MasanoriSuzukiさんの映画レビュー・感想・評価

MasanoriSuzuki

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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

大画面に映えるような派手なスペクタクルシーンとかは皆無な静かな映画だったけど、自分の中に沸る怒りの感情と必死で戦う「スリービルボード」のエモーショナルな主人公とはまた全く違う、寡黙な中に豊かな感受性を>>続きを読む

5時から7時の恋人カンケイ(2014年製作の映画)

3.8

アマプラで物色して偶然目に止まった映画『5時から7時の恋人カンケイ』が思いのほか好みの良品でした。

ニューヨークを舞台に、駆け出し作家のアメリカ人青年ブライアンと彼より9歳年上の美しいフラ
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メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

3.9

数々の名曲、ヒット・ナンバーを世に送り出してきたモータウン・レーベルと、その最初の拠点になったデトロイトのスタジオ、ヒッツヴィルUSAの歴史を貴重な証言や映像で紐解いたドキュメンタリー。>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

3.9

男尊女卑の激しい20世紀の韓国の日常。感情のゲージが振り切れるようなしんどい出来事が重なる少女の毎日をそっと寄り添うように静かな目線で捉えていて、ケレン味たっぷりなあの『パラサイト』よ>>続きを読む

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.7

NY育ちの青年ギャツビーと2人の女の子とそれを取り巻く大人たちの恋のから騒ぎ。でも僕が一番印象的だったのは、ギャツビーの母親がご主人との馴れ初めにまつわる秘密を彼に初めて告げるシ>>続きを読む

ロッジ 白い惨劇(2019年製作の映画)

3.5

突然の大音量やいつのまにか奴が後ろに的なこけおどし演出に頼らず、真綿で首を締めるように観る者を息苦しくさせていく静かな恐怖演出が好みのタイプ。怖がらす映画は好きだけど驚かすだけの映>>続きを読む

オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.6

同じくNetflixオリジナルのアクション作品『タイラー・レイク -命の奪還-』と比べてしまうと、アクションシーンの独創性で一歩劣るかな。でも映画としてのクオリティはとても高く、充分楽しめました。タイ>>続きを読む

ブレスラウの凶禍(2018年製作の映画)

3.7

ポーランド版『セヴン』というよりポーランド版『SAW』かな。省略が過ぎる部分もあるし犯人は無双すぎるし字幕も酷いけど、グロテスクサスペンスとしてなかなか楽しめました。

ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)

4.0

ネトフリオリジナル映画「ザ・ファイブ・ブラッズ」。映画会社各社に企画を持ち込んで全て断られ、最後にNetflixでやっと制作が叶えられたという、スパイク・リー監督最新作。
戦争のたび
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ミュンヘン(2005年製作の映画)

4.2

硬派なスピルバーグ作品が好きです。ミュンヘン、シンドラーのリスト、プライベートライアン。なかでも本作がフェイバリット。

ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷(2019年製作の映画)

2.8

イーライ・ロス絡みで一番ガッカリしたかも。怖くなかったしつまらなかった😓

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.2

‪池袋のIMAXで観た「1917」。史実かエンターテインメントかなんて線引きどうでもいいし、そもそもサムメンデス監督も爺様から聞いた第一次大戦出兵のエピソードを参考にしたとは言ってても、実話を忠実に再>>続きを読む

栄光のル・マン(1971年製作の映画)

4.2

フォードvsフェラーリでルマン24時間耐久レースに興味持った人にぜひ観てほしい、レースムービーの名作。
クライマックスはもちろん死と隣り合わせのレースシーンで、実際のフランス・ルマンレースにカメラを持
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戦時下 女性たちは動いた (1914-1918)(2014年製作の映画)

4.0

ピーター・ジャクソン監督「彼らは生きていた」をロードショーで観た後、たまたまネトフリで見つけた、同じコンセプトのフランス版ドキュメンタリー。

前者は年端もいかないイギリスの若者たちが前線に送り込まれ
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アントラム 史上最も呪われた映画(2018年製作の映画)

2.5

ヘレディタリー継承もUSも不気味なだけで大して恐くなかったし、ゴーストランドの惨劇もオーヴァーロードもラストがイマイチぬるかったし、本作は世界一の呪われた映画だっていうからどれだけガチで恐がらせてくれ>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

2年続けて実話映画化のオスカーは難しいのかな。その資格は十分な一本だと思うけど。クリスチャン・ベイルの演技も素晴らしかったし、ジョジョラビットのスカヨハ同様、スクリーンからのさり気ない立ち去り方が逆に>>続きを読む

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