ピノさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版(2022年製作の映画)

3.7

推理サスペンスというより、悲しい過去を背負ったある2つの家族の悲劇を描いた切ない物語だった。
ところどころ無理がある展開があったけど予想外の結末となったので満足。
瀬戸内海の孤島、魔犬の悲しい伝説、大
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

自然界には善悪がない。
全てが生きるための知恵なんだ。
最後のどんでん返しでこの本当の意味を初めて思い知らされる。衝撃のラスト。。

月日を重ねた純愛は君に読む物語を思い出す。描いたイラストが評価され
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

現代の困難さの象徴

怪物はいったい何物なのか。形を変えて様々なところに潜んでいる。学校でのいじめ、モンスターペアレンツ、学校による隠蔽、マスコミの行き過ぎた報道、LGBT...。
見る側によって捉え
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.2

なかなか陽の目を見ないある作家の幼少期の忘れられない冒険物語。
貧乏な家に生まれ育ったタケちゃんが自分を誘ってくれたその訳は。。
見栄も打算も何もなく、ただひたすら純粋に友達になれたかけがえのない日々
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.7

ろう者プロボクサーの苦悩の物語。
静かで熱い映画だった。

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

ダイアストレイツで始まり、B.スプリングスティーンで締める♪
80年代POPSの輝きが際立っていた♪

信じてくれてありがとう。
開拓者たちはいつも孤独で尋常ではない苦痛を乗り越えようとする。だからこ
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.6

夫婦の物語。
非情な戦国の世で人の心を失っていく信長と普通の幸せを求める濃姫。
海の向こうへ憧れる想いを唯一共感できる二人が時代の流れに翻弄されていく。
切なかったけど、何故か抑揚がなく平坦な印象を受
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パリタクシー(2022年製作の映画)

4.0

ドライバーと顧客。
全く違う人生を送ってきた2人の人生の軌道が一瞬重なり合い、そこで奇跡を起こす。。
マドレーヌが美しすぎる。
シャルルには不思議な力があり、不器用で何気ない振る舞いと言葉に何度となく
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劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

4.3

今度は助かって。。
ドラマをずっと観てたのでその延長戦くらいに考えてたらとんでもなかった。
最初から最後までハラハラドキドキが止まらない、これぞ映画!というスケールの大きい作品で圧倒されました。
賀来
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バトル・オブ・サブマリン(2022年製作の映画)

3.0

潜水艦映画の中ではかなり地味な映画でした。潜水艦の中の描写が多かったです。極限の緊張感の中で見えない敵との駆け引き、攻防戦を期待してたのですが、そうではなく少し残念でした。。

ホームランが聞こえた夏(2011年製作の映画)

3.9

ろう学校の野球部が1勝を目指して奮闘する物語。感情を押し殺して生きてきた生徒達の心が開かれていき、やがてそれが叫びに変わっていく様は観ていて胸が熱くなりました。コーチのスピーチも感動ものでした。

桜のような僕の恋人(2022年製作の映画)

4.0

なんで気がつけなかった。。
カメラマンを諦めた青年とそれを最初の顧客とする駆け出しの美容師の物語。
松本穂香さんがキラキラに輝いていた⭐️
美容師姿がかっこ良すぎる。
切磋琢磨する素敵なカップルに、な
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黄泉がえり(2002年製作の映画)

4.0

消えないで。。
ファンタジーなのに切なすぎる。
クライマックスの竹内結子さんの演技にはいろいろなことが思い出されて胸が締め付けられました。

好きな人とほんの一瞬でも心が通じ合えれば、その人生は幸せな
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九月の恋と出会うまで(2019年製作の映画)

3.8

不器用な作家志望の男と旅行代理店に勤めるOLの恋愛ファンタジー。

高橋一生さん演じるぎごちないサラリーマンと、無垢な笑顔の川口春奈さんの演技がマッチングした甘酸っぱい関係が、何故か新鮮で心に沁みてし
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守護教師(2018年製作の映画)

3.9

スカッとした!
ついつい拳を握りしめて応援してしまった!

