マイノリティの生きづらさを考えさせられる映画。
そういう作品って大抵、マイノリティ側の目線から入るけど
この映画はマイノリティを「異物」と捉える側(稲垣吾郎)の目線で入って、
マイノリティ側(新垣結>>続きを読む
前半はラブドール職人という主人公の秘密、
途中に少し垣間見えるラブドール作りの奥深さ、
後半は妻が「言えなかったこと」への興味、
終盤は妻の秘密をきっかけに変わる夫婦関係。
展開がはっきりしていて>>続きを読む
前作に劣らずおもしろかった。
前作が良かっただけにどうしても比べてしまうけど
ストーリー展開の「まさか」感は前作の方の方が優っていたし
今回はデジタル上の操作が
「いま何のツールで何してるの?」と混乱>>続きを読む
少女と出会って少しずつ人間らしさが見える
レオンのキャラクターが可愛らしい。
子どもの頃見た当時、
ゲイリー・オールドマンのような「冷静に、かつ楽しみながら人を殺す」系の悪役に馴染みがなくて
とても>>続きを読む
年末が近づいてきたので久しぶりに鑑賞。
見栄や成り行きから出た嘘がきっかけで
展開が広がっていく、
しかもそれぞれが絡み合っていく
ザ・三谷ワールド。
幸せってほど大層なものじゃないけど、
登場人>>続きを読む
息を吐くように嘘をつく詐欺師と、ジョークも言えない刑事の心理戦。
詐欺師としては完璧なのに
内面は子どもで親離れできてないところが
憎めないし、人間味があっていいキャラしてた。
1つの舞台を見たような満足感。
ワンカットだけど
次々と展開が広がるおかげで
たるさが出ず、飽きることなく見れた。
100分という長さもちょうどいい。
飽きさせないためか
どうしてもセリフ喋りっぱ>>続きを読む
坂元さん脚本ということで期待して鑑賞。
被害者が殺される直前、何の脈略もなく過去の罪をさらっと告白する違和感から始まり
その後も、ラブコメ面でもサスペンス面でもご都合主義が目についてしまった。
ヒ>>続きを読む
耳の聞こえない父親が
娘の歌を音以外で感じ取ろうとする場面が印象的。
娘も家族たちに“歌”を伝えようとする。
歌のおかげで、それまでよりも互いに分かり合おうとできたんじゃないかと思う。
ただ、娘の都>>続きを読む
《映像》
人物を直接カメラで映さず、PC画面やビデオ通話の映像越しに見せる手法がおもしろかった。
主人公の感情を表現するのが難しそう、と思ったけどうまくカバーしていた。
むしろ、一度送信しかけた言葉>>続きを読む
タイトル通り、本当に愛がむき出しになっている映画。
途中までは主人公の変態趣味に鼻で笑ってしまうけど
宗教で変わっていく段階が、渦に巻き込まれていくような不穏さがある。
グロいシーンもあるけど
血>>続きを読む
兄弟でもわからないことはある。
何を考えているかわからない兄を香川照之が絶妙な演技で演じる。安定感。
ミスリードが多くて
正直、真相に何じゃそりゃ!となってしまったけど
おもしろかった。
「私をくいとめて」がおもしろかったので
同じ監督×原作者ということで鑑賞。
主人公がなかなかの拗らせ具合で、現実を突きつけられたとき
うわあぁぁ…と胸がぎゅっとなった。
登場人物誰も好きになれない>>続きを読む
ネットの匿名の情報って本当に当てにならないと思い知らされる。
それでも多数派の声が真実のように広がる怖さ。
登場人物全員が自分のことしか考えないのもリアルに感じた。
早送りはできても巻き戻しはできない。
「世にも奇妙な物語」「週刊ストーリーランド」の謎の老婆シリーズのような設定に
どうなるのかワクワクする。
特段大きな出来事も波風すらなく。
