Uutaさんの映画レビュー・感想・評価

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辰巳(2023年製作の映画)

4.1

僕は映画を観る時は、ストーリーを追ってしまいます。しかしながら、本作は人を追って、人に見入ってしまう作品でした。それぐらい、役者さんの演技が、観客を惹きつけるものでした。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.8

どこにでもありそうな自然な会話、対話なのに、その会話に惹きつけるられる作品でした。
今泉力哉監督の「街の上で」の会話にも感じた感覚でした。
最後はなんなんだろう。

blank13(2017年製作の映画)

4.4

短い作品ですが、笑いと感動か絶妙で面白い作品でした。
リリーフランキーさんはもちろん、みなさん役がぴったりハマっていました。

怪物(2023年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

「自分が目撃したり、聞いたことが、その事象の全てではない」ということを突きつけられる映画でした。
人間は無意識に自分が目撃したものが正であり、その情報から判断して、自分の正義感、価値観を元に行動を決め
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カランコエの花(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画はラストまで、本人の気持ちは描かれないまま進行していく。周りの生徒と先生が、善悪は別として、その生徒の事やLGBTQを必要以上に大きな事として騒ぎ立てる(自分の学生時代も、良かれと思ってやっている>>続きを読む

少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

好きな人を見つめる横顔が素敵でした。

茶飲友達(2022年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

「正しいこと、ルール内のものが幸せとは限らない」。ルールから取りこぼされた人たちの物語からそのテーマを描く作品でした。万引き家族にもテーマは通じていると思いました。
この映画は、正しいことも、正しくな
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愛してる!(2022年製作の映画)

4.0

SM、プロレス、アイドルの3つに共通するおもしろさは、
「そのキャラクターを演じている要素」と「でも、それは本当の感情でもあるという要素」の本来共存しないはずのものが、表裏一体で共存しているという点か
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空白(2021年製作の映画)

4.6

空白
だれも正解がわからない、正解がないその空白を多面的視点で描くことによって、それがわずかに輪郭をもつ
救いようがないストーリーであり、わずかに何か救いがある
あの絵の雲はそれを表現してるのかなと思
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香川1区(2021年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

大丈夫しか言えないというお母さんの言葉
49%の想いを引き受ける政治
アンチの話も真摯に聴くのがお父さん
いろんな印象的な場面があった

もちろんこのドキュメンタリー自体が100%中立的に香川1区を描
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.3

好きっていいなと思える作品でした。
何かを好きっていうことは純粋にそれ自体が素敵なことだなと

街の上で(2019年製作の映画)

4.3

人の話を聴くのってこんなに楽しいんだと思うような映画でした。
普段の生活で人の機微もっと観察したくなりました。

14歳の栞(2021年製作の映画)

4.5

何回も見返したくなる映画でした。

何かが起きる映画ではないけど、生徒それぞれにとっては毎日何かが起きてて、変化している。

生徒の発する言葉が、拙くも、すごく印象的で、時々笑える。

とんでもなくい
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.1

立場や生い立ちが違っても、悩みや生き方の本質的な部分は似ている
あの人はあの人と思ってしまいがちだけど、実は悩みは似ているのではないかと、悩みを抽象化し、他者の視点を持って生きるのは大事なことだなと思
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

大泉洋演じる速水は、雑誌だけでなく、組織、人、世界を編集する編集者。
松岡茉優演じる高野は速水と関わりながら成長し、速水に編集された人物の1人だった。
その速水に最後はどんでん返しされるという
「自分
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.8

損得勘定。

レールから外れた人の中にもレールに乗ってる人の中にも、損得勘定を超えて生きることのできる人間がいる。
そこに、素晴らしき世界への可能性を感じる映画でした。

レールから外れた人の方がまと
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