おとじさんの映画レビュー・感想・評価

おとじ

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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

4.0

めくるめくエロス!カルト宗教がモチーフだけど、突き詰めれば孤島に置かれた男二人と女一人の、文字通り裸の人間劇。でもそんな裸になったビリーバーたちが、たどり着いた場所こそ、彼らにとってのほんとうの「宗教>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.7

観終わって、ネガティブな意味じゃなくクリープハイプの長い長いMVを観たような気持ちになった。彼女と彼と生クリームのケーキたち。世界に一つとない、ふつうの日常。ジャームッシュの映画にリアルタイムで触れて>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.5

ドラマらしいドラマはなく、タペストリーを織るように会話だけでものがたりが進んでいく。日本版「恋人たちのディスタンス」シリーズみたい。会話だけで2時間退屈させない脚本はさすが。美男美女カップル過ぎて、良>>続きを読む

【推しの子】Mother and Children(2023年製作の映画)

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お正月休みで時間もあるし、紅白のYOASOBIのステージがすごく良かったので!原作をまったく知らない私には、1話から怒涛の展開で、最終話まで一気に楽しめました。エンディングテーマの女王蜂もいいですね。

BTS: Yet To Come in Cinemas(2023年製作の映画)

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初めて彼らのパフォーマンスをちゃんと観たのが、WOWOWで放送されたグラミー賞2019。最初は「緑の髪のきれいな子」に目が惹きつけられて、彼らの歌とダンスに、アジアにもこんなアーティストが生まれたんだ>>続きを読む

Ribbon(2021年製作の映画)

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スクリーンの中に描かれたコロナ禍の美大生女子の日常が嫌味なく等身大で、きっとヒロインののんちゃんと同世代の女性スタッフがつくっているんだろうと思っていたら、ご本人自ら監督、脚本、編集を手掛けていたと知>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.4

聴覚障がいを持つ親のもとで育った子どもをCODAと呼ぶことを初めて知った。10代の娘に頼り、障がい者として自立しようとしない両親と、彼らに深い愛情を注ぎながらも、自身の歌の才能が目覚めるにつれ、そんな>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

マルチバースをモチーフにした大きな話のようで、実は母と娘、夫と妻等、人と人との関係性を描いた小さくてシンプルなものがたり。確定申告
ちゃんとやらなきゃ!

生きちゃった(2020年製作の映画)

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大島優子さんは、こういう微妙な感じの女性を演じたら、同世代の俳優さんの中ではトップクラスの存在感では。

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

4.0

コロナ禍という時流をリアルに切り取った秀作。その「リアル」を体現したのが出演する役者さんたちの演技。オダギリジョーさんなんて、登場時間は短いのに、私の脳内では尾野真千子さんに負けないくらい爪痕を残して>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

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主演と監督の存在だけで、私の中ではかなりの期待値。が、残念ながら大満足には至らなかった。前半からなんとなくラストが想像できたし、障がい者が都合よく記号として描かれていたようで。でも世の中にあふれる映画>>続きを読む

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.0

「真実」って、光の当て具合によってどうにでも見える、というか決して一つじゃないんだな、ということがよくわかる。ましてや「正義」なんて十人十色。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.3

「階層」というガラスのドールハウスに縛られた女の子たちの息苦しさが、切々と伝わってくる秀作。マカロン、タクシー、自転車、ジャムの瓶……日常の何気ないシーン一つ一つが語る、彼女たちの過去と今、そしてこれ>>続きを読む

青葉家のテーブル(2021年製作の映画)

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うーん……。テーマも人物もエピソードも的を絞れずに分散してしまった感じで、観終わった後、何も残らなかった。西田尚美さんも市川実和子さんも魅力ある俳優さんだけに惜しい。

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