ゆるく見れる映画は好きだけど、この映画は特に何も残らなかった印象。
広瀬すずの役、もう少し人間味がほしかった。
構成がおもしろかった。
観ている側は犯人はわかっているけどトリックは知らされない。
「え、なんでアリバイばっちり??」と。
堤真一の、崇拝にも近い恋が切ない。
わかりやすいライバル、わかりやすい問題提起。
ストーリも単純で音楽もそこまで…だけど
ほっこりした。
ジョン・トラボルタ演じるお母さんが可愛らしい。
クリストファー・ウォーケンとの夫婦の組み合わせに和>>続きを読む
おもしろかった。
最初の方のシーン、そういうことかな?と読めてはしまうけど。
嫌いなところごと、その人を受け入れるのが本当の恋なんだろうなあと感じる映画。
どんでん返しもの。
過去の事件映像が生々しくて、犯人を突き止めたくて
人生を賭けた気持ちに共感する。
テーマ、監督、前評判が良かったので鑑賞。
期待値を上げすぎだかもしれない。
途中退屈さがあって眠くなってしまった。
主人公の子供たちに起こる出来事、主人公の親友の恋もあって
飽きることなく観ることができた。
ただ、17歳に若返った主人公の内面の中年臭さがほとんど描かれず
「若返ったおじさん」というより、ただの「イ>>続きを読む
夫は一体何者だったのか。
その謎に序盤から引き込まれて、榎本明や安藤サクラの演技で一気に抜け出せなくなる。
他人になることでしか生きられなかった夫の人生に
メッセージ性も感じる。
トランスジェンダーの主人公に徐々にと母性が芽生えていく様子、
描き方と表情の演技がよかった。
音楽の魅力に取り込まれていく主人公、
何が彼をそうさせるのか感情移入できる要素がなくて
個人的には好きではなかった。
人間界に慣れてない死神の言動に可愛らしさを感じる。
特にピーナッツバターを無邪気に舐めるシーンは
ブラピのビジュアルも相まって。
恋愛だけでなく、最後スカッとする痛快なシーンもあり。
いびつな“家族”の生活。
最初はただの貧乏な、万引きで生活してる家族かと思ったら…。
安藤サクラの演技、この映画は特に好き。
中年女性の、特段大きな出来事が起こるわけではない
日常のゆるい雰囲気は個人的に好きだった。
階級が違うもの同士の恋、というシチュエーション自体はあるあるのはずなのに
2人が恋に落ちていく様子にドキドキする。
そこからの船沈没の焦燥感と悲しみ。
愛し合う2人の結末が悲しければ悲しいほど美しくな>>続きを読む
基本的にアニメは苦手なのに映画館で2回観てしまった。
食わず嫌いは良くないなと。
入れ替わりものはよくあるけど
そこに守りたいもの、やるべきことが加わって飽きさせない。
単純な恋愛ものとは違う見所があ>>続きを読む
母性とは一体何か?母親には必ず芽生えるものなのか。
既婚者か、子供がいるか…観る人の環境によって考えさせられる所がある。
あと俳優陣が魅力的。
高畑淳子が凄まじかった…嫌なおばさん役させると強い。>>続きを読む
新海監督作品で初めて見た君の名は。の衝撃もあり鑑賞。
猫が喋る、呪いで椅子になるといった
ファンタジー色が強めで、個人的に好みではなかった。
3.11等の現実の災害と、非現実的なファンタジー要素の組>>続きを読む
坂元さんの作品は恋愛もの、友情もの、ゆるい刑事ものと見てきたけど
そのイメージとはがらっと違っていて
是枝色が強いのかな?と思った。
登場人物の視点によって、物事の見え方が変わる構成にぞわぞわした。
クリストファー・ノーラン作品の中でまだ理解しやすい方だと思う。
あれとこれが繋がってたのね!と。
「時間」に対しての固定概念を捨てて観る映画。