これが米国にとっての原爆観なのかという虚しさ、悔しさ、悲しみ、怒り。私には作品と切り離して考えることは到底できないので評価は差し控えます。
期待していたドラマ性よりファンタジー性があまりに勝ってしまった。これは作品ではなく私の鑑賞姿勢の問題。
強い憤りを覚えます。これでは原作を読んだ者は納得しないし、未読の者はなんのこっちゃさっぱりでしょう。上映時間108分の時点で危惧はしていましたが、淡白なストーリーを画ヂカラでなんとか誤魔化そうとしてい>>続きを読む
こうした良質な作品に触れる度、ネットフリックス様に毎月献金しててよかったと思える(n回目)
人は皆それぞれ痛みを抱えて生きている、そんな大切なことを忘れかけていた自分を恥じた。
星空を眺める度にこの作品を観た後の温かな気持ちを思い出せると思うと、深くて永い夜も決して悪くはない。
共感なのか同情なのか分からないけれど、心の奥底にグサリと刺さったものが抜けないまま年を越すことになりそうだ。作品の美しい余白にしばらく思いを馳せながら、変わり映えの無い毎日を愛でていきたい。
実は最も真っ直ぐ「リアルワールド」と向き合っていたのはイーニドという事実。社会に居場所を感じられなくなった時、また観たい。
何も、何も、何も分かっていなかった自分を深く恥じた。いや、永遠に理解なんて出来ないものなのかもしれない。でも、今よりちょっとだけ他人を愛していける気がした。
作品としての評価はスコアの通りであるが、大変好みで魅力的であった喫茶店が広島ではなく東京のお店だと知った時の悲しみの大きさを僕は数値化できない。
この作品を語る上で、駿の集大成だとかこれまでのジブリ作品への特別な思い入れだとかは一旦切り離して考える必要がある。(まったくもって訳が分かりませんでした解散)
劇場で映画を観ることの楽しさを、改めて感じられるような作品だった。次作が公開されるまで何度も何度も観ちゃうんだろうな。
4DXでの鑑賞。限界地方民、TDSに行きたい欲を満たしたいというやや不純な動機での鑑賞であったが、これまた噂通りの最高素敵体験だった。135分のシーライダーは初夏にぴったりの気持ち良さではあったが、ビ>>続きを読む
「起」での自分自身の誤解こそが怪物。「結」で感じたその思いをこの先もずっと忘れないでいたい、人間として生きるために。
鑑賞してひと月ほど経過した今でもレビューを書くことができない。今の自分には共感したなんて口が滑っても言えない、まずは理解から始めていきたい。
今の自分にとってこの作品の主題はあまりにもセンシティブで、観ていて痛みの伴う瞬間や目を背けたくなる場面が幾度も訪れたが、鑑賞後のこの晴れやかな気持ちはなんだろう。登場人物たちのエゴに救われたのは私の方>>続きを読む
なんてハイカロリーな映画なんだ…今作は心技体の一致を以ってしないと楽しむことはできないだろう。だがしかし、その長い道の末辿り着いた先には、映画を愛する者にとって必ず心をグッと掴まれる10分間が待ってい>>続きを読む
16mmフィルムに照らし出されたケイコの世界はとてもとても暖かかった。信頼ある者との対話に言葉は要らないのだろう、あえて字幕のなかった幾つかのシーンに印象がより強く残った。気付くと目を澄ませていたのは>>続きを読む
一人ひとりの丁寧な人物描写によって全員主役といった印象を受けた原作版とは対照的に、映画版は城戸中心にストーリーが展開しており、スッと入り込んでくるような感覚があった。言わずもがな、俳優陣の魂のこもった>>続きを読む
著作権が切れようが切れまいが、僕らのクラブのリーダーは永遠にヒーローであり続けると確信した。
たまたまパウルにフォーカスされていただけであって、犠牲になった1700万人一人ひとりにそれぞれのドラマがあったと思うと、戦争に対する猜疑心は増すばかりだ。
評価できる点が何一つ思い当たらないという、ある意味今年を代表する忘れられない作品になりました。優勝っ!
認知症高齢者の尊厳と倫理。医療従事者の私にとっては、日々悩み苦しみながら向き合い続けている永遠のテーマだ。答えのない答えを探す旅、美しい風景も無彩色に見える瞬間もあっただろう。行間を読むことのできる2>>続きを読む
この作品が悪いというより、ここ数年の名作リブートたちが良作続きだった結果、視聴者の「実写化」への舌が肥えすぎちゃったという印象。画としても、アレンジとしても、いまいちパッとしなかった。頼むぞリトルマー>>続きを読む
「そこに息子の意思はあるんか?」と大地真央がずっと私の胸に問いかけ続けていた…
幼い頃から何度も観てきた作品のはずなのに、観る時々によって感じる気持ちやグッとくる瞬間が異なるのはどうしてなのだろう。トトロは自分の心を映す鏡なのかもしれない。
それぞれの形がある5つの夜。大切な人たちが今どんな「夜」を過ごしているのか思いを馳せた。その夜はいつもより少しだけ気持ちよく眠れた気がした。
術前後の表情変化に泣けてしまった…「らしさ」と期待の狭間でずっとずっともがき苦しんできたのだろうな…
この作品が一定の評価を得ているという事実を鑑みるに、自分の感性はまだまだ未熟なのだろう…
色遣い・世界観・音楽・キャラデザ・風景・フォント、全てに爽やかな質感があって、夏っぽさを求めていた自分の中のギャルマインドも大満足な作品でした。ハロウィンはシェフ・ルイのコスプレしてTDSに行きたい…
「疾患」の伴う作品は美談になりがちだけど、今作のオトシ方は大変好みだった。治癒ではなく共有…
圧倒的なビジュアル、パキッとした色使い、鮮烈に記憶に残るシーンが多かった。サントラのほとんどの楽曲を菅野よう子が手掛けてるってのも嬉しいポイント。
ド直球アクション作品にそこまで求めるのはナンセンスかもしれないが、もう少しストーリーに深みが欲しかったな…