すべてが変わった日(2020年製作の映画)

3.8

たった一つの小さなアクシデントから、平和な生活が一変し狂気の渦に巻き込まれていく。。
社会に潜む闇。中途半端に立ち向かってはいけない。

ずっと緊張感が途絶えない映画でした。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.8

芸術の道を貫き通すには想像以上の犠牲と覚悟が必要だということを子供の頃から心に植え付けられてたんだなぁ。。
そして、こういう家族に囲まれて偉大な監督になっていったんだなーと、しみじみ思いました。。
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湯道(2023年製作の映画)

3.9

いい湯に浸かっているような、じわじわと心温まるいい映画でした。
思わず吹き出してしまうような笑いがあり、ほろりとくる場面もあり、心地よかったです。
水があり薪があって火を起こすだけでいい。そんな自然の
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RRR(2022年製作の映画)

4.5

なんという破壊力!
爽快感というシャワーを全身に浴びているようだった。笑いあり、感動あり、最速ダンスの息もぴったり。
これぞ映画!という作品。
一瞬の間延びもなく、最後まで短距離競走のようなあっという
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アキラとあきら(2022年製作の映画)

4.0

宿命をテーマにライバルと家族の物語を描いた重厚感のある作品でした。小さな幸せを描く様々な場面で目頭が熱くなり、心が震えるシーンが絶えなくて。。
出会いは必然。そんなラストシーンでした。

四月は君の嘘(2016年製作の映画)

3.7

風のように現れた自由奔放なバイオリニストとの出会いをきっかけに再生の物語が始まる。
役柄が皆ピッタリはまっていて心地よかった。中川大志さんの見た目の軽さとは裏腹に所々深い味わいのある、ポロっと出てくる
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余命10年(2022年製作の映画)

4.0

当たり前のように無駄に過ごした今日という日は、ある人にとっては願っても願っても叶えられなかった大切な未来だったんだということを、この映画が教えてくれている気がしました。
小松菜奈さんの遠くを見つめるよ
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非常宣言(2020年製作の映画)

4.0

ヒッチコック監督の映画のように2つの場面が同時進行していく。このハラハラドキドキ感を味わえて興奮。あっという間の2時間半だった。
日本の自衛隊の描き方、韓国国民性の描き方、斬新でいいなと。
ソン・ガン
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ハチとパルマの物語(2020年製作の映画)

3.9

パルマの存在が、父と子が心を通わせるきっかけとなって大切なものに気づかせてくれる。優しい気持ちにさせてくれる映画でした。

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.7

光の有り難みに初めて気付かされた映画でした。お母さんの料理が美味しそうで気になってしょうがなかった。
全体的に予告を観て期待したほどの感動はありませんでしたが、歴代監督、俳優たちが形を変えて現れるシー
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.9

入間みちおの自由奔放でゆったりとした存在感とそれに振り回される人達との掛け合いが滑稽で面白かった。
やりきれないせつなさと哀しさがあり、笑いがありの心地よい感動が得られました。
ドラマとは違った重厚感
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タルサ 俺の天使(2020年製作の映画)

3.8

父が娘に再生させられる、ほのぼのとした物語。途中、展開が遅くだれてしまったけど、予想を裏切らないエンディングで安心して観れました。

サウスポー(2015年製作の映画)

3.9

どん底から這い上がるサクセスストーリーがすんなり受け入れられる、爽快感のある映画でした。
娘と共に立ち直ろうとする再生の物語。
ギレンホールは敵役でしたけど、トレーナー役のフォレスト・ウィテカーも名演
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

4.1

夢をのせて走れ。
ブラックビューティー、戦火の馬、シービスケット、セクレタリアト...と、馬の映画にはめっぽう弱いのに、それに加えてウェールズの山を彷彿させるような田舎の郷土愛溢れる人の素朴な温かさが
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.1

キャストが素晴らしかった。
二宮さんは兵隊さんの役が似合うし、北川景子さんは着物が似合う。顔の表情だけでも感動してしまうキャスト達の演技力は圧巻でした。
人間の尊厳を守るために揺るぎない信念で戦った主
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

3.9

世界で未だに根強く残る差別問題。。
一体どれだけの人達を冤罪のまま死刑にしてきたのか。。
証言者のマイヤーズ役の演技が素晴らしかった。一生かけて十字架を背負っていこうとする苦悩の表情に涙しました。

ビューティフル・レターズ 綴られた言葉(2011年製作の映画)

4.2

人を励ます温かい言葉こそが最高の贈り物。自分のために見返りを求めるのではなく、ただ誰かのためにひたすらに輝く。そう思える人が一人でもそばにいたら幸せなのかもしれない。主人公の美しい歌声に心の震えが止ま>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

人身売買という犯罪の裏に、心に大きな傷を負った愛情深い人間達が関わっていたなんて。
なんちゃって家族なのに、少しずつ互いを認め合うようになり、仲間が生まれたことに感謝する気持ちまで芽生えてくる。。
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