「自分の弱さ」に共感できる作品でした。
吃音に悩み、先生方の「優しさ」も方向違いで苦しんでいた志乃や、歌が好きなのに下手な加代、そして人を笑わせようとしても距離感やいじり方が下手なせいで周りを傷つけて>>続きを読む
小劇場映画の希望でした。
少ない予算でも「冒頭30分のワンカットでの伏線」「内容や世界観の反転」そして「壮大なネタバラシ」という工夫で社会現象的な人気をもたらしていました。
シリアスそうな作品の裏では>>続きを読む
当時20代前半の若手監督が作ったとは思えないほど「生きていくこと」のもどかしさが表れた作品だった。
希望を失い生きる意味を感じられない儚さや、一縷の希望と繋がれた時のわずかな光、それらが色としても綺麗>>続きを読む
「純粋」もいきすぎると最早狂気であり凶器でもあるような作品でした。
「姫」へ対する想いや理想が肥大化していくことで幻想を理想のままにせず現実へと変えてしまう怖さを感じさせ、その「怖さ」がとても見応えの>>続きを読む
すごく好きな作品でした。
人生が上手くいかなかった自分に自我をある種もてなくなって、周りとの会話をする際についつい嘘を重ねて正男(津田寛治さん)が、嘘をバレそうになることで行き場をなくしていき、そこで>>続きを読む
"孤独"な世界観が統一されていて、登場する人物(幽霊)にきちんとバックグラウンドがあるので、感情移入しやすくみていて気持ちがわかる・伝わるシーンが多かったです。
ワケあり物件の浄化というストーリーの導>>続きを読む
福田監督作品としては純粋なギャグ要素みたいなものは薄かったものの、その代わりメッセージ性がきちんと描かれており感動できる作品でした。好きな人にどれだけ思い出を作ってもそれを忘れられてしまう切なさは想像>>続きを読む
テーマとして目を向けられることが少ないリアルな闇の深い部分を丁寧に描いていて、"万引き"等は立派な犯罪で擁護されるべきことではないが、そうしないと生きていけないくらい苦しむ"家族"そのもののことまで否>>続きを読む
表現等誇張している部分があるものの、テーマとしては多くの人がたどり着くであろう老後の問題に触れていて笑えるはずなのに笑い事じゃない切実な感じがかえって心に残る作品でした。
お互いに夢や希望を諦めた女子高生とおじさんの近いようで遠い二人の関係性が近づきたいのに近づかないもどかしさが魅力的でした。
大好き。
詩的な語りかけも魅力的だし、映画館でこそ観たい音的にも映像的にも美が詰まった作品でした。
恋心を深掘りした作品で、「好き」って何だろうって考えさせられる作品で観た後の感想も異なるだろうし、それを鑑賞後に語り合うのも魅力的な作品でした。
一人一人で見たら四捨五入すれば詐欺師のような人たちだったにも関わらず、逆に自分の感情に素直で不器用で曲げない部分が人間味があって個性的で魅力的に思えました。
トピックこそ薙刀となかなかないものを取り扱っているものの、内容としてはわかりやすくて感情移入しやすく観やすい作品でした。