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工場の出口(1895年製作の映画)

3.5

My favorite part is when they leave the factory.
という秀逸なコメントがあった。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.6

これはノーラン映画あるあるなんですが、爆音にやられて涙腺が緩みまくる問題ありますよね。私だけでしょうか。

それはさておき、今作はマンハッタン計画の主導であり「原爆の父」オッペンハイマーがアメリカの国
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

4.0

アダムドライバーのTHE REPORTでなんとなく実態は知っていたが、、、。
世の中から争いが無くならない理由がよく分かりますな。

エール!(2014年製作の映画)

4.2

codaを先に観ましたが、codaと全く同じシーンで泣きじゃくりました。ってくらいcodaがこの本家をいかに忠実にリメイクしていたのかが分かりました。

しかしなぜcodaは長女設定を変えてしまったん
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.4

いい作品だとは思うが、見せかけがゴリゴリのサスペンスなので、おもてたんとちゃう感がすごい。あと瀕死の犬の演技もすごい。これはパルムドッグ賞だわ🐕

黒い家(1999年製作の映画)

3.8

西村雅彦の"ガチの人"感と、大竹しのぶの黒目が最高に不気味で、キャスティングが完璧だなと思った。
幽霊なんて目じゃないくらいの身の毛のよだつ狂気。こわやこわや。

何やらYouTubeで2週間無料で観
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.5

スクーターに乗ったエクソシスト姿のラッセルクロウが見れただけで観た甲斐あるってもんだ。

伯爵(2023年製作の映画)

3.8

チリ・クーデターで政権を掌握し、独裁者としてチリに君臨した実在の大統領ピノチェトが、もしドラキュラとして今も生きていたら、、、という設定の風刺的ダークコメディ。

モノクロ作品のため白黒の美しさはもち
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私は世界一幸運よ(2022年製作の映画)

3.0

そういえばブラックスワンで新人ダンサー役やってた人きれいだったなー今どんな作品に出てるんだろーと思って見つけたのがこの作品。相変わらずお綺麗。

自分が我慢すれば丸く収まることってたくさんあるけど、そ
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幸福な結婚記念日(1962年製作の映画)

4.2

ある夫婦の結婚記念日を描いたショートフィルム。
ご馳走を用意して家で待つ妻と、ワインやお花の調達へ車を走らせる夫。
次から次へと街のトラブルに巻き込まれる夫は、果たしてディナーの時間に間に合うのか!?
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At the terrace テラスにて(2016年製作の映画)

4.2

とある豪邸のテラスにて繰り広げられる富裕層による会話劇。奇妙な会話で迎える予想外な展開に目が離せなかった!

日本人特有の独特な空気感、これを楽しめるのもまた日本人ならではなのかな。なんだか邦画の新た
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赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

3.8

旧ソ連領であったウクライナの人為的大飢饉を告発した英国記者ガレス・ジョーンズは、世界規模で隠蔽されたジェノサイドを暴いたことにより僅か29歳でその人生の幕を閉じることになる。

あれから約90年、現在
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

3.0

この雰囲気にシェイクスピアの古典的なセリフはあまり合わない気がしたので、そこまで新解釈として昇華してほしかったな。

主演の2人が美し過ぎただけに、パーティーシーンとか銃撃戦のチープなカオスが足を引っ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.8

ポリコレに毒された現代のアメリカでは、黒人の物語を白人の免罪符として消費されがちである。その社会現象に一石を投じる(?)べく、黒人作家の主人公が"白人の求める黒人"をあえて描いた小説で賞賛を得る、とい>>続きを読む

シックス・センス(1999年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

死んだ人が見える、という少年コールのカウンセラーである精神科医のマルコム。治療の中で、自分自身の真実へと辿り着くが、、、。

単なるホラー作品かと思いきや、ラストは圧巻のどんでん返しと美しい伏線回収技
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雪山の絆(2023年製作の映画)

4.0

ラグビーチームを乗せた小型飛行機がアンデス山脈の奥地に墜落。救助が来るまで極限状態でのサバイバル生活が始まる、、、衝撃の実話。

「生きたい」という気持ちほど強いものはないが、敬虔なクリスチャンである
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レプタイル -蜥蜴-(2023年製作の映画)

3.6

殺人事件の真相を追う中でゆっくりと浮かび上がる黒幕の存在にゾクゾクが止まらなかった。こういうノワール映画好きです。

しかし自分が作中に散りばめられた伏線の回収や含みの部分を一発で理解し切れなかったの
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.3

大阪で特殊詐欺を稼業とするネリと、出所したばかりで役立たずの弟ジョーが、思わぬ大金を手にして逃亡を試みるが、、、

序盤の西成エキストラと安藤サクラが絡むあたりは、ウシジマくん初めて読んだ時みたいな感
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ホステル(2005年製作の映画)

3.0

控えめスプラッター
絶望感も控えめなので曲が浮いてる

Curve(原題)(2016年製作の映画)

3.0

短編ホラー。
小学生の頃、山田悠介の本を読んでいた時の非日常的なワクワク感があった。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

ちょっとちょっと!
これ、続きはどこで見れんのよ!?!?

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

全ての物事は、ある側面においては美しく、ある側面においては哀れに映り、それらひっくるめてこの世の全てが「Poor Things」なんだよと揶揄されているような、非常にヨルゴスランティモスらしいブラック>>続きを読む

アレックス(2002年製作の映画)

3.4

去年の暮れに「VORTEX」を観てギャスパーノエの撮影技法に感動し、鬱映画としてよく話題になる本作に挑戦。

時系列がすべて逆でエンドロールから始まりオープニングで終わるという、今回もやってくれました
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私の少女(2014年製作の映画)

3.6

移民の不法滞在、違法雇用、児童虐待、同性愛などなど、日本の課題でもある社会問題が盛りだくさんなお話でしたが、子役の素晴らしい怪演に全部持っていかれました。
すごすぎるこの子役。次作にも期待!

永い言い訳(2016年製作の映画)

3.8

恋人でも友だちでも、愛している人に対して、その関係性に甘んじて適当な態度を取ってしまうことが誰にでもあると思う。

愛する人とは良くも悪くも他人であり、自分次第で大切に抱きしめることもできれば、冷徹に
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PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)

3.0

ミュンヒハウゼン症候群とは他者の関心や同情を引くために故意に病気を装う人のことを指すが、恐らくこの男性はそれ。しかし自分自身を傷付けるのではなく、身内やペットを陥れるのは甚だ不愉快である。

作品とし
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.6

多様性と謳いながら無意識下の同調圧力を図る世の中へのアンチテーゼ。

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