僕は映画を観る時は、ストーリーを追ってしまいます。しかしながら、本作は人を追って、人に見入ってしまう作品でした。それぐらい、役者さんの演技が、観客を惹きつけるものでした。
どこにでもありそうな自然な会話、対話なのに、その会話に惹きつけるられる作品でした。
今泉力哉監督の「街の上で」の会話にも感じた感覚でした。
最後はなんなんだろう。
短い作品ですが、笑いと感動か絶妙で面白い作品でした。
リリーフランキーさんはもちろん、みなさん役がぴったりハマっていました。
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「自分が目撃したり、聞いたことが、その事象の全てではない」ということを突きつけられる映画でした。
人間は無意識に自分が目撃したものが正であり、その情報から判断して、自分の正義感、価値観を元に行動を決め>>続きを読む
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映画はラストまで、本人の気持ちは描かれないまま進行していく。周りの生徒と先生が、善悪は別として、その生徒の事やLGBTQを必要以上に大きな事として騒ぎ立てる(自分の学生時代も、良かれと思ってやっている>>続きを読む
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「正しいこと、ルール内のものが幸せとは限らない」。ルールから取りこぼされた人たちの物語からそのテーマを描く作品でした。万引き家族にもテーマは通じていると思いました。
この映画は、正しいことも、正しくな>>続きを読む
SM、プロレス、アイドルの3つに共通するおもしろさは、
「そのキャラクターを演じている要素」と「でも、それは本当の感情でもあるという要素」の本来共存しないはずのものが、表裏一体で共存しているという点か>>続きを読む
空白
だれも正解がわからない、正解がないその空白を多面的視点で描くことによって、それがわずかに輪郭をもつ
救いようがないストーリーであり、わずかに何か救いがある
あの絵の雲はそれを表現してるのかなと思>>続きを読む
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大丈夫しか言えないというお母さんの言葉
49%の想いを引き受ける政治
アンチの話も真摯に聴くのがお父さん
いろんな印象的な場面があった
もちろんこのドキュメンタリー自体が100%中立的に香川1区を描>>続きを読む
好きっていいなと思える作品でした。
何かを好きっていうことは純粋にそれ自体が素敵なことだなと
人の話を聴くのってこんなに楽しいんだと思うような映画でした。
普段の生活で人の機微もっと観察したくなりました。
何回も見返したくなる映画でした。
何かが起きる映画ではないけど、生徒それぞれにとっては毎日何かが起きてて、変化している。
生徒の発する言葉が、拙くも、すごく印象的で、時々笑える。
とんでもなくい>>続きを読む
立場や生い立ちが違っても、悩みや生き方の本質的な部分は似ている
あの人はあの人と思ってしまいがちだけど、実は悩みは似ているのではないかと、悩みを抽象化し、他者の視点を持って生きるのは大事なことだなと思>>続きを読む
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大泉洋演じる速水は、雑誌だけでなく、組織、人、世界を編集する編集者。
松岡茉優演じる高野は速水と関わりながら成長し、速水に編集された人物の1人だった。
その速水に最後はどんでん返しされるという
「自分>>続きを読む
損得勘定。
レールから外れた人の中にもレールに乗ってる人の中にも、損得勘定を超えて生きることのできる人間がいる。
そこに、素晴らしき世界への可能性を感じる映画でした。
レールから外れた人の方がまと>>続きを